FC2ブログ

【『ガラスの仮面』全巻】 2020.06.04 (Thu)

ガラスの仮面第24巻≪アルディスとオリゲルドの仮面≫

 美内すずえ 『ガラスの仮面』 第24巻 ≪冬の星座(2)≫

ガラスの仮面~マヤ(白目・光)

 【『ふたりの王女』 始動!】

 マヤと亜弓の共演による舞台劇 『ふたりの王女』 の製作発表会見。それぞれのイメージとは正反対のキャスティングに騒然となる会場 (マヤ 「あたしが花のような王女アルディス…!」 亜弓 「獄中で育った王女オリゲルドをわたしが…!」)。 それでもふたりは堂々と挑戦を受け入れ、力強く握手しあう。

 真澄、マヤを挑発してその向上心をあおる (「(バラの)色は紫がいいか?」)。
 マヤ、桜小路主演の舞台 『椿姫』 を観劇。花束を置いて静かに去っていく (「さようなら桜小路くん…」)。


 宿命のライバル同士の堂々とした握手が気持ちいい。これだけすがすがしいライバル心と友情、少年マンガではなかなかないので新鮮だった。


 ≪今週の「どうかしてるぞ、速水真澄!」≫
 真澄のもとに「私立探偵・神恭一郎」なる者から電話がかかるが、それっきり・・・。はじめは何のことやら分からなかったが、そうだ、和田慎二 『スケバン刑事』 のメインキャラだ! 『花とゆめ』 誌'76年第1号で同時スタートした二枚看板というよしみで、「大学時代の親友同士」という設定にしたお遊びらしい。当時の掲載号('82年第10号)では 『スケバン刑事』 にも同様のシーンがあったそうだ。





 【アルディスとオリゲルドの仮面】

 マヤと亜弓、役作りのためそれぞれの生活を交換する。マヤは姫川邸の家政婦たちにかしずかれ、亜弓は暗く冷たい地下劇場での自炊生活・・・。(亜弓 「オリゲルドの仮面を…!」 マヤ 「アルディスの仮面を…!」)
 亜弓、いち早く陰湿なオリゲルドの雰囲気をつかみつつあったが、月影は 「一杯のお茶」 のテストでふたりに失格を宣告。


 スーパーお嬢様・亜弓のうらぶれた自炊生活にググッときた。ただ、『奇跡の人』 編で亜弓に大福もちやたい焼きをほおばらせた美内先生のセンスなら、小ぎれいなマーケットやサンドイッチより、近所の八百屋さんでネギを買って 「鍋のままラーメン」 をすするところが見たかった。・・・ゆがんだ趣味でごめんなさい、亜弓さま・・・。
 (文庫版14巻おわり)



 【「紫のバラのひと」 と初対面!?】

 真澄、姫川邸のマヤを訪問、「今のままならミス・キャスト」 と告げる。ピアノで 『トロイメライ』。

 役作りで亜弓に後れをとるマヤ。そこへ 「紫のバラのひと」 からじかに会いたいとの知らせが! 贈られたドレスに身を包み、レストランで運命の瞬間を待つマヤ。そして真澄がマヤの背後に現れる・・・!


 髪で耳を隠したマヤがかわいい。初出の'82年当時でも マヤの髪型はダサいにもほどがあるので、これを機に変えてほしかったのだが、また元通りに・・・。
 ・・・はともかくラスト、ついにやって来たマヤと「紫のバラのひと」の対面にドキドキした。どうするつもりだ、速水真澄!?

 ・・・コミックス巻末には 『リンリン 世界パントマイム・フェスティバル ハチャメチャ取材旅行記』 というドイツ取材ルポ。友人の漫画家・萩尾望都も同行し、近藤マッチと対談したらしい。

 
関連記事
23:28  |  『ガラスの仮面』全巻  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

*Comment

コメントを投稿する (ログイン不要/コメントは承認後に表示されます)

URL  未記入でもOK
コメント
パスワード  あなたの編集・削除用。適当な文字を。
内緒  管理人だけに表示
 

▲PageTop