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【『ガラスの仮面』全巻】 2020.02.14 (Fri)

ガラスの仮面第19巻≪『通り雨』≫

 美内すずえ 『ガラスの仮面』 第19巻 ≪100万の虹(2)≫

ガラスの仮面~マヤ(白目・光)

 【『通り雨』上演】

 一ツ星学園でのひとり芝居第2弾 『通り雨』 (作者オリジナル) 上演。
 古い体育倉庫の舞台に詰めかけた大勢の観客は、平凡な少女の物語も飽きさせずに見せるマヤの卓越した表現力に引きこまれていく。それをやっかむ演劇部の面々・・・。

 あらすじ・・・両親・兄妹と暮らす、ごく平凡な高校生・佐藤ひろみ。しかしある雨の日、父の浮気現場を目撃する・・・。


 カラー原稿のひとつ前、教室のマヤが弁当の食べかたを練習している一枚絵。マヤを軸に、周囲の驚きが水の波紋のように薄れていく表現は、ダ・ヴィンチの 『最後の晩餐』 を意識した!? 手前の生徒の 「立てた人差し指」 は、『最後の晩餐』 内の有名なポーズでもある。・・・ちょっとしたこじつけ仮説。
 (『通り雨』 開演前、亜弓とマヤのポスターをはさんで文庫版11巻おわり)



 【今週のみなさん】

 ≪今週の「その調子だ 亜弓くん!」
 ひとり芝居 『ジュリエット』 に向けて、パントマイムの猛特訓。
 衝撃?の谷岡ヤスジ式回転脚と、「首!右!左! (くっ くっ)」 の迷?シーン。

 ≪今週の月影先生≫
 マヤの土下座にこたえて演技指導するも心臓発作。このへんは拳法マンガみたいだ。
 「一つの芝居の成功は、またつぎの舞台の幕を開ける」

 ≪今週の真澄さま≫
 マヤ、病に倒れた月影の世話を 「冷血漢」 真澄に頼んだ自分自身に戸惑う。(真澄 「思い出してくれてありがとう」
 雪の街角、「イチゴの傘」 でマヤと相合傘。はずみで抱きついたりなんかしちゃったりして。

 ・・・そして、亜弓のひとり芝居 『ジュリエット』 初日は大成功を収める。


 月影も真澄も、挫折を克服してふたたび羽ばたこうとするマヤに優しくなっている。また、彼ら 『紅天女』 をめぐって争うどうしも、お互いを思いやる態度 (真澄 「今それをしないのは、相手が…紅天女であるあなただからです」)。キャラや作品そのものが、激動の思春期を乗り越えて大人へと成熟しつつあるのが分かる。
 (水城 「不思議な糸が見える…「紅天女」 で結びついている人達の間の 目に見えない糸が…」

 亜弓の 『ジュリエット』 初日の劇場に、新ガールフレンド麻生舞を連れた桜小路優の姿が。マヤ、いったん驚きながらも心はすぐ亜弓のほうに (「待っていてください 亜弓さん…!」 「なんて大きなライバル…!」)。 完全に 「昔のオトコ」 扱いされた桜小路くんに、本気で同情した。



 【『わが作品No.707 いとしのオランピア』】

 一ツ星学園演劇部もマヤの才能を無視できなくなっていた。マヤ、演劇部の公演 『わが作品No.707 いとしのオランピア』 の 「お手伝いロボット・ルル」 の役で客演することに。けいこ場から群を抜く演技力で部員たちを圧倒する。


 新作は、ドリーブ作曲のバレエ劇 『コッペリア』 を翻案した作者オリジナル劇。
 挫折や傷心も、それを癒した後は誰も追いつけないほど驚異的に成長しているところが痛快。マヤはまるでサイヤ人だ (アカ抜けない風貌といい・・・)。

 
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