【このアート!】 2016.11.23 (Wed)
ピカソの陶芸

長い人生で膨大な作品と作風を残し、どこから見たらいいのかすら分からないピカソの芸術。
若い時分は暗く鬱屈した 「青の時代」 に共感していたけど、「ばら色」 やアフリカイズムの時代を経て、今はピカソの 「陶芸」 に惹かれています。
自分の成長がピカソの変遷をなぞるかのように、ピカソ史の順番に興味が移っているのが不思議。
作られた時期は第二次大戦直後の1940年代後半に集中。陶器は職人が作って、ピカソはもっぱら 「絵付け」 だけだったとか。
色あざやかで奔放で、食卓にふさわしい生気にあふれていて。
レプリカでいいからほしい! うやうやしく飾るんじゃなくて、気軽に普段使いの食器にしたい。
「二次元と三次元、平面と立体」(・・・つまり「キュービズム」)と、アフリカなど「プリミティブ(原始)芸術」への憧れ・・・、立体的な陶芸は、ちょうどぼくがイメージするピカソにぴったり。
でもあくまで一時期の「余技」であって、本気で立体造形の道に進まなかったのも分かる気がします。二次元で戦ってこそピカソ。
上のGoogle画像にある本 『ピカソの陶芸』 は、オールカラーで親しみやすい構成でした。
技法や製作現場などの具体的な情報もほしかった。(造形は指示だけで作陶しなかった? 南欧の陶芸の特徴は?)
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もっくんのねーちゃん |
2016.12.06(火) 23:27 | URL |
【コメント編集】
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初めて知りましたが、私もレプリカ欲しいなぁ。普段の食卓が華やかになって楽しめそうです。