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【アメリカ映画】 2012.04.16 (Mon)

追悼…ホイットニーの 『ボディガード』

ボディガード


 先日開局した無料BSチャンネル 「Dlife」 で、懐かしの映画 『ボディーガード』 をやっていました。1992年アメリカ。

 主演はもちろん、ケヴィン・コスナーホイットニー・ヒューストン

 何より驚いたのは、黒人と白人の人種の違いにまったく触れる事なく、おしゃれなラブロマンスとして世界中からさらりと自然に受け入れられたこと。
 娯楽メジャー映画で他にこんな作品あったっけかな。いともあっさりタブーを乗り越えたこの功績は、もっと評価されてもいい。本物の「アカデミー賞ノミネート」くらいはされても良かったと思います。(受賞はイーストウッドの『許されざる者』)

 物語は、何者かに命を狙われるスター歌手と、その護衛についた伝説のボディガードとの愛とサスペンス・・・。

 クロサワ&ミフネの 『用心棒』を 「60回以上は観た」 とバイブルにしている割には、依頼人と寝てしまう主人公に眉をしかめる御仁もいましたが、そうでないと話が盛り上がらないのでまぁいいと思う。
 それより、華やかで強く前向きな女と、それを陰で守り支えてくれる優しく頼もしい男の存在。 社会に活力がないと、こういう構図はもう受け入れられないだろう。 しょせんは 「騎士〈ナイト〉に守ってもらうお姫さま映画」 と言えばそれまでですが、やはりそういう願望も満たしてくれる娯楽も人生には必要です。
 男からすれば 「手っ取り早いデート映画」 と色めがねで見ていた面があったのですが、今回、意外とぼくの方が夢中になれました。

 そして何と言っても、ホイットニーの主題歌 『I Will Always Love You』!! 今さら何を言わんや。これだけでご飯3杯はいけます。
 それだけに先日、過酷な芸能界の浮き沈みに散ったホイットニーを思うと、寂しさと言うかむなしさと言うか、やりきれない思いが胸に沸き上がってきました。 もっとゆっくり生きることだって出来ただろうに・・・。
 この映画のサントラは持っていなかったけど、久しぶりにデビューアルバムを聴きました。
 

【続き・・・】

 
 ところでこの主題歌の日本語訳――。
 冒頭の歌詞 「If I should stay, I would only be in your way・・・」 の公式の翻訳は、「もしいなくてはならないのなら あなたのやり方に従うまでよ。私は行くわ」 というわけの分からない言いようになっています。
 「be in your way」 は 「あなたの道の上に居座る」。・・・つまり正しくは、「このまま私がいたら、あなたの邪魔になるだけ」。 だから私は行くわ(「So I'll go」)、につながるのです。
 ライナーノーツを鵜呑み・丸写しにするのはやめましょう。


 なお、今回放送されたのは日本語吹き替え版。 コスナー役の声優はもちろん定番の津嘉山正種さん。
 強く男らしいボディーガードの顔と、甘い愛をささやく恋人の顔、時折見せる明るくくだけた表情まで、説得力と包容力がある安定した演技はさすが。 もとのコスナーがけっこう高い声なので、津嘉山吹き替え版はカッコよさ3割増しになること請け合いです。

 
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