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【クラシック音楽】 2007.10.02 (Tue)

無伴奏チェロくらべ


                               (カザルス版)

秋はチェロが似合います。

チェロといえば、J・S・バッハ作曲の 『無伴奏チェロ組曲』

名だたる奏者たちがキャリアの集大成をかけて取り組む「チェロの聖書」は、いずれ劣らぬ「最高傑作」。

それを選んで聴くほうも、好みや相性、人それぞれあるでしょう。それでいいと思います。

ぼくもいくつかはCDを持っているし、演奏会にも行きました。今日はその中から、有名どころを聴き比べです。


バイタリティあふれるヨーヨー・マ盤('04)は、いかにも現代っ子らしく、若く明るくのびのび。

どれか1曲だけ取り出して聴く時は、インパクトのある彼の力強さが頼りになります。

いいねえ。広く万人に薦められる一枚。


「チェロの貴公子」とも呼ばれたピエール・フルニエ盤('76~77)は、均整のとれた好演。

雑味のない深さとやわらかい物腰は、フランス人ならでは?

ヨーヨー・マ盤と違って、全曲CD2枚を通しで聴いても疲れない。「普段聴き」にしています。


一方、現代最高のチェロ奏者のひとりであるミッシャ・マイスキーのCDは、

'99年発表の新盤を楽しみにして買ったのですが、がっかりしました。

感情をいっさい排した無表情な音。神経質でせわしない演奏は、胃が痛くなりそう。

時代を先取りしすぎていたのだろうか。今なら冷静に聴けそうだが、旧盤('84~85)を買えばよかった。


またロシアの大家ムスティスラフ・ロストロポーヴィチの演奏は、TV中継だかの映像で見たのですが、

あまり印象に残っていません。どうもロシアの奏者とはあまり相性が合わないみたい。


最後に、バッハの『無伴奏チェロ組曲』 といえば “神様 パブロ・カザルス盤('36~39)。

この大曲に初めて光を当てた歴史的名演とされるが、今となってはテクニックがあまりに古く時代おくれ。

それを補って余りあるという深い音楽性は、どうにも伝わってこなかった。

思い入れがある古いファンはともかく、あらたに聴きはじめる人が手に取るべきではないと思う。


…以上、まずはスター級を簡単に。

ほか、機会があればアンナー・ビルスマヤーノシュ・シュタルケルなども聴いてみたい。

後々、この記事はどんどん増殖していくかもしれません。(追記…ビルスマもシュタルケルも地味だった。)

チェロの秋、おすすめがあれば教えてください。
 
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