【この本!】 2018.06.19 (Tue)
『星の王子さま』 が見つからない

「うわばみ」
サン=テグジュペリの名作 『星の王子さま』 の日本語版に異変が起こっているらしい。
作品じたいはパブリック・ドメイン(著作権消滅)になって自由に出版できるようになりましたが、
この日本語タイトルの著作権は翻訳者の内藤濯(あらう)氏と岩波書店にまだ残っていて、
新訳する際には新しいタイトルをつけてほしい、とのこと。
じつは読んだことなくて、そんなえらいことになってるなんて知りませんでした。
原題は 『Le Petit Prince』。「小さな大公」。
英仏語の 「Prince」 はいわゆる王の子どもの 「王子」 という意味だけでなく、すでに統治している君主のことも指す (――そういえばモナコ大公もPrinceナントカと呼ばれている)。
主人公の王子さまは小惑星B-612の君主なので、「Prince」は 「公爵(Duke)」 より上位の 「大公」 と訳すのが正しいらしい・・・
・・・と生かじりの情報。 いったいどうなるんだよ、王子さまの星!?
新訳本のようすをざっと調べてみると、TM(トレードマーク)表示をつけて拝借しているものから、
ネット図書館「青空文庫」には 『あのときの王子くん(大久保ゆう訳)』 と気合の入った新タイトルも。
内藤氏の作だと但し書きをつければ、これまでどおり使っていいとも聞く。
読んだことないとかぬかしている、このうぬぼれの飲んだくれでも知っている名タイトル、
変えるなんてなかなかできないよね。
おとなというものは、いつだってこんなものです。

【続き・・・】
また『少年ジャンプ』ウェブ版には、われらが漫☆画太郎先生がマンガ版を連載中・・・だったけどまたも休載。
コミックス重版というから、人気がなくて打ち切りではないみたい。実際おもしろかったのに、そういうアナーキーな仕事態度を売りにするのはいいかげん卒業してほしい。こっちを記事のメインにしたかったけどやめました。
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ナッツ |
2018.06.20(水) 16:45 | URL |
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このコメントは管理者の承認待ちです
|
2018.06.20(水) 21:35 | |
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あまり深く考えずに「小さな王子さま」でいいと思いますけど。。星の王子様より、しっくり来ます。
moon |
2019.02.02(土) 11:00 | URL |
【コメント編集】
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ナッツと申します。
星の王子様、本は買ったけど読んでない(^^ゞ
まさかそんな事になっていたとは!
驚きでした!
教えてくださってありがとうございます。
DQ6、カノッサの屈辱、楽しく懐かしく
拝見しました。
テリーに会いたくなりました(笑)
リンクさせて頂きました。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。