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【ヒッチコック全作品】 2012.10.17 (Wed)

『ウィーンからのワルツ (1933英)』

(ヒッチコック全作品) 
16.ウィーンからのワルツ
(※白黒作品)

 ≪感想≫
 著作権切れのインターネット動画で見ました。字幕なし。
 ヒッチのカメラは正面に据えたっきりで動きはなく、人物の内面に迫ろうとする気持ちが入っていないことが分かる。 言われているほど退屈・駄作でもなかったが、このくらいならヒッチコックじゃなくてもザラに見られる。
 ただ、ヒッチ自身は 「音楽のない音楽劇」 と皮肉っていたが、楽聖の物語を安易な演奏シーンに頼らず、ドラマだけで見せるのはかえって現代的かも?



 A・ヒッチコック監督第16作 『ウィーンからのワルツ (1933英)』

 出演/ジェシー・マシューズ (ラジ)
     エズモンド・ナイト (ヨハン・シュトラウスⅡ世 “シャニ”)
     エドマンド・グウェン (ヨハン・シュトラウスⅠ世)
     フェイ・コンプトン (伯爵夫人)
     フランク・ヴォスパー (皇太子)

 ≪あらすじ≫
 19世紀・音楽の都ウィーンで、父をもしのぐ音楽の才能を発揮する若きJ・シュトラウス2世。 美しき伯爵夫人に見初められた彼はその援助を受けることになるが、それがもとで恋人ラジとの関係がこじれてしまう。ラジは恋人の将来のため、身を引く決意をする・・・。

 ≪解説≫
 ワルツ王J・シュトラウスをめぐる恋愛劇。
 日本では劇場未公開のうえソフト化もされていない。海外版のみ。(ここまで扱いが低いのは、フィルムそのものが逸失している監督第2作 『山鷲』 に次ぐ。)

 ≪裏話≫
 ヒッチは水の合わないBIP社からアレキサンダー・コルダー社に移籍するが、企画の不調で丸1年何も撮らないまま契約切れ。本作はそんなヒッチ以下、フリーランスのスタッフの寄せ集めで作られた。
 監督キャリアの危機にあったヒッチに手を差し伸べたのが、彼を監督としてデビューさせた育ての親マイケル・バルコン。その新会社ゴーモン・ブリティッシュに正式に移籍したヒッチは、次作 『暗殺者の家』 からサスペンス・スリラーに専念するようになり、いよいよその快進撃が始まる!
 
 ≪ヒッチはここだ!≫
 不明。 (コスチューム劇なので、わざわざ衣装をつけてまで出演していない?)
 ・・・それ以前に、うまくいかない撮影に感情が爆発、現場でかなり当たり散らして、お遊びどころじゃなかったそうだ。



  『WALTZES FROM VIENNA』

 監督/アルフレッド・ヒッチコック
 脚本・原作/ガイ・ボルトン
 脚本/アルマ・レヴィル
 撮影/グレン・マックウィリアムズ
 音楽/ヒューバート・バス およびヨハン・シュトラウスⅠ、Ⅱ世作品
 製作/トム・アーノルド

 アーノルド・プロ & ゴーモン・ブリティッシュ社 80分

 
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