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【欧州&世界映画】 2007.12.23 (Sun)

新旧・美女と野獣

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レンタルしてきたディズニーの 『美女と野獣』 (1991米)を観ました。

生き生きと楽しいキャラクターや構図・カメラワークは、その年の「影のアカデミー作品賞」といわれ、

'90年代ディズニー黄金時代の口火を切っただけあります。

かわいらしいティー・ポットの親子。美女と野獣のダンス・シーンにうっとり。

名コンビ、曲メンケン&詞アシュマンによる美しい主題歌もいいですね! びゅーてぃーあんざび~♪


ただし物語はというと、野獣の恋は、家来のアドバイスに沿って美女をもてなす、

今どきの 「マニュアル恋愛」 みたい。

しっかり自我ができあがって自立した女と、その勢いに押されて受け身にまわるしかない男・・・

娯楽の殿堂ディズニー社のこと、現実の男女関係を投影した上での計算ずくなのでしょうか?


そんな時、どうしても比べてしまうのが、フランスの芸術家ジャン・コクトーが作った

実写版(1946仏)です。

ジャン・マレーが演じた野獣の、近寄りがたい気高さ、雄々しさ・・・!

そこらのヘタなカラー作品をしのぐ、端麗なモノクロの映像美・・・!

醜悪な姿を恥じても、我彼の誇りははずかしめない高貴な精神が貫かれていました。


ぼくはすこし頼りない現代の野獣を見ながら、「昔はそんなスゴい映画があったんだぞ!」 と、

口にはできず心の中で叫びました。


そして今、ブログの片隅でもこっそり叫んでおきます。

・・・けっきょく、ディズニーのねらいは当たっていたようですね・・・。

 
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