【全世界音楽】 2009.02.19 (Thu)
featuring 俺ら東京さ行ぐだ!
吉幾三さんの傑作 『俺ら東京さ行ぐだ』 と、いろんな曲をミックスした 「マッシュ・アップ」 ネタ。
スパイス・ガールズやマイケル・ジャクソンや、『ドラクエ』 ふうや 『プロジェクトX』ふう・・・。
【YouTube】 IKUZO検索
2時間ちょっとの笑いこけまくりでした。
昨年、動画投稿サイトでブームになったんだそうです。
中でもイクゾー& SPEEDの 『Go Go Heaven』 が一番ウケた。
ニコニコ動画:IKZO×SPEED『Ga! Ga! Heaven』
(YouTube版は削除されたので、元のニコニコ版へ。イクゾーもスピードも許してね。)
「何処に行けばキレイな 愛にめぐり逢えるの?」
「あるわけねェ!」
「見たことねェ!」
イクゾー最高! イクゾー天才!
こないだ生産中止が決まったレーザーディスクにとっても、一番の供養です。
あー、おなか痛い。
【続き・・・】
おまけ 『俺ら東京さ行ぐだ論』
地方の隅々にカネが注ぎこまれ、列島が総フラット化しつつあった1985年。 自分自身をこっけいに笑ってみせた姿勢は、力をつけた 「田舎者」 の余裕にも感じられます。
一方の「都会人」も、イナカをバカにする時代は終わり、こんなステレオタイプはジョークだと知ったうえで笑う成熟した関係に。 そもそもこの時代の 「都会人」、元をただせば自分たちだって地方出身者の集まりなのだから。
とにかく、狂乱のバブル時代は問題がありすぎでしたが、それでも1985年の日本は元気だった。そのツケが回って 「地方の疲弊」 「限界集落」 が叫ばれる今日、同じことをやっても痛々しくて見ていられないでしょう。
また、この歌は 「ラップ」 音楽なのかどうかという論争が、今でもあるそうです。
そんなことより、ラップを自分の側に引きつけて、自分のスタイルに消化した吉幾三さんの才能が立派。「ラップじゃない」 と言うのは、かえって吉さんのオリジナリティへの讃辞と言えるかもしれません。 なにより本場のスタイルだけマネをして、カッコつけてるだけの日本のラップの多くは、ここまで長く生き残ってはいまい。
「『俺ら東京さ行ぐだ』は日本初のラップである」 と認めている多くの本職ミュージシャンたちは、そのへんも踏まえたうえで、この歌をリスペクトしているのでしょう。
・・・と、こんな楽しい歌なのに、まじめに書いてしまった。
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