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【ニュース&カルチャー】 2007.08.01 (Wed)

巨人・阿久悠さん逝く

 
作詞家の阿久悠さんが亡くなられた。

キャッチーで、挑発的で、恋や人生の機微をついた名フレーズの数々。

「この世はわたしのためにある」
「青春時代が夢なんて、あとからほのぼの思うもの」
「着てはもらえぬセーターを、寒さこらえて編んでます」
「寝たふりしてる間に、出て行ってくれ」
「ウルトラの父がいる、ウルトラの母がいる」
「もしもピアノが弾けたなら」
・・・



あの歌もこの歌もと、あまりに代表作と呼べる作品が多いので、何から思い出していいかすら迷ってしまう。


それでも強烈に覚えているのが、記念すべきぼくの“初・阿久悠”であったピンクレディーの 『UFO』。

「地球の男に飽きたところよ」 に、ひとりの男として、本気でハラが立った。

後にご本人をテレビで見つけて、「このガマガエルが阿久悠か~!」と拳を握ったものだ。

もっとも、まだランドセル背負う前、かわいい男の子ちゃんのお話。笑って許して。


そうそう、阿久悠作品でも白眉を挙げるとすれば、和田アキ子 『あの鐘を鳴らすのはあなた』。

受け売りの知識だが、ベトナム反戦のメッセージをこめた作品だったそうだ。

でありながら、時代を超えた、普遍的な希望を高らかにうたいあげる永遠の名曲。

ひるがえって今、これくらい強くて大きな歌が 世に出てこないのは哀しい。


従来の社会通念を大胆に破壊しながら、堂々と歌謡界のメインをまい進できたのは、

女性や戦後世代が力をつけた'70年代の後押しがあったのだろう。


こうして書籍や公式サイトなどで、その膨大な作品リストを前にするとあらためて圧倒される。

こんな偉大すぎる巨人に、悼み慰める言葉なんておこがましくすら感じてしまう。

阿久さん自身が 「時代」 でした。本当にすごい人だった。

 
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