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【アカデミー賞全作品】 2014.03.21 (Fri)

『我が道を往く (1944米)』

第17回アカデミー作品賞~~型やぶり神父のゴーイング・マイ・ウェイ

17 我が道を往く

 ≪感想≫
 舞台が教会なのでキャラクターが教科書的ですが、B・フィッツジェラルド演じる頑迷な老神父が、どんどん魅力的な人物に変わっていく様は気持ちいい。手堅く進む心温まる人情劇、いかにも日本人が好きそうです。
 少年合唱団の中に、ちゃんとアジア系やアフリカ系ほか各人種の子供が加わっていたのは、思わずニヤリ。戦下の余裕でしょうか、それとも「五族協和」よろしくのメッセージでしょうか?
 古き良きハリウッドらしい良い映画でした。

 オスカー度/★★☆
    満足度/★★☆



 『我が道を往く (1944米)』

 監督/レオ・マッケリー
 主演/ビング・クロスビー (チャック・オマリー神父)
      バリー・フィッツジェラルド (フィッツギボン神父)
      フランク・マクヒュー (“ティミー”オダウド神父)
      リーゼ・スティーヴンス (歌手ジェニー・リンドン)

 ≪あらすじ≫
 ニューヨーク下町の貧しい教会に、オマリー神父が赴任する。これを迎え入れたフィッツギボン神父は、若い神父の自由奔放な振る舞いに苦い顔。しかし家賃の取立て人をなだめたり、街の不良少年を聖歌隊に仕立てたりと、人々の心をつかんでいくオマリーの奮闘に、いつしか老神父も頑固な心を溶かしていく。

 ≪解説≫
 若く型破りな神父の奮闘を描くヒューマン・ドラマ。 アメリカの国民的歌手B・クロスビーが正統派ドラマでも熱演、高い評価を得た。
 戦中に作られたとは思えない温かさと軽妙さ。敗戦後に本作に触れた多くの日本人は、旧敵の国力に大いに驚いたという。

 同じマッケリー監督とクロスビー=オマリー神父による続編として、『聖メリーの鐘 ('45)』 がある。(イングリッド・バーグマン共演。もともとは 『聖…』 が前編になるはずだったが、『我が…』 のほうが先に出来たので、急きょ後日譚として作り直された。)



 ≪受賞≫
 アカデミー作品、監督、主演男優(B・クロスビー)、助演男優(B・フィッツジェラルド)、原案、脚色、主題歌賞の計7部門受賞。(候補9部門中)
 (他の作品賞候補 『深夜の告白』 『ガス燈』 『君去りし後』 『Wilson』)

 大作・話題作に賞を集めるため、この年から作品賞候補数は10⇒5作に。(2009年度からは逆に賞を分散させるため、再び全10作品に戻された。)

 他の候補のうち、前者2作は心理サスペンスの秀作、後者2作は時勢を反映した戦意高揚劇と色が分かれたが、戦局有利の安堵からか、万人の心に届くこの人情ドラマに票が集まった。
 主演級の存在感を見せた老神父役のフィッツジェラルドはなんと、同じこの役で主演&助演賞の両方にノミネート。これを機に、主演・助演の別がハッキリ規定しなおされた。



 『GOING MY WAY』

 製作/レオ・マッケリー
 監督/レオ・マッケリー
 脚本/フランク・バトラー、フランク・キャヴェット
 原案/レオ・マッケリー
 撮影/ライオネル・リンドン
 音楽/ロバート・エメット・ドーラン
 主題歌/ビング・クロスビー 『Swinging on a Star』
  (作詞/ジョニー・バーク、作曲/ジェームズ・ヴァン・ヒューゼン

 パラマウント/130分

 
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