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【このアート!】 2006.11.17 (Fri)

向源寺・官能の菩薩像

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ぼくの心のマドンナが、ついに上京です!

滋賀・渡岸寺観音堂の国宝 『向源寺・十一面観音菩薩立像』!!


しなやかな腰のくびれ。ふくよかな肉づき。端整で慈悲深いその表情。


平安初期の作というから、最澄&空海が“密教”を日本に持ち帰ったちょうどその時期。

なるほど、全部で11の顔を持つその異形は、密教の源流インドの神々みたいです。

それでも絶妙のバランスを保っているので、神秘的な官能美こそあれ、不自然さはみじんも感じさせません。


奈良や京都のような華の都ではなく、琵琶湖北畔の蔵というのも因縁です。

戦国の動乱に呑まれた、お世辞にも豊かとはいえない比叡山の裏庭に、よくこんな女王級の名宝が伝わったものだ。

ふたつの寺の名前が併記されているのも、“向源寺”内に間借りした“渡岸寺観音堂”が所有しているという、

ややこしい事情によるもの。それくらい名もなき清貧の地。

まさに灰かぶりのシンデレラ。戦場のナイチンゲール。歌うは 『聖母たちのララバイ』。


このたび、東京国立博物館の特別展の目玉として出品されたこの像、

寺を離れるのは史上初めてのことなんだとか。(写真は参考として公式HPより拝借)

ぼくはまだ足を運んでいないので、今週来週こそ行かないと。

実はこの春、滋賀まで観にいってきたばかりなので、何だか照れくさい再会になりそうです。


まさか、ぼくを追いかけて・・・? とは申しませんが、この恋が成就するまで、何度でも通うつもりです。

 
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