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【この本!】 2006.12.05 (Tue)

アガサ・クリスティにだまされて

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 アガサ・クリスティの傑作推理小説 『アクロイド殺人事件』 にはやられました。
 ネタバレはタブーなので何も言いません。よろしかったら本屋に直行して、一切の予備知識なしでお読みください。
 映画が有名な 『オリエント急行殺人事件』 も、余計な情報はシャットアウトしてどうぞ。 どちらも名探偵エルキュール・ポワロが大活躍、くらいなら言ってもかまわないでしょう。

 戯曲の2大名作 『ねずみとり』『検察側の証人』 は、ハヤカワ文庫の訳がとても良かった。
 『検察側…』は、殺人容疑で被告にされたヤンキー兄ちゃんの、ツッパってるけどお人好しそうな人柄がうまく伝わってきました。
 これをビリー・ワイルダー監督が 『情婦』 という題で映画化、名作の誉れ高いのですが、ぼくは原作のほうがずっと好き。それだけ思い入れがあって、自分なりのイメージが固まっている証拠でしょう。

 ただ、すでに 『名探偵ホームズ』 と江戸川乱歩作品は読破したのですが、クリスティ作品は中途半端なまま。多作の人なので、今から読みつくすにはちょっとしんどいか・・・。
 アメリカでは、J・D・カーやエラリー・クイーンのようなガチガチの論理トリックものが好まれますが、ぼくは英国のクリスティなどヨーロッパ系の(といっても英仏しか知りませんが・・・)、ドラマ型の作品が好き。だから、同じアメリカでも、都会の孤独感を綴ったコーネル・ウールリッチ(別名ウィリアム・アイリッシュ)には惹かれました。
 同様に、清張より乱歩&横溝派でもあります。

 その中でもクリスティは別格。トリックにもドラマにも優れていて、必ず圧倒されます。ぼくにとって古典推理小説の太陽。 曼荼羅<まんだら>図の中央に鎮座まします大日如来のようなお方です。

 
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