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【クラシック音楽】 2006.12.10 (Sun)

とすかにーにカンタービレ

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久々に痛快きわまりない名演に出会った!

トスカニーニ&NBC響による、メンデルスゾーン 『交響曲第4番《イタリア》』

ぼくは、音楽の授業で無理やり聴かされるような曲が大キライなので、この曲とはずっと疎遠なままでした。

CD店でこの巨匠との取り合わせに興味をひかれなければ、求めて聴こうとはしなかったでしょう。



そのアルトゥール・トスカニーニ(伊1867~1957)といえば、鋼鉄のように厳格かつ研ぎ澄まされた演奏で、

録音の世紀に偉大なる足跡を残した20世紀最大のカリスマ指揮者。

彼のタクトから放たれる音は、まるで剣豪の必殺剣のような生々しい迫力。

ただし緻密なアンサンブルと客観性を極めた解釈は、冷たく機械的に聴こえるため、好みは分かれるだろう。



しかしこの『イタリア』を聴くと、彼のもうひとつの顔である“カンタービレ”の人であったことを再認識させてくれます。

自身のために設立された'''NBC交響楽団'''を、徹底的にしごきあげた彼の口癖は、「カンタービレ!(歌え!)」。



第1楽章は、腹の底からみなぎる息づかい。まるで春を告げる兵の凱歌。

この演奏をまねて自分で歌ってみると、とても気持ちいいことに気づくはずです。

一方、第2楽章のもの悲しい民謡風と、第3楽章の優しいメヌエット風は、どちらも素朴な歌うたい。

大都会N.Y.のカーネギー・ホールに、民族的で牧歌的な風景が広がります。

そして最終第4楽章、雷鳴のごとき疾走感は、まさにトスカニーニの真骨頂!



録音は1954年。モノラル。音質に多くは期待すまい。(それも含めて入門編にはお勧めしません)

むしろ、トスカニーニにとって引退の2ヶ月前、86歳での指揮だったことに驚きを禁じえません。

もっと若い頃は、どれだけスゴかったのか。

これほどのバイタリティを目の当たりにすると、この青二才も負けていられなくなりました。

 
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