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【JAZZ】 2018.12.08 (Sat)

ミンガス・ビッグバンド~ゴージャスなジャズをクリプレ!

 
ミンガス・ビッグバンド

クリスマス・プレゼントがわりに、ゴージャスなジャズをどうぞ。

ミンガス・ビッグバンド
の第1弾アルバム 『ノスタルジア・イン・タイムズ・スクエア』、1993年。

≪Amazon試聴ページ≫


モダンジャズ黎明期の伝説のベーシスト、チャールズ・ミンガス(1979年没)にあやかって結成。

本来はビッグバンド団員ではないソリストたちが結集した、野性味あふれる粗っぽいアンサンブル。

あっちからこっちから音が飛び出してくる、個性と個性の熱いぶつかり合い。

「反骨の神様」 ミンガスの曲や演奏スタイルを見事に再現してくれます。


有名な(はずの) 『モーニン』 なんか、原曲が分からないくらいの暴れまくりバトル・ロワイヤル!

でも最後には、原曲なんてどうでもよくなるくらい激しく血がたぎり出す!


このたび、本家?ミンガス版の 『モーニン』 が入った 『ブルース&ルーツ』(1960)を買いましたが、

まったく一緒だ。

ミンガスは大編成のビッグバンドでブルースをやりたかったのがよく分かりました。


これまで、代表作 『直立猿人』(1956)の早すぎた 「フリージャズ」 の混沌っぷりや、

モダンジャズの開祖5人が奇跡的に集結した 『ジャズ・アット・マッセイホール』 (1953)の

おざなりオールスター戦から、チャールズ・ミンガスという人にあまりいい印象を持っていなかった。

本棚の古典文学全集、教科書の中の人って感じ。


しかし神様でありながら 「守り」 をよしとせず、攻撃と反骨を貫いたミンガスの生きざま。

その一端を知ったのは、マグナムでズドンとハートを撃ち抜かれるものがありました。


今も活動するミンガス・ビッグバンドも、メンバー流動という宿命があるけど、

初期の迫力と狂乱をぜひ取り戻してほしい。

 
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【このアート!】 2018.12.02 (Sun)

≪このアート!≫書庫もくじ

  ≪美術≫書庫もくじ

  ルーベンス、王の画家にして画家の王
  かわいい『酒を飲むバッカス』(末恐ろしい)
  ルノワールの美少女『イレーヌ嬢』
  
  ぼくの「怖い絵」・・・ドレの神曲
  雨の『運慶』展
  圧巻!『赤ん坊1700人のコラージュ』
  ピカソの陶芸
  バロックの革命児カラヴァッジョ

  ブリューゲルのおしり星人
  光琳の「燕子花」と「紅白梅」
  ウフィツィといえばボッティチェリ
  アンリ・ルソーの 「子ども」 絵
  水墨画の秋

  ソール・バス×Google!!!!
  ウィリアム・モリスはお好き
  ジャクソン・ポロック展
  ジョジョ立ちロダン
  デ・ホーホ・・・明日のフェルメールはきみだ!

  琳派ビッグ・スリー
  酔っぱらいとカンディンスキー
  北斎250歳
  ロートレックと野口久光~仏ポスター展
  阿修羅vsルーヴル

  ジョアン・ミロ展
  ピカソ展とフェルメール展
  『対決-巨匠たちの日本美術』展
  東大寺の四天王
  東大寺法華堂オールスターズ

  新薬師寺の超サイヤ人
  向源寺・官能の菩薩像
  フェルメール『牛乳を注ぐ女』展
  たすけて!小松崎茂
  モネ『日傘の女』
 
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【このアート!】 2018.12.01 (Sat)

かわいい『酒を飲むバッカス』(末恐ろしい)

レーニ『酒を飲むバッカス』

新酒の季節です。

イタリアの画家レーニ作、『酒を飲むバッカス』。1623年。

お酒の神として、酒飲みの代名詞にもなったローマ神バッカス。

大先生は生まれた時から違うぞってところを見せつけてくれます。


ぷくぷく赤ちゃんのラッパ飲みだけでも ものすごいインパクト。

よく見れば、飲んだそばから泉のごとく噴き出すおしっこ。

樽に片ヒジついたポーズも小憎らしいこと。腰を下ろす間もなく酒樽を空けて回ってるんでしょう。

大先生、かなわねえっすよ。


柔らかく上品なタッチと明るくシンプルな背景から、パッと見、ラファエロの絵かと思いました。

レーニはラファエロから100年もあとの人。17世紀はじめ、時代はすでにルネサンスからバロックへ。

カラヴァッジョやルーベンス(蘭)と同年代ながら、古風なラファエロ調を色濃く受け継いだようです。

ほかにもいろんな人の影響を受けているのが分かる。

詳しくは知らなかったけど、何かの作品を上野やプラドで見た記憶があります。


ちなみに本作は独ドレスデン美術館の蔵。レーニが生まれた美食の都ボローニャはもちろんのこと、

ドレスデンのある旧東独ザクセン州でも今年もおいしいワインができたそうです。


・・・今年もはや12月、お酒がおいしいシーズンも最終盤。

年明けから始まる、お酒がおいしい新シーズンも楽しみだな~。

 
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10:27  |  このアート!  |  コメント(1)  |  EDIT  |  上へ↑

【画像一覧】 2018.11.30 (Fri)

2018年11月の画像一覧

2018年11月の画像一覧≫

ぬか漬け・顔つき(自然な彩度加工)
めざせ!米ぬか美人 (ちな♂)


『ギルバート・グレイプ』
ハルストレムの佳品 『ギルバート・グレイプ('93米)』


ドビュッシー『前奏曲集』ミケランジェリ
ドビュッシーの『前奏曲集』聴き比べ(没後100年)


メダカ絵(40)
メダカ&ゴーヤの冬支度

 
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【ぐるめ…?】 2018.11.24 (Sat)

めざせ!米ぬか美人 (ちな♂)

(無料写真素材 写真ACさんより)
ぬか漬け・顔つき(自然な彩度加工)


今年の新米は玄米で買いました。

近所のお米屋さんで精米してもらっています。

ご飯がおいしいのはもちろんですが、「ぬか」もうまい!


酸化しやすいので、フライパンで乾煎りして「炒りぬか」に。このひと手間で持ちが違うらしい。

炒りたてを口いっぱいに頬ばれば、甘くて香ばしくて 「きな粉」 の味そのまんまじゃん!

おかげで水分を持ってかれてパッサパサ。お口の中はタクラマカン砂漠や~。


夜、小腹がすいた時もスプーン1杯で腹持ちがいい!

ローカロリーで栄養豊富。ボクちゃんも米ぬか美人になれるかしらん?


食べる以外にも 「生ごみコンポスト」 に入れたり、重曹と混ぜて食器洗剤や磨き粉にしたり。

ぬか漬けは・・・やっぱりめんどくさいな。

クッキーにしたら消費できるんじゃ、と思っていましたが、そんな面倒しなくても減っていきます。

(クッキーもうまかった。)


糠には残留農薬がより付きやすいので、無農薬米の糠が無難だそうです。

チラッと通りがかったお米屋さんでは、一袋100円もしなかった。これなら1年じゅう手に入る。

美人への道は近い。

 
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【アメリカ映画】 2018.11.18 (Sun)

ハルストレムの佳品 『ギルバート・グレイプ('93米)』

『ギルバート・グレイプ』


 ラッセ・ハルストレム監督 『ギルバート・グレイプ』。1993年アメリカ映画。

 アメリカの小さな田舎町に暮らす青年ギルバート・グレイプ。
 過食症で動けないほど太った母、家を飛び出して音信不通の兄、知的障がいの弟アニー・・・。若いギルバートは残された一家の柱として働き、皆に気を配り、家族に社会に尽くして生きている。

 しかし彼の人柄はどこか偏屈で暗い。

 そこに彼の感情はあるのだろうか? 彼自身の人生はどこにあるのだろうか?
 逃げ出したくはならないのか。田舎町にも押し寄せる大手チェーン店の波に乗ろうとする若者もいる中、彼は動じない、変わらない。傾きかけた地元商店で今日も値札を張り続けている。
 家族ぐるみで知る人妻との不倫が、彼もまた血の通った人間である唯一の証明であるかのよう。当然そんな毎日の繰り返しが続くはずもなく、ついに弟に手を上げ、母の前で 「父の自殺」 という禁句を口にするギルバート。

 それでも、キャンピング・カーで放浪生活を送る女性ベッキーとの出会いが、彼の人生にほのかな明かりを灯すことになる。
 根無し草ゆえ永遠に「よそ者」であり続ける彼女は、手のかかるアニーと自然に打ち解け合い、太った母を笑うこともない。

 原題の 「What's eating ~」 は、「何をイライラしてるの?」 という表現だそうだ。ギルバートを悩ませるのは、母でも弟でも退屈な田舎社会でもないだろう。決して我慢や献身を強いられているわけではないのに、みずから何かを決めつけ、現状に「あきらめ」の根を張る人生・・・。
 喜怒哀楽なく生きた父を 「はじめから死んでいた」 と振り返るギルバートに、「似た人を知っている」 と返すベッキー。自由に見える彼女ですらそうだった。どの国どの社会も違わない。自由の中の呪縛を思った。

 人生と社会を寓話的に描くスウェーデンの名手ハルストレム。その記念すべきハリウッド進出作として大成功を収めた、青春映画の佳品。


 『ギルバート・グレイプ (What's eating Gilbert Grape)』

 監督/ラッセ・ハルストレム
 原作・脚本/ピーター・ヘッジズ
 出演/ジョニー・デップ (ギルバート・グレイプ)
      ジュリエット・ルイス (ベッキー)
      レオナルド・ディカプリオ (アニー・グレイプ)

 
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【クラシック音楽】 2018.11.12 (Mon)

ドビュッシーの『前奏曲集』聴き比べ(没後100年)

ドビュッシー『前奏曲集』ミケランジェリ
(ミケランジェリ全曲盤)

今2018年はドビュッシーの没後100年だそうで、ピアノの 『前奏曲集』 を聴きました。

前後2巻。『亜麻色の髪の乙女』 が一番有名でしょうか。

でもぼくは 『デルフィの舞姫たち』 や 『沈める寺』 のような、もう始めっからホロホロに煮くずれて、

お口の中でふわりと融けていくような曲が好きです。(『亜麻色…』だってそうだけどね。)


わが家にあるのは名演ばかり3枚。

聴き比べというほどでもないけど、簡単に感想をまとめました。(各リンク先はAmazonの試聴ページ)



 ワルター・ギーゼキング 盤は、ドビュッシーのお手本・教科書とも言われてきた名演のひとつ。
 強い自己主張を好むロマン主義的な気風がまだ残る時代に、ドビュッシーの客観性や漂泊感がよく表れていると思う。
 ・・・が、もう古いかな。1953~54年。EMIレーベルとあって音が悪いのも古さに拍車をかける。


 アルトゥーロ・ベネデッティ=ミケランジェリ 盤は期待どおりのストライク! こういう曲をやらせたらさすがうまい。
 名残り惜しげに消えゆく音の波紋。夢幻の森をたゆとう柔らかくも色あざやかなタッチ。湿り気を感じさせるこの時代の録音もちょうどいいあんばい。1978年。
 今はもっぱらこれが愛聴盤です。


 クリスティアン・ツィマーマン は理知的で華も力強さもある大好きなピアニストだけど、この盤はハマらなかった。1991年。
 ギーゼキングとは好対照な、ひとつひとつの音がソリッドに立っていて、感覚的というより建築的。音の構造はとても明確に伝わるので、感傷を抜きにすれば現代の嗜好にマッチしているかもしれない。
 



演奏会でも人気の曲なので、なんだか今年はよく聴いていたイメージ。

CDは・・・これ以上増やすのは何だけど、まだ知られざる決定盤はありますか?

 
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