【京都・奈良&和ふう】 2007.05.11 (Fri)
初風炉の茶事
先日のお茶会で、本格茶懐石をよばれてきました。
湯葉と山菜を煮ふくめた椀もの、(なんだったか)川魚の丸かぶり、
酒のさかな(強肴・八寸)で出された“くちこ”やアスパラの和え物などなど・・・。
その献立はもちろん、器から床の間まで計算し尽くされた心くばり。
ただ店で食べる懐石とは違う、茶席の真髄に圧倒されました。
じつはこの日は 「初風炉」 の茶事。
冬から夏へ、「炉」 の衣替えみたいな重要行事です。
天下御免の無作法者を気取ってきたぼくも、この日ばかりは緊張しっぱなし。
疲れました。もうイヤ、帰りたい・・・。
それでも最後、素朴な白菜のお漬物でようやくホッとひと息。
なんとか自分を取り戻し、おいしくお茶をいただきました。
終わりよければすべて良し、の巻。
| このページの上へ↑ |