【 実録!ことわざ辞典】 2010.01.18 (Mon)
石に漱ぎ流れに枕す【いしにくちすすぎ ながれにまくらす】
石に漱ぎ 流れに枕す 【いしにくちすすぎ ながれにまくらす】
こじつけや負け惜しみのたとえ。 「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」。
ある賢人が、「石に枕し、流れに漱 (くちすす) ぐ」 と言うべきところをこう間違えてしまったが、「石で口をすすぐのは歯を磨くため、流れに枕するのは耳を洗うため」 と言い通したことから。 『晋書・孫楚伝』 より。
「夏目漱石」 のペンネームや 「流石 (さすが)」 という読ませ方はここからきている。
職場の同僚が、ケーキをホールで差し入れしてくれました。
シナモンとブラウンシュガーの香りがきいた、ちょっとアダルトでセレブリテーなデコレート。
しかし、不幸にもアダルトともセレブリテーとも縁遠いぼくは、
添えられていたシナモン・スティックを、「やっぱこれだね~♪ ロッテのトッポ」 の仲間だと勘違い。
子供みたいにひとり占めして我先にかじりつきました。
すると同僚から 「それ食べられないよ」 と、愛のかけらもない冷たい表情でツッコまれました。
・・・・・。
あとに引けなくなったぼくは、「本場では、フォーチュン・クッキーみたいに縁起ものとされている」
と、まったくありもしないウソでごまかしました。
本場ってどこじゃい! 食えるもんなら食ってみんかい!
少しだけ食べすぎた3時のおやつは、渋くてほろ苦い味がしました。
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