【クラシック音楽】 2006.07.02 (Sun)
ブラームス交響曲第1番×5
ブラームスの『交響曲第1番』。
うちにはこのCDが5枚あります。ラフマニノフ『ピアノ協奏曲第2番』の4枚を凌ぐ、堂々第1位。
せっかくなので、ぼくなりの感想をメモ代わりに書きつらねておきます。
“フルトヴェングラーの第九”の二番煎じって感じ。
もっとも今聴きなおすと、20世紀を代表する巨星の演奏は、へたすれば“珍演”の部類に入るかもしれない。
CD解説にあるとおり、メトロノームのように機械的なリズム。
ただ、第2楽章のヴァイオリン・ソロは絶品! 歌ってる。
好みは分かれるだろうが、この人の鋼鉄の統率力は、今どきの指揮者には真似できまい。
たまに「怖いもの見たさ」感覚で聴きたくなる。
とにかく堅実。名人たちの匠の芸、ケチのつけようがない。
ただ、雄大さを楽しみたい第1番は、他の盤と比べると地味すぎ。
ぼくはTV中継で大いに感動。イタリア的な明朗さと、ドイツ的な重厚さが絶妙にマッチ。
とても新鮮。いいタイミングで出会えたエキサイティングな演奏。
ただし同時に、このコンビはベートーヴェンだと頼りないな、と悟ってしまった。
実際、そうだった。
処女航海の意気込みが感じられ、とても力のこもった演奏だ。安心して何度でも聴ける1枚。
日本人とブラームスは相性がいい。何はともあれ、ブラームスで止めておいたのは賢明だ。
…と、好き勝手お許しください。さて、お好きな方、6枚目は何がいいでしょうか…?
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moon |
2019.02.02(土) 11:51 | URL |
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1番も中々です。