FC2ブログ

【ドラクエ冒険の書】 2009.07.02 (Thu)

ドラゴンクエスト8

 
 '09年7月、もうすぐ 『ドラゴンクエスト9』 が発売されるらしいので、何年か前に買ったままにしていた 『ドラクエ8』 を初プレイしました。
 ブックオフで中古1200円。攻略本上下巻200円とあわせて購入。

 結論から言うと、煩雑なボタン操作、長すぎる移動、動作がいちいち細かい戦闘ムービー…、とにかく操作がうっとうしかった。ストーリーも食い足りない。最新 『9』 はプレステ2版ではないそうなので、ぼくにとってこの 『8』 が 「最後のドラクエ」 になるでしょう…。


 【映像】
 従来の俯瞰(世界目線)から、主人公と同じ一個人目線に。役(ロール)になりきる雰囲気こそ満点だが、 視野が狭まり世界を把握しづらくなった。 操作性より何より、「世界」 から 「一個人」 への 「視野のスケールダウン」 にがっかり。
 一方、お城や塔やフィールドなど、ひとつひとつの映像は荘厳で朽ちた雰囲気が美しかった。ただし夜の町や洞窟内などでは、暗すぎて扉やタンスが分からない。このあたり、娯楽ゲームとして不親切にならないよう心を配ってほしい。


 【物語】
 4~7作にかけてだんだん大人向けのストーリーに傾いていたのだが、一気に少年向けに回帰。よくよく考えれば1~3作の内容もこんなもの。これは正しい方向なのかもしれないが、いい大人には我慢できないほどくだらなかった。
 オタクアニメのような演出・セリフ回しは、今どきだなあと思う。多くは原作者・堀井雄二さんのものではなく、人生経験の足りない未熟な若手作家の筆だろう。安っすいドラマ、薄っぺらい人間描写、気持ち悪いカッコつけ…、ギャグひとつ取ってもまったく言葉の深みを感じなかった。
 個々のエピソードも、「ならず者の街」での情報収集やワガママ王子の王位継承の試練など、過去作品をそのまんま使い回し。厚顔無恥もはなはだしい。


 【悪玉】
 なにより一番物足りなかったのが、悪玉のスケールの小ささ!!
 ドルマゲスだかドルゲマスだかは全世界を覆いつくす絶対悪の大魔王ではなく、卑劣な殺人犯程度。主人公たちがやってることも私的な 「旅情サスペンス」 だ。
 悲しいことに、悪玉の小ささは第4作以降の傾向でもある。言い方は悪いが冷戦終結後の、巨悪不在の時代の不幸だろう。


 【スキル・システム】
 『ドラクエ8』 の売りは、キャラを自分好みに育てられる ≪スキル≫ という成長システム。数値がひと目で分かり、前作までの≪熟練度≫システムよりは分かりやすくていいと思う。しかし計画立てて運営していかないと不利なんだそうで、事前に調べているうち面倒くさくなって、一度やる前から挫折してしまった。
 で、今回。膨大で煩雑きわまりなかった前作 『7』 から一転、得られる特技・能力がすっきり整理されたのはいいが、逆に魅力的な技が少なくなった。しかも特定の武器を装備していないと、その能力を使えないのだとか。めんどくさいなあ…!
 それでもこういうシュミレーション事は好きなので、もうひとつの目玉システム ≪錬金釜≫ 同様たのしめた。(攻略サイトの活用をお勧めします。)


 【音楽】
 すぎやまこういちさんの音楽は、これみよがしの半音階、転調、不協和音のオンパレード。シェーンベルグ気取りか? これを 「すぎやま節」 とありがたがる向きもいるが、効果的に使うから劇的なのであって、こういう大衆娯楽作品でひっきりなしに聴き続けるのは不快。
 のちのち海外の有名オケを雇って、交響楽として残すのが目的なのだろう。個人的な芸術なら他でやってくれ。
 この音楽が一番ひどかった。プレイ中はほとんど音を絞っていた。


 …世間では最新作 『Ⅸ』 が不評のようですが、その兆候はすでに前・前々作からありました。
 偏狭なマスコミなんかから、「日本のTVゲームは世界一」 なんて持ち上げられてアグラをかいてしまったのかは知りませんが、『ドラクエ』 という国民的作品ですらこの程度。ゲーム業界って意外と才能に乏しいことが分かりました。 ぼくはこれにて 『ドラクエ』 卒業です。(ゲームも)
 

関連記事
23:20  |  ドラクエ冒険の書  |  TB(0)  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

*Comment

コメントを投稿する (ログイン不要/コメントは承認後に表示されます)

URL  未記入でもOK
コメント
パスワード  あなたの編集・削除用。適当な文字を。
内緒  管理人だけに表示
 

▲PageTop

*Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://nacchann0904.blog115.fc2.com/tb.php/156-2c40d453

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop