【京都・奈良&和ふう】 2008.02.13 (Wed)
冬の京都 (My Favorite京都、ベスト3!)
折からの積もりに積もった雪の中、今回はじめて、妙心寺退蔵院の庭を見にいきました。
雪におおわれた庭園は観光客も少なく、冷たい空気が張り詰めた厳粛な雰囲気・・・。
境内の他の院や、絵師・狩野元信の作という庭には入れず不完全燃焼だったのですが、
ほとんど予備知識もなく、ふらっと寄っただけなのでぜいたくは言うまい。
気を取り直して、ほかのお気に入りの名所で仕切り直しをしました。
そんな魅力の尽きない千年のワンダーランド京都、
いい機会なので、この場をお借りして 「マイ京都ベスト3」 を発表しておきます。でれれれ・・・
≪第3位! 東福寺≫
通天橋から眺める紅葉は壮観のひとこと! 「通天」とはよく言ったもので、まさに紅葉の雲の上を歩いているよう。お金のない学生時代、秋になるとよく通っていました。
昭和の名作庭家・重森三玲による庭園も、現代的でシャープなアプローチにハッとさせられます。
≪第2位! 祇王寺≫
嵯峨野の山あいにたたずむ静かな草庵。一休さんの母上さまが遁居していそうなつつましさ、わびしさ・・・。丸い吉野窓からもれるやわらかい光に包まれると、もう帰りたくなくなります。
雪よし、苔よし、紅葉よし。あまりメジャー観光地になってほしくない、ちょっとした秘密の隠れ家です。
≪第1位! 大徳寺≫
龍源院の方丈石庭、聚光院のふすま絵、孤篷庵の茶室…。たくさんの名所を抱える大寺院ですが、特に大仙院の庭は「マイ・フェイバリット枯山水」!
枯山水といえば竜安寺が有名ですが、観念的すぎて心底理解できないのが本音。だけどこちらの石組は、世界観がぎゅっと凝縮された緊張感あふれる雄雄しさ。「静」の竜安寺に対抗できるのは、「動」の大仙院だけといっても過言ではありません。いつ見ても圧倒されます。
みなさんのベスト3はどこでしょうか?
・・・京都みやげは、お香と漬物。
もっとも、どちらも東京に支店があり、行きつけている店。
あんまし意味ないんですけど、気付かれないうちにあちこち配りました。