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【『ガラスの仮面』全巻】 2021.03.06 (Sat)

ガラスの仮面第34巻≪速水真澄物語≫

 美内すずえ 『ガラスの仮面』 第34巻 ≪紅天女(1)≫

ガラスの仮面~マヤ(白目・光)

 【速水真澄物語】

 幻の名作劇 『紅天女』 の再始動に世間が沸く中、少年時代を回顧する真澄――

 ――一代で 「大都グループ」 を築き上げた実業家・速水英介の邸宅。 早くに実父を亡くした藤村真澄少年は、家政婦として雇われた母・(あや)と当家に住みこむことに。 主人の英介は冷酷無慈悲な男だったが、ただひとつ、かつて愛した女優・月影千草と 『紅天女』 への執念に取りつかれていた。
 利発な真澄少年に目をつけた英介は、母・文と形だけの結婚をすることで真澄を養子にする。愛情のかけらもない英介の帝王学教育に反発しながらも、すぐれた後継者として育っていく真澄。
 ある日速水邸が火事に見舞われ、真澄の母は 『紅天女』 の秘蔵品を守って命を縮めてしまう。 妻の体より 「紅天女の打ち掛け」 を案じる英介への憎悪が極まった真澄は、英介の事業と 『紅天女』 のすべてを奪い取ることで復讐にしようと誓うのだった・・・。


 第12章≪紅天女≫編がいよいよスタート。
 前巻ラスト、ついにマヤが 「紫のバラのひと=速水真澄」 に気づいた!のでワクワクしながら続きを開いたら、真澄の生い立ちを延々と・・・。お話自体はとても面白く、真澄の人となりがよく伝わったのだが、何もここに挿入しなくても・・・。 雑誌連載時は何週何ヶ月も待たされたのだろうか?
 後半、ようやくマヤの揺れる想いを。が、話の腰を折られた(・・・本当に折られたようにガク~ッときた)ので、イマイチ乗りそこなってしまった。

 なお「藤村真澄」という名前は、実在した東宝の大プロデューサー「藤本真澄」からの連想か。



 【紅天女のふるさとへ】

 マヤ、亡母の墓に供えられた 「紫のバラ」 と、そこから立ち去る真澄の後ろ姿を目撃。墓前に落ちていた万年筆から、“紫のバラのひと” は速水真澄その人であることを確信する。

 マヤと亜弓、月影の待つ “紅天女のふるさと” へ。マヤ、真澄に “紫のバラのひと” のことを切り出せないまま旅立っていく。


 『紅天女』 試演の配役が決定。えぇ~、まだ桜小路くんで押すの!? せめて亜弓の相手役とかなら・・・。

 写真家ピーター・ハミルが初登場。亜弓との恋の展開に期待。
 その直前、亜弓がマヤのことを 「あの子」 ではなく 「あのひと」 と格上げ。 また、マヤ自身も真澄に 「あたしもう大人です…! チビちゃんなんて呼ばないでください…!」 と訴える。・・・高校卒業から2年後の受賞で、マヤ推定20歳。そうやって少しずつ大人になっていくのだろう。

 
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