【★特別企画★】 2013.02.11 (Mon)
ドラえもん×ドニゼッティ 『愛のみょうやく』

ドラえもん 『のび太と愛のみょうやく』
(ドニゼッティの歌劇 『愛の妙薬』 より)
しずちゃんを振り向かせたいのび太は、ドラえもんに 「ほれ薬」 を求める。
そんなやり方はひきょうだとたしなめながらも、ドラえもんは 「イゾルデじるしのほれぐすり」を出す。これを飲むと、あらゆる異性がその人を好きになってしまうという。
のび太、そんな説明も話半分に、薬ビンを奪い取って一気飲みしたかと思うと、喜び勇んで外に飛び出す。・・・が、道行く女性は何事もなく通り過ぎていく。そう、薬の効果が現れるのは1時間後なのだ。 「いまこのときをのがしてなにが愛だ!青春だ!」 と憤るのび太に、「それくらいの気あいがあるなら・・・」 とあきれるドラえもん。
「ちぇ、つまらない」 と外出するのび太。 ひとり部屋に戻るドラえもん、飲み捨てたビンを見る。ラベルには 「トリスタンじるしの死のくすり」! ドラえもんは間違えて毒薬を出してしまったのだ。ほれ薬同様、効果が現れるのは1時間後。早く解毒剤を飲まさなければ・・・。
一方ののび太、またもジャイアンにいじめられる。
のび太、急ぎ駆けつけたドラえもんに 「けんかにまけないくすりを出してくれ!」 と泣きつく。一にも二にも解毒剤を飲ませたいドラは、「いいともいいとも」 と解毒剤を渡す。薬ビンを手にすっ飛んでいくのび太。あまりの勢いに、ドラ 「かならずのむんだぞ!」 と声を掛けるのが精一杯。
のび太、再びジャイアンの前に立つ。傍らにはしずかや女の子たち。ジャイ 「なんだ、またやるのか?」。スネ「どうせドラえもんにどうぐを出してもらったんだろ?」
のび太 「ほえづらかくなよ」 とビンのふたを開けるが、しずかと目が合う。・・・男ならだれの力も借りずにたたかわなければ・・・。
のび太、薬ビンを投げ捨てる。飛び散るガラスと薬液。ジャイアン、指を鳴らしながら 「いいどきょうだ」。
のび太とジャイアンの格闘――。
しかし、名作 『さよならドラえもん』 ほど現実は甘くはない。のび太、あっという間にズタボロに。生ワカメのようにヘナヘナになったところをつかまれ、とどめの一撃を浴びようとする。ジャイアン 「フフフ、かくごしろ」。
その時、しずかが割って入る。「やめてー!!」。 涙をためたしずかの懇願に、退散するほかないジャイアンとスネ夫。「ふん、命びろいしたな」。
意識もうろうののび太、「ぼくは・・・ジャイアンに・・・勝ったの・・・?」。 しずか 「えぇ、りっぱだったわ」。 のび太の勇気に、しずかや女の子たちはすっかりハートマーク。のび太、女の子たちに囲まれて照れくさそう。
そこへ駆けつけるドラえもん。
夕日の中、帰路につくふたり。ジャイアンにも勝って、しずちゃんもメロメロで良かったねえ、とめでたしムード。のび太、ひみつ道具に頼らず自分の力でやり遂げた達成感にひたる。
ドラ、悪い予感。「じゃあ、ぼくがあげたくすりは・・・?」
「エェ!? のまなかったの!?」
おわり
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