【この本!】 2006.06.07 (Wed)
ほんとにあなたはスーパースター?
『ダ・ヴィンチ・コード』 がブームのうちに、何とか読み終えることができました。
といっても、この小説ではありません。実は映画も観ていません。
読んだのは、このお話の基ネタの、さらに基ネタになったキリスト教 “グノーシス派” に関する専門書。
「この世は神の下の平等・均衡なんかじゃない。世界も神も不完全なものだ」 という大胆な考え。
キリスト教初期、イエスを等身大の人間として語ろうとして、すぐさま異端とされたのですが、
タブーへの挑戦は、いつの世もスキャンダラスで刺激的な話題を提供してくれます。
『ダ・ヴィンチ・コード』 しかり、先日解読されたという 『ユダの福音書』 しかり。
そしてもうひとつ、ロック・オペラ映画 『ジーザス・クライスト・スーパースター』 を久々に観ました。
信者からチヤホヤされるイエスに、疑問をぶつけるユダ。
ここでの彼は、『ユダの福音書』 の通り、もっとも熱心で忠実な弟子として描かれています。
と、難しいことは抜きにして、シンガーたちのソウルフルな熱唱は、何度聴いても身震い。
作曲のアンドリュー・ロイド・ウェバーと作詞のティム・ライス、この黄金コンビの出世作であり、
ノーマン・ジュイソン監督の豪腕が光る痛快作。
ユダのヒラヒラ衣装がかっちょいい!
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