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【日本映画】 2007.07.02 (Mon)

映像の神様・宮川一夫

 
映画を観るとき、みなさんは何を基準に選んでいますか?

ぼくは俳優では見ません。監督で選びます。

だいたいの作風とレベルを知っておけば、少なくとも派手な宣伝に踊らされることはありません。

あとはプロデューサーや脚本家なども作品の質をはかる目安にしていますが、

時にはマニアックながら、「撮影監督」の名前に釘付けになることもあります。


そのひとりが宮川一夫(1908-91)、日本映画史上最高の名“キャメラマン”。

たとえ役者や演出や脚本がどうだとしても、その映像美だけで大いに驚嘆させられる影の大巨匠です。


とにかく、組んだ相手とその作品だけでもすごい。

黒澤明 『羅生門』 『用心棒』

小津安二郎 『浮草』

稲垣浩 『無法松の一生』

市川崑 『炎上』 『東京オリンピック』


そしてそして名コンビ、溝口健二 『雨月物語』 『山椒大夫』 『近松物語』などなど・・・


ほか、勝新の『座頭市』や『悪名』シリーズ、晩年の『瀬戸内少年野球団』などがあります。

あと、雨の京都を子犬が走るサントリー・トリスのCM('81)も、名作中の名作として語り継がれていますね。


モノクロ、カラーを問わず、濃厚な色彩のコントラスト。際立つ輪郭の鮮やかさ。

金粉入りの炎に 墨を混ぜた雨など、伝説となった名アイディアの数々…。

『羅生門』や『雨月物語』などは、宮川のおかげで歴史に名を刻んだといっても過言ではありません。  


来'08年2月25日は生誕100周年。

その頃まで不定期で、思い出に残る宮川作品のいくつかを取り上げてみます。

専門的な撮影術はよく分からないので、ほんの感想程度になると思いますが、

この機にぜひ、レンタルビデオなり何なりで、超一流の美学に触れてみてください。

 
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