【欧州&世界映画】 2019.02.08 (Fri)
『戦艦ポチョムキン(1925)』~人におすすめするにはクセが強かった動画集その1
お気に入りのマニアックなYouTube動画を、3回に分けてご紹介。今回はその1。無断で拝借ごめんなさい。
⇒第2弾、“猪木問答”モノマネ
⇒第3弾、昭和の自治体フィルム

“映画の神様” セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の歴史的名作映画 『戦艦ポチョムキン』。1925年、ソ連。 (大先生をマニアック呼ばわりして、重ね重ねごめんなさい。)
「モンタージュ(「構築」「組み立て」)」 と呼ばれる、場面場面のつながりで物語を紡いでいく映画のキホンを確立。
映画史上伝説の名場面 「オデッサ階段」 のシーンもいいけどその前、20:00から始まる艦上の銃殺刑シーンにハラハラ!
笑う艦長、おびえる反乱兵、うつむく他の船員たち、そして銃を構える兵、あるいは一見なんてことない事物や手元のアップなど・・・。これらの映像を計算してつなげることで、「誰が何を」の5W1Hがより感情的に劇的に伝わってくる。無表情で銃を構える兵たちは果たして引き金をひくのか!? 細かいお話は忘れていたので、今回ほんとうにドキドキした。(同じ無表情でも彼らの心が揺れ動き、最初と最後では感情が違うことが分かるだろう。)
また、フィルムの堅い質感やメリハリのきいた陰影もカッコいい。ぼくにとっては、エイゼンシュテインといえばモンタージュ理論よりこういう映像の質感のイメージ。
ショスタコーヴィチ作曲の交響曲(第5、10番など)も雰囲気にピッタリ!
神様エイゼンシュテインをこれ以上語るほど偉くないので、今はこうやってタダでこっそり見るだけにしておきます。あの名作この名作が続々と著作権切れになって、お茶の間で手軽に楽しむことができて、いい時代になったもんだ・・・と言っていいもんだか。まあいいや。
次回その2は、「元気ですかー!」のあの人の名場面・・・のモノマネした人。お楽しみに!
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