【JAZZ】 2006.04.22 (Sat)
かもめのチック・コリア

現代ジャズ界のリーダーのひとりであるチック・コリア。
カモメが飛ぶレコ・ジャケが印象的な、『リターン・トゥ・フォーエヴァー』は、若き日の代表作のひとつ。
1972年発表。当時としては斬新な、エレクトリック楽器を導入した軽快なサウンド。
“フュージョン”音楽の先駆けになった、歴史的作品だとか。
とまぁ、能書きは抜きにして、休日はこれでくつろぎたい。
3曲目 『What game shall we play today』。
「きょうは何して遊ぼ?」ってところだろうか。
ボサノヴァ風のリズムと、透明感あふれる女性ヴォーカルが、まさに遊ぶように渚を滑空。
たしか何かのCM曲に使われていたような…。
もし頭痛薬なら、すっきりさわやかに効きそう。食パンやインスタント・コーヒーもいい。とにかく朝が似合う。
ただし、今聴くと、正直言ってちょっと古い。
時代がひと回りして逆に新しい、という感覚とも違う。
でも悪くない、大目に見てやろうという程度のズレ加減…。
いや、休日なんだから、音楽も着崩したっていいじゃないか。
以前、『タモリ倶楽部』 でタモリさんが、チック・コリアふうピアノ演奏をマネされていた。
もったいぶって抑揚をつけながら、白鍵だけをポロリンと弾く。
そうそう、分かる分かる!
あまりにマニアックすぎる芸だけど、どこかで誰かが喜んでます。またいつかやってください。
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