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【このアート!】 2006.11.05 (Sun)

たすけて!小松崎茂

 
ぼくは一時期、時代ごとの宇宙図鑑を集めていたことがあります。

昔の図鑑は、未来ロケットや宇宙人のイラストがいい味出しています。


中でも思い入れがあるのが、小さい頃に買ってもらい、今も大事に取ってある 『なぜなに 月と宇宙のふしぎ』

あらためて読み返してその内容にKOされ、図鑑集めを始めるきっかけになった、名著ならぬ迷著です。

小学館・昭和45年発行。


紙面の大半は、前年のアポロ月面着陸を大特集。当時の熱狂が伝わってくる良心的な解説。

ところが途中途中のいたるところで、どえらい方向に針が振りきれます。


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伝説のイラストレーター小松崎茂先生の挿絵を再現してみました。

彼らが襲ってきたら、ちきゅうはたいへんなことになるのだそうです。


一応、これは空想であるとの注意書きがあるのですが、学習図鑑なのに、宇宙人だの怪獣だのってところが挑戦的。

子供の頃、恐いといえば恐くはありましたが、古くさくてバカげているという気も 無きにしもあらず、でした。

ぼくが買ってもらったのは、もっと後の再版本。

すでにアポロ熱は冷め、小松崎ワールドは過去のものになってたもので…。


しかし思えば、昭和45年(1970)前後は、大阪万博やアポロ・フィーバーによって

“科学”に基づく宇宙観が定着する、まさにそのキワ。

当時の社会は、これが子供を喜ばせる、ごく一般的な宇宙の話題だったのかもしれません。


いまネット・オークションでは、3万円もするらしいのでびっくり。

手元にある薄汚れた一冊は、まさかそこまでしないでしょうが、大事に取っておくものです。

実際に火星人が襲ってきたときの参考書にもなりますからね。

 
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