【 NBA】 2014.04.20 (Sun)
NBAプレイオフ2014 ≪ウェスト中堅組≫

米バスケNBAは、2013-14レギュラー・シ-ズンが終わり、いよいよ今季の王者を決めるプレイオフが始まります。
今季も極端な西高東低。負け越しチームが出場するイースタン・カンファレンスなんか無視して、し烈な 「ワイルド・ワイルド・ウェスト」 だけ観ていました。史上五指に入る高レベルだそうで、勝率5割台では上位8枠に入れないのが恨めしい。(西9位サンズは東なら3位タイ!)
その過酷を極めたウェスト最終枠争いほかのまとめです。もっと上に勝ち上がれそうなスパーズ、サンダー、クリッパーズの3強は、また次の回戦の時に書きます。(サンダー残るかなあ・・・。)
※54勝28敗で並んだロケッツとブレイザーズは、直接対決の成績でロケッツがホームコート権を獲得。西4位vs.5位として1回戦で激突――
現役最高のセンター、D・ハワード(リバウンド4位)が加わったヒューストン・ロケッツが、上4位シード内を守った。
ただ、J・ハーデン(得点5位)を筆頭にした猛攻撃(チーム得点も2位)はとても魅力的だが、失策<ターンオーバー>が多く守備が心もとない。また、分析・対策が極み尽くされるこの短期集中決戦、ファールが多くフリースローが下手なハワードが手玉に取られる場面を何度も見てきた。彼らを着実に勝ち上がれるチームと呼ぶには疑問符がつく。
今季の台風の目、意外な伏兵ポートランド・トレイルブレイザーズは、けっきょく西5位に落ち着いた。
エースのL・オルドリッジ(得点8位)と昨季の新人王D・リラードを軸に、先発5人が固定してほぼ全出場。シーズン前半はウェスト首位を争う快進撃で驚かせた。しかし先発以外で見るべきはモー・ウィリアムズのみ(他は出場15分にも満たない)。主力の酷使がたたって後半戦失速し、激戦ウェストの中位に埋もれてしまった (オルドリッジの一時離脱が大きく響いた)。
それでも得点力はリーグ3位。1回戦ロケッツ相手なら、楽しい試合を繰り広げて勝てるかもしれない。
昨季いきなりの大躍進ゴールデンステイト・ウォリアーズは、今では「万年ドアマット」の20年がウソのような堂々たる強豪に。西6位。(vs.西3位クリッパーズ)
その立役者、S・カリー(得点7位)とK・トンプソンの長距離砲ブラザーズは今季もスプラッシュ!(3ポイント成功数は1位と2位でまた記録更新。) さらに万能選手A・イグドラやJ・オニールほか、開幕後も積極的な補強を重ねて戦力をしっかりと固めた。
ただインサイド陣、今プレイオフこそ主軸のD・リーは万全・・・なんだけど、今年はセンターのA・ボーガットが肋骨骨折、1回戦出場はムリときた。
相手は優勝候補の難敵クリッパーズだが、苦手とする堅守型チームよりはまだ良かったか。(このNBA2大ドアマット・チームが、いまやドル箱カードになるなんて! しみじみ・・・)
・・・長くなったので、ウェスト最終枠争いについては次の記事へ。
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