【全世界音楽】 2008.07.16 (Wed)
「原曲はクラシック」ベスト3!

車のラジオからエリック・カルメン 1976年のヒット曲 『オール・バイ・マイセルフ』 が聴こえてきました。サビの部分はテレビCMなどでよく耳にしますが、歌い出しはこんな感じだったんだ。
大好きなラフマニノフの 『ピアノ協奏曲第2番』 が原曲。優美でロマンティック、それでいて切ない旋律は思い入れがあるので、うっとり聞きほれてしまいました。
元はクラシックのポピュラーソングというと、ホルスト 『木星』 が原曲の平原綾香 『jupiter』 などが有名ですが、古今東西、名曲は数知れず。そこで、思いつくまま「Myベスト3」を選んでみました。
では発表します。でれれれ・・・
第3位! エリック・カルメン 『オール・バイ・マイセルフ』 as ラフマニノフ 『ピアノ協奏曲第2番~第2楽章』
いま聴くと少々オールド・ファッション。でも過去を振り返る歌にはちょうどいい味わい。有名な第1、第3楽章ではなく、甘く切ない ≪第2楽章≫ を選んだところもシブイ。
有名なサビは、「オバマさん、えぇねんもう (All by myself anymore)」 と聞こえますが、それはさておき・・・
HMV 『オール・バイ・マイセルフ』 試聴ページへ
…こんな歌です。ちょうどラフマニノフ部分(だけ)が聴けます。
第2位! ジェーン・バーキン 『バビロンの妖精』 as ブラームス 『交響曲第3番~第3楽章』
プロデュースしたのは、ご存知 「フランスのエロ男爵」 セルジュ・ゲンズブール。
ブラームスといういかにもドイツ的な重厚感を、甘くリリカルにアレンジ。 浮かんでは消える、うたかたのため息・・・。 さすがです、この(元)夫婦。
HMV 『バビロンの妖精』 試聴ページへ
第1位! リベラ 『ロクス・イステ(サンクトゥス)』 as パッヘルベル 『カノン』
初めて聴いたのはクイズ番組のエンディング曲として。有名な 『パッヘルベルのカノン』 の旋律を巧みに用いた、賛美歌風のメロディ。心洗われる美しい少年合唱。周りは誰も曲名を知らなかったので、パソコンで検索しまくりました。「タイムショック」「エンディング」「少年合唱」「パッヘルベルのカノン」…思いつく限りのキーワードを入れて。見つけたときには言い知れぬ達成感を覚えたものです。「パソコン検索ってすごい」 と感心した、数少ない瞬間でもありました。
HMV 『サンクトゥス』 試聴ページへ
一度は耳にしたであろうあの歌です。あな美しや。
・・・ほか、バッハ 『G線上のアリア』 や ベートーヴェン 『悲愴ソナタ~第2楽章』、ロドリーゴ 『アランフェス協奏曲~第2楽章』 などがポピュラーでしょうか。
フィリッパ・ジョルダーノの『清らかな女神』(原曲はベルリーニ『ノルマ』の同名曲) もいい歌ですが、訳あってギャグ扱いされているのが惜しい (歌詞が「イボ痔」と聞こえるので『空耳アワー』で有名になった)。
【続き・・・】
番外! 都はるみ 『北の宿から』 as ショパン 『ピアノ協奏曲第1番~第1楽章』
小林亜星作曲、阿久悠作詞の 「♪あなた、変わりはないですか」。
「似てる」というのは昔から有名でしたが、亜星さんは実際にショパンをモチーフにしたのだとか。へぇ、初めて知った。本当かなぁ?
(ショパンの試聴ページはちょうどいいものがありませんでした。)
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