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【ニュース&カルチャー】 2019.07.20 (Sat)

アポロ月面着陸50周年

ニール・アームストロング(加工)


1969年7月20日(UTC標準時)、アポロ11号が人類初の月面着陸に成功。

それからちょうど50年、あちこちのメディアで特集が組まれにわかに再注目されているが、

その船長ニール・アームストロングの人柄と人生に惹かれた。


飛行機にあこがれ、空軍を経てNASAにテストパイロットとして入ったこと。

大空を駆ける命知らずな猛者たちの中で、冷静沈着・技術者肌の異色な存在だったこと。

幼い娘を病で亡くし、失意の日々・・・。 宇宙飛行士の試験に応募しそこねるが、

NASAのほうが待ちかねて声を掛けてくるような逸材、

「最初の男<ファースト・マン>」 になるべくしてなった逸材だったこと。


――そして、月着陸の瞬間へ。

「アメリカの誇り」 を強調するニクソン大統領からの電話通信に対し、

「ただアメリカ一国だけではなく、平和を望むすべての人類を代表して」 と返した場面は、

米ソ冷戦やベトナム戦争の時代を超えて、普遍的な視野の高さを教えてくれる。

(ひるがえって、東京五輪開会式の晴れ舞台でこう明言できる日本国民はたったひとりでもいるか??)


後年は英雄視されることを嫌い、いち技術者として現場に立つことを望むも世の“人類”が許さず、

名声から逃れるかのように第一線を退き、静かな余生を送った。2012年、82歳で没。



歴史的偉業から50年のいま、自国の利益や民族の血だけにとらわれ破壊と分断を広げる人類は、

飛躍どころか停滞、後退すらしているように映る。

破壊され手遅れになるのはオゾン層だけではない。危機に瀕した人類の良心と自由も守られることを

望む。


(下の 【続き・・・】 に、有名な「宇宙計画もの映画」の感想いろいろ。)

【続き・・・】


 『ライトスタッフ』 (1983米)
 宇宙計画の黎明期 “マーキュリー計画”において、アメリカ初の宇宙飛行士として鍛えられた実在のパイロットたちの勇姿。フィリップ・カウフマン監督。
 '80年代レーガン政権の真っただ中、 「西部のカウボーイ」を気取った荒くれ者たちの「アメリカ万歳」劇が性に合わなかった。
 ビル・コンティによるテーマ曲が、チャイコフスキー 『ヴァイオリン協奏曲』 のあからさまなパクリだったのも悪い印象。


 『アポロ13』 (1995米)
 宇宙計画史上の「輝ける失敗」とも呼ばれる、アポロ13号の大事故と奇跡の生還を描く。
 トム・ハンクス主演、ロン・ハワード監督によるヒット作は手堅く無難にできてはいたが、これならドキュメンタリーで観るほうがずっと詳しくスリリング。実際そういうテレビ番組で観て大いに感銘を受けた。


 『ゼロ・グラビティ』 (2013米)
 21世紀を代表する大ヒットSFアクション。崩壊の危機に陥った国際宇宙ステーションからの脱出劇。サンドラ・ブロック主演、アルフォンソ・キュアロン監督。
 最新CGからワイヤーアクションなどハイテク&ローテクを総動員した「無重力」描写のすごさはもちろんだったが、むしろ人間ドラマなど余計な味付けは省いてコンパクトに90分間、SFアクション脱出劇だけを見せるその潔さが痛快だった。
 これは噂に違わぬ傑作。(1カ所、「夢オチ」みたいな話があったのはマイナス。「彼」は普段着で乗り込んでくるとか、誤解させない盛り上げ方があったはず。)


 
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00:03  |  ニュース&カルチャー  |  コメント(2)  |  EDIT  |  上へ↑

*Comment

■Re: アポロ月面着陸50周年

彼の半生と余生を知ってアタイも思うところがありました
根室大喜 |  2019.07.20(土) 20:09 |  URL |  【コメント編集】

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 |  2019.07.22(月) 10:55 |   |  【コメント編集】

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