【 NBA】 2014.05.13 (Tue)
NBAプレイオフ2014 ≪ウェスト3強~首位スパーズ≫
2013-14シーズンの王者を決めるNBAプレイオフは、2回戦≪カンファレンス・セミファイナル≫へ。
先の1回戦は、全8対戦のうち5つが最終第7戦までもつれ込む大激戦! とくに生き馬の目を抜く地獄のサバイバルが≪ウェスタン・カンファレンス≫、その上位3強・優勝候補についてです。まずは首位スパーズから。

昨季ひさびさファイナル進出の古豪サンアントニオ・スパーズが全体首位。
円熟のチーム力は今季も健在。ベテラン“ビッグ3”はもちろんのこと、伏兵D・グリーン、若手P・ミルズそして新加入M・ベリネリ(球宴3ポイント・コンテスト優勝)が強力3ポイント砲で後方支援。主力を適度に休ませるG・ポポヴィッチ監督の巧みなチーム運営もさすが(3度目の最優秀HC賞)。ほれぼれするようなチームを作りあげたGMのR・C・ビュフォード氏に、納得の最優秀エグゼクティブ賞。
上位強豪に大幅負け越しというデータがあるが、このプレイオフを見越して実験的な戦法を試しているように見えた。事実、だいじなシーズン終盤には球団新の19連勝。
・・・と、毎年準備は万端なのだが、この短期決戦でひとたび故障すると、目に見えて力が落ちてしまうのがオジサン軍団の弱み。これだけ強いと優勝以外は意味のないチームだ。果たして7年ぶりの王座奪還なるか?
≪1回戦 vs.西8位マーヴェリックス、4勝3敗≫
対マヴス戦は2年間負けなし。さほど苦はないだろうと思われていたが、そこは超・ハイレベルな今季のウェスト、最終第7戦まで追い込まれた。
ミラクル・ショットを連発するマヴスに対し、斬り込み隊長T・パーカーはいつもの神通力に欠けていた。決して不調なわけではなく、各人がきっちり働いた結果とは言えるが、ベテラン揃いなだけに長期戦は避けたかった。
2回戦の相手は、「神通力」連発で勢いに乗るオルドリッジ&リラードの若きブレイザーズ。もっとも経験の差・選手層の差は歴然で、マヴスよりはくみしやすいだろう。・・・なんてこっちも言ってるからいけないんだよね。
この油断禁物な大舞台、計算できる主力ベテランに多く頼りたいのは分かるが、その主力パーカーが月並みだと勝てないというなら本末転倒だ (じっさい昨ファイナルは彼のケガで流れが変わった。) 従来どおり、もっと控えの若手たちに任せてリスク分散させたほうがいいと思うのだが、どうか。
・・・長くなるので、2位サンダーと3位クリッパーズについては次の記事へ。
長年スパーズを応援してきたので、今年こそ最後のひと花咲かせてほしいです。(毎年言ってる。)
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