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【クラシック音楽】 2006.02.13 (Mon)

デルモナコなら、抱かれてもいい


いま気分は、すっかりイタリアーノです。

といっても、トリノ五輪の話じゃありません。

ヘッドホンから流れるBGMは、うるわしのイタリア・オペラ!


曲は 『衣装をつけろ』レオンカヴァルロ作曲のオペラ 『道化師』 からの名曲です。

歌うは伝説の名歌手、マリオ・デル=モナコ

“黄金のトランペット”と呼ばれた、20世紀最高のテノール!


オペラ 『道化師』 は、旅芸人一座を舞台に、嫁さんに捨てられた座長のピエロが、

怒りのあまり凶行におよぶという、実話をもとにしたお話。

代表曲 『衣装をつけろ』 は、まさに出番前、妻の不義を知った主人公が、

「みんな金を払って来てるんだ、嫁の浮気をネタにしてでも笑ってもらえ!」 と歌うものです。   


メロディはそんなに有名じゃないけど、歌詞は壮絶。だから歌い継がれている。

自分は泣きたいのに、客を笑わせなくちゃいけない・・・

芸人の悲しき宿命、涙なくして聴けません。


現代の解釈は、時代の嗜好もあって 「奥さんに逃げられました、エーンエーン」 って感じが多いのだが、

半世紀前のデル・モナコは本気で泣いてる(ような演技)。

バカ男がバカだったばかりに、バカな結末しか選べなかった。


でも、それでもデル=モナコはカッコいいんだ。

たとえて言うなら、『熟年離婚』の渡哲也って感じ。

オレがオレがって家族を引っ張ってきたつもりが、逆にそっぽを向かれてしまった男。

昭和の男の、紙一重のみじめさ。 1mmの不器用が許されない時代に生きている。


・・・こんなんで泣いてるようじゃ、ぼくも古い男なのかな。

でも心は衛星中継のかなた。 がんばれ地元イタリア。日本なんかに負けるな!

 
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