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【『ガラスの仮面』全巻】 2014.04.01 (Tue)

ガラスの仮面500巻≪四月の馬鹿≫レビュー

 美内すずえ 『ガラスの仮面』 第500巻 ≪四月の馬鹿―エイプリル・フール―≫
 発売延期に延期を重ね、第49巻からちょうど100年後の 2112年9月3日 に光子コミックス配信。

速水真澄
(ヤフーアバター)

  【サイボーグ月影千草】

  一度は絶命しながら、遺伝子サイボーグ技術でよみがえった月影千草。不死身の体を得た彼女の脳裏に、「『紅天女』 はだれにも渡さない・・・!」 という野心が芽ばえはじめる。


 「わたしの名前は 『紅天女』・・・!」
  「科学」 の力を借りて 「神話」 と一体化していくサイボーグ月影。「オーホホホ・・・!」 と笑う最強の紅天女に戦慄を禁じえない。そして裏で糸を引く、鷹通グループ総帥・鷹宮紫織の影・・・!



  【亜弓の秘策】

 北島マヤ姫川亜弓、ふたりの紅天女候補に対して日に日に冷淡になる月影。マヤは師の豹変にショックを受けるが、その野心に気付いた亜弓はあせりを隠せない。このままでは自分の存在意義が失われてしまう・・・。そんな折、ある雑誌の広告が亜弓の目に留まる。
 「すごーくおもしろいんだ! すごーくゆかいなんだ! でも、どんなお話かは、正月号のお楽しみ!」


 狂いだす歴史の歯車。そのとき亜弓が見つけた雑誌の広告・・・。今後どんな展開につながるんだろう??
 なお、作中に登場する 「マツシバ・ロボット工場」 は、トーキョー・シティに実在する大手ロボット・メーカー。ネコ型の子守りロボットやタイムマシンを製造しているそうだ。



  【速水真澄、還暦】

 速水真澄が還暦を迎え、大都芸能で盛大なパーティが催される。
 聖唐人は、先に糖尿と骨粗しょう症と便秘で亡くなった水木秘書のためにも、マヤとの愛を成就するよう重ねて真澄にうったえる。
 真澄 「愛しているだと・・・? 相手は11も年下の49だぞ・・・。おれともあろうものが・・・!」


 通算147回目の「おれともあろうものが・・・!」。および8722回目の「白目」。(筆者調べ)
 還暦でも若々しい真澄。 一方、すっかり薄くなった聖唐人の頭髪が、時の流れを感じさせる。


 ・・・連載中断・発売中止がもはや恒例となった 『ガラかめ』。前巻から100年待たされたことで、またしてもファンの賛否両論で紛々。

 ちなみにすっかり出番がなくなった桜小路優。『別冊ヤング花とゆめ増刊号ふろく』 (2112年春)の雑誌連載時では 「初孫が生まれてそれなりに幸せにやっている」 そうだが、コミックスでは削除されて無かったことにされている。
 

【続き・・・】

 

 次巻・・・
 ・・・ネコ型ロボットを過去世界に送り込んだのは、亜弓ではなく紫織だった! 「タイム・パラドックス<時間旅行の矛盾>」により、次々と描き替え・改稿されていく『ガラスの仮面』の歴史。
 マヤと真澄の愛のゆくえは? 傷ついた亜弓の目は? 『紅天女』の決着は? 果たして『ガラかめ』に未来はあるのか・・・!?


 
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