【画像一覧】 2016.02.29 (Mon)

2016年2月の画像一覧

≪2016年2月の画像一覧≫

62 ドライビング・ミス・デイジー
アカデミー作品賞62 『ドライビング Miss デイジー(1989米)』


NBAロゴ
【NBAスパーズ】 2.新エースたち


スライム(20)
【ドラクエ7冒険記】 26.四精霊復活➀(炎~海賊船)


『暴力脱獄』
隠れ名作 『暴力脱獄 (1967米)』


61 レインマン
アカデミー作品賞61 『レインマン (1988米)』


カラヤン59『ツァラトゥストラ』VPO
カラヤンの『ツァラトゥストラはかく語りき』聴き比べ


スライム(20)
【ドラクエ7冒険記】 25.ディスク2開始(世界大異変)

 
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00:06  |  画像一覧  |  EDIT  |  上へ↑

【アカデミー賞全作品】 2016.02.26 (Fri)

『ドライビング Miss デイジー(1989米)』

第62回アカデミー作品賞~~美しくないから友情は美しい

62 ドライビング・ミス・デイジー

 ≪感想≫
 居並ぶ話題作群を差し置いて受賞した本作、どれほどのものかと身構えて観たのですが、素晴らしかった! 小品だが一番よかった。この年ばかりはアカデミー協会の慧眼に脱帽しました。

 人種問題や高齢化問題など説教くさくなりがちな題材を、あくまで温かくさりげなくこなしています。
 愛すべき登場人物たちの言葉の裏に見え隠れする、「黒人はかわいそうな人たち」「賃金アップしなけりゃ やめてもいい」「ガンコな年寄りはめんどくさい」といった人間の偽らざる本音。それを大人の良識のオブラートで包みながら、「それはそれ、これはこれ」としてちゃんと表現してみせる・・・。'89年時点の、アメリカの文化的成熟度に感心しました。
 ホークがデイジーの信頼を勝ち得ていくささやかな物語の運びや、画面の一部に影を残したつつましい照明など、どこまでも自然で嫌みがなく気持ちがいい。
 25年間を1時間半で描くずいぶんな駆け足ですが、余計な説明シーンがないぶん、観る人それぞれが自分の人生と経験を重ね合わせて、空白の時間を想像・補足できる。とても大人なつくり。思い出すたび何度でも見たくなるし、何度観てもクスリとさせる深い味わい。

 あと、「究極の悲劇は、悪しき人々の暴言や暴力ではなく、善き人々の沈黙と無関心である」・・・この映画で覚えた、ぼくにとってキング牧師といえばこの言葉。

 オスカー度/★★☆
    満足度/★★★



 『ドライビング Miss デイジー(1989米)』

 監督/ブルース・ベレスフォード
 主演/ジェシカ・タンディ (デイジー・ワーザン)
      モーガン・フリーマン (ホーク・コルバーン)
      ダン・エイクロイド (デイジーの息子ブーリー)

 ≪あらすじ≫
 米南部アトランタ郊外。教職を退いたユダヤ系の未亡人ミス・デイジーは、苦労人とあってかなりの頑固者。息子ブーリーの計らいでホークという初老の黒人男性が運転手につくが、自分はまだまだ若いつもりだし、何より運転手付きだなんて金持ち気取りはもってのほか。
 それでも気長に見守るホークに折れ、しぶしぶ後部座席に身を沈めるデイジー。始めはホークの振る舞いがことごとく気に入らないのだが、他愛もない衝突を重ねるうち、ふたりの間に奇妙な友情が芽生えていく。

 ≪解説≫
 人種も背景も違うふたりの老人の、25年に渡る交流を描く。原作はオフ・ブロードウェイの舞台劇。
 始めはあまり注目されない無印の小品だったが、アカデミー賞に輝くや否や大ヒットを記録した、珍しいタイプの名品である。



 ≪受賞≫
 ベルリン映画祭・最優秀賞(J・タンディ、M・フリーマン)
 アカデミー作品、主演女優(J・タンディ)、脚色、メイク賞の計4部門受賞。(候補9部門中)
 (他の作品賞候補 『7月4日に生まれて』 『フィールド・オブ・ドリームズ』 『いまを生きる』 『マイ・レフトフット』)

 タンディは演技部門では史上最高齢80歳での受賞。
 ――彼女は舞台劇 『欲望という名の電車』 初演のヒロイン役として名声を得るが、'51年の映画化に際し、彼女だけ有名スターのヴィヴィアン・リーに役を奪われてしまう。果たして 映画版は大成功、リーおよび元・共演者ふたりの3俳優がオスカーを受賞し、相手役のマーロン・ブランドもスター街道に・・・。それから40年近くたっての悲願のオスカーに、「やっと仲間になれた」 とアカデミー協会会長に語っている。その時の会長こそ、『欲望…』 のミッチ役で助演男優賞の「元・共演者」カール・マルデンであった。

 プロデューサーのザナック夫妻はハリウッド有数の名門映画一族。翌'90年、夫リチャードに名製作者を讃える アーヴィング・サルバーグ賞。
 一方、監督のベレスフォードは監督賞にノミネートすらされず。それなのに作品賞はきわめて異例のことだった。




 『DRIVING MISS DAISY』

 製作/リチャード・ザナック、リリー・ザナック
 監督/ブルース・ベレスフォード
 脚本/アルフレッド・ウーリー(原作も)
 撮影/ピーター・ジェームズ
 音楽/ハンス・ジマー
 メイク/リン・バーバー、ケヴィン・ハネイ、マンリオ・ロチェッティ

 ザナック=ワーナー/99分
 
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22:05  |  アカデミー賞全作品  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2016.02.22 (Mon)

【NBAスパーズ】 2.新エースたち

NBAロゴ
 米プロバスケNBA2015-16シーズンは、オールスター戦を終えて後半戦へ。
 例年ならいろんなチームをまんべんなく観る派なんですが、今季は特にひいきのサンアントニオ・スパーズばっかり見ています。長く黄金時代を築いた「ビッグ3」から、K・レナードや新加入オルドリッジら若きエースたちへ――
 ――時代がバトンタッチされていく今一番おもしろい時期だから。かくも見事な世代交代は頭脳派球団スパーズの面目躍如です。


☆  ★  ☆


 ラマーカス・オルドリッジ(PF)
 "新"大黒柱を任されたオルドリッジ(ブレイザーズ⇒)は数字の上では成績を落としたが、チームになじむのは早かった。年明けからは成績もうなぎ登りで、より深いレベルでのスパーズ戦術を習得中。
 こぼれ球をしっかり決める強さと、柔かいタッチのシュートは健在。ただし不調時には存在感が消えてしまうことがままある。優勝を使命づけられたこのチームでは必ず何かツメ跡を残さないと。特に今季のスパーズは、彼を獲得するために本職センターを多く手放しているだけに、優等生の殻をぶち破ってほしい。


 デヴィッド・ウェスト(PF)
 一方、優勝リングだけを求めて入団したもうひとりの大物ウェスト(ペイザーズ⇒)は、規定の最低年俸のうえベンチからの出場というぜいたくすぎる起用。出場時間も役割も限られる中、腐らず黙々と仕事をしているのがえらい。
 ただあまりにも無私すぎるので、たまの先発時などはもっとできる、活かせるんじゃないかと思ってしまう。


☆  ★  ☆


 クワイ・レナード(SF)
 マンガみたいに大きい手のひらと長い腕で昨季の守備MVP。今季は平均得点も20点台に乗せ、押しも押されもせぬスパーズ新時代のエースに。特に長距離砲の精度が上がり、3p%部門でトップ争い中。オールスター戦はファン投票で選出され、うれしい初出場初先発。
 無表情で朴訥な性格は先輩ダンカン譲り。高まる名声に浮かれていないのも、個人成績をそんなに気にしていないのもスパーズらしいエースだ。
 ”キング”レブロン・ジェームズ(キャブス)と攻守で互角に渡りあえる数少ない存在。今後の伸びしろもじゅうぶん。この人だけは安心して見ていられる。


 ダニー・グリーン(SG)
 一方、レナード中心の攻撃が確立されて割を食ったのがグリーン。レナードが長距離砲を打ち始めたことで、あまりいいタイミングで打たせてもらえなくなった。爆発力のある3ポイント砲は打率2割3割に低下。
 持ち前の高い守備力は変わらないので先発の座は揺らいでいないが、一部では彼を控えに回したほうがより攻守に活きるのではないか、という声も。
 夢の年俸1000万ドル契約に気が抜ける男ではないだろう。年明けから少しずつではあるが目立つ場面も増えている。

 ・・・前半戦終了前に、「控えのエース」M・ジノビリがタマタマをぶつけられる重傷。おそらく残り公式戦をまるまる欠場すると思われる (手術は成功して元気そうなのでひと安心)。その先のプレイオフ、さらにその先のジノビリ引退後も見越して、グリーンのさらなる奮起に期待。


☆  ★  ☆


 ただいま、2月恒例の長期遠征("ロデオ・ロード・トリップ")真っ只中。さらに終盤戦にかけて首位ウォーリアーズと3位サンダー相手に3戦ずつ残している。(ここでがんばって首位シードを得るか、今は無理せずプレイオフ一点に賭けるか・・・。ぼくは首位の各種優先権を得たほうが後々ぜったい楽だと思う。昨季もそこを見誤って強敵クリッパーズと潰し合ったことだし。)
 前半戦は相手に恵まれていた。さぁ、正念場はこれからだ。
 
 ・・・次回は、充実のベンチ組「セカンド・ユニット」について。公式戦終盤にお会いしましょう!

 
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20:29  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  ドラクエ7】 2016.02.18 (Thu)

【ドラクエ7】 26.四精霊復活➀(炎~海賊船)

(26.炎の精霊&海賊船)
スライム(20)

 プレステ(PS)版 『ドラゴンクエストⅦ~エデンの戦士たち』 の冒険記です。
 攻略マニュアルにはせず、感想とお役立ちメモ程度にとどめています。詳細はリンクフリーの各攻略サイトを参照。

 マップほか地域の情報 (『DQ-GH.COM』さん)
 武器防具一覧 (『NOTITLE』さん)
 ちいさなメダル (『DQ7攻略wiki』さん)
 職業熟練度が上がる地域一覧 (『Kira'sドラゴンクエスト完璧徹底攻略』さん)




 ≪四精霊復活≫
 【なぞの神殿】の「旅の扉」ワープ室から、「炎・大地・風・水」の4地を再冒険します。
 ※・・・が、精霊を復活させる理由がややこしくてどうでもいい。何より大した見返りがない。作り手ももう全体像が見えなくなって、フィナーレに向けてとにかくゲーム量だけ詰めこんだ感じ。
 平和だった今・世界が、魔物にじゅうりんされたままで終わるのは娯楽ゲームとして苦痛。せめて4精霊復活後は、「くちぶえ」や専用アイテム使用時だけ魔物と戦えるようにするとか。でないとわざわざ好き好んで”パンドラの箱”を開けたプレイヤーは、勇者どころか愚かで迷惑なピエロだ。
 そういう、娯楽のカタルシス・達成感を意地悪く否定しまくったのが、本作ドラクエ7が駄作・失敗作・トラウマ作と言われる最大の理由だ。




 【エンゴウ~炎の山(最深部)】
 パミラを仲間にすると、攻略するまで「旅の扉」うず巻きから帰れない。
 火口の男に2回話しかけると、下に落ちる近道が開く。落ちる途中に全回復ポイントあり。
 一番下に新たな道が開いている。途中に再び全回復ポイントあり。

 ボス「炎の精霊」戦。フバーハ必須。ルカニが効く。2回攻撃はないので落ち着けば怖くない。勝てば「炎のアミュレット」ゲット。

 ≪新エンゴウ周辺、おもな買い物・宝物≫
ドラゴンクロウ/ガ+85、20000G。炎の山・入口のよろず屋に (ほか水の羽衣、力の盾などを販売)。
マグマの杖/マメア+63、つかうとマグマ(全敵80p前後)効果。炎の山最深部の宝箱。
炎のアミュレット/攻+25の装飾品。つかうとメラミ効果。炎の精霊に勝つと獲得。


 ※復活させてやったのに、なぜ「炎の精霊」と戦うのか分からない。しかも勝ってもなんら役に立たないからバカげている。
 パミラの弟子がカンタンに最深部までやって来て興ざめ (ドラクエはこういうことをよくやる)。
 まったくおもしろくない。




 ≪海賊船マール・デ・ドラゴーン&ダーマ大陸復活≫
 炎の精霊の力で「海賊船」が現代に出現。フィッシュベル⇔ダーマ間を往来してくれる。最強武器の販売も。
 ダーマ転職が復活!(および旅の宿カジノも再開。今・旅の宿でもセーブ可に。)

 ≪海賊船、おもな買い物・宝箱≫
★ドラゴンローブ/主マメ+95、40000G、炎氷系40p軽減。事実上マリベルの最強防具。
★みかがみの盾/全+50、33000G、炎系25p軽減。最強クラスなので複数買っても損はない。

船底(左舷・畑の先)にいるネコに話すと「小さなメダル」。ほか宝物は「魔物せいそく図」など。


 ※海賊船は、入って動かすのに手間がかかるのでかえって不便に。見た目の動きがチープ。海戦時にはたま~に援護射撃してくれるが、まるまる代わりに戦って経験値だけくれるくらいでないと存在価値はない。長ったらしい昔話に付き合わされた割には頼りにならない、ザ・羊頭狗肉。
 何より主人公との因縁があいまいだから、仲間意識や感情移入ができない。「人は誰かになれる」という肝心の作品テーマをウヤムヤに終わらせて、つくづく失敗作だなぁと思う。
 船内がひとつの町のように広がっていたのは新味。勇ましいファンファーレもかっこよかった。



 ・・・次回は、大地と風の精霊復活へ。
 おお神よ、この者にひとときの休息をあたえたまえ!

 
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18:51  |    ドラクエ7  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【アメリカ映画】 2016.02.13 (Sat)

隠れ名作 『暴力脱獄 (1967米)』

『暴力脱獄』


 ポール・ニューマン主演、1967年のアメリカ映画 『暴力脱獄』 をはじめて観ました。実はどんな内容かも知りませんでした・・・。


 酔って街のパーキング・メーターを壊しまくった罪で、片田舎の刑務所に入れられたルークという男。
 古参の囚人たちは小ナマイキなルークが気に食わないが、やられても立ち上がるルークの根性と人柄に魅せられていく――



 ・・・とまで言えば、まぁ日本の番長マンガによくある話。
 ◆ストイックさ・豪快さを突きつめる日本流と違って、どこか柔軟・柔和な主人公のキャラクターが新鮮だった。
 ◆殴られても立ち上がる主人公に親分(G・ケネディ)が根負けするシーンは、のび太とジャイアンの一騎打ち 『さようならドラえもん』 の巻を思い出す。
 ◆「ゆで玉子50個大食い」のエピソードは、短いカットを矢継ぎ早につなぐ編集がムダに!かっこいい。最後ぶったおれた「十字架のキリスト」のようなポーズには、大げさすぎて笑った。


 ――最愛の母の死をきっかけに、ルークは何度も脱獄を図る。
 1度目、失敗。2度目、失敗。はじめは温情を見せていた看守による懲罰も、次第に苛烈なものに変わっていく。
 「改心しました」と泣いて看守の足にすがりつくルーク。これまで何度も立ち上がってきた彼が見せる醜態に失望し、背を向ける囚人仲間たち――



 「パーキングメーター破壊」「看守の杖」「十字架のキリスト」といったキーワードが、管理社会や権威・権力者への抵抗のシンボルとして浮かび上がる。
 と同時に、彼は無軌道なだけのアウトローではないし、強靭なヒーローを描きたいわけでもない。ルークという男とその物語の本質がだんだん見えてきた。

 「本当に参っていた。ただ"改心"しなかっただけ」

 若者の反抗・挫折を生々しく描いた 「アメリカン・ニューシネマ」 は 『俺たちに明日はない』 が始まりとされていますが、同じ1967年の本作にもその萌芽が見てとれます。


 ――そして三たびの脱獄。ところがすぐ、ルークは逃げるのをやめてしまう。
 無人の教会で、「神などいない」としたうえで、神に向かって訴えかける。不安と不透明の人生、自分にどうしろと言うのか・・・。



 社会を覆う、言いようのない生きづらさ、きな臭さ。
 主人公その人は頭のいい、行く先々で一目置かれるデキる奴ではあるが、自身は本当に何をやりたいのか見つけあぐねているような男。それでも、道まよい抗いながらも自分の言葉で訴えることに、われわれ現代人にこそ届く説得力がありました。無分別で破滅的なボニー&クライドとは違う、より21世紀的なアンチヒーロー像。

 そして最後のセリフ「俺たちは意思疎通に欠けてい・・・」。 究極の「意思疎通の欠如」 によって、この騒動は結末を見る。この瞬間は少なからずショックだった。最後の数10分は考えさせられた・・・。


 日本ではあまりメジャーではない本作。 『暴力脱獄』 というB級バイオレンスのような邦題で損しているという声がもっぱら。(原題はポーカーでいう「妙手」のことだが、今どきの「原題そのままの邦題」だったら、それはそれで芸がないだろうなあ。)
 いや、ヘンに内容を知らず、期待しなかったぶん、胸にグサリとくるものがあった。10代のころに観ておきたかった!
 
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タグ : 映画 ポール・ニューマン ニューシネマ  テーマ : アメリカ映画  ジャンル : 映画

21:28  |  アメリカ映画  |  コメント(2)  |  EDIT  |  上へ↑

【アカデミー賞全作品】 2016.02.09 (Tue)

『レインマン (1988米)』

第61回アカデミー作品賞~~やっぱり家族が一番

61 レインマン

 ≪感想≫
 アカデミー受けする障がい者もの、一般受けする人気絶頂T・クルーズの起用・・・。通俗的な成功を揶揄する声もよく聞きましたが、本作のおかげで自閉症(およびサバン症候群)という症状が広く注目されるようになったことは、大きな功績でしょう。

 兄弟愛に目覚めた弟の熱弁は一見白々しく映りますが、ぼくは逆に、白々しいからこそ良かった。どうせ一時の感情だろうし、医師たちも信じていません。そっけないラストもそれを物語っています。たった数日で永遠の絆なんか生まれないなど承知の上。
 本気で「自閉症」や「家族愛」を描くには踏み込みが浅いのですが、自閉症も知らない医師が登場するくらいなので、当時としては、広い支持を得るにはこのくらいで十分だったのでしょう。

 オスカー度/★★☆
    満足度/★★☆



 『レインマン (1988米)』

 監督/バリー・レビンソン
 主演/ダスティン・ホフマン (レイモンド・バビット)
      トム・クルーズ (チャーリー・バビット)
      ヴァレリア・ゴリノ (スザンナ)

 ≪あらすじ≫
 ビジネスに失敗したチャーリーは、父の訃報を聞いて帰郷するが、そこで生き別れになった兄レイモンドの存在を知る。レイは重い自閉症にかかっており、父の死にも実の弟にも興味を示そうとしない。そんな彼に300万ドルが相続されたのだ。
 この大金を横取りするため、レイモンドを無理やり病院から連れ出すチャーリー。はじめは兄の奇行に手を焼くチャーリーだったが、旅を続けるうち、「レイモンド」が幼い頃の心の支えだった英雄「レインマン」その人であったことに気付く。

 ≪解説≫
 現代の名優ホフマンと、売れっ子クルーズが組んで大ヒットした人間ドラマ。レーガン政権による「マッチョなアメリカ」時代を終えようとしていたこの頃、「家族愛」というテーマの再興が人々に感動を与えた。
 記憶など特定の能力が著しく高い“サバン症候群”という難役に挑んだホフマンの熱演が光る。



 ≪受賞≫
 ベルリン映画祭金熊賞(最高賞)
 アカデミー作品、監督、主演男優(D・ホフマン)、オリジナル脚本賞の計4部門受賞。(候補8部門中)
 (他の作品賞候補 『ミシシッピー・バーニング』 『危険な関係』 『ワーキング・ガール』 『偶然の旅行者』)

 アカデミーとベルリンのW制覇は本作のみ。
 ホフマンは'79年『クレイマー・クレイマー』以来2度目の主演男優賞。モデルとなった人物に熱心に取材するなど、'80年代の彼は近寄りがたいほどの完璧主義を極め、この間2作しか映画出演していない。(秀作『トッツィー』と失敗作『イシュタール』)



 『RAIN MAN』

 製作/マーク・ジョンソン
 監督/バリー・レビンソン
 脚本/ロナルド・バス、バリー・モロー(原案も)
 撮影/ジョン・シール
 音楽/ハンス・ジマー

 ピータース=ユナイト/113分
 
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19:31  |  アカデミー賞全作品  |  コメント(1)  |  EDIT  |  上へ↑

【クラシック音楽】 2016.02.05 (Fri)

カラヤンの『ツァラトゥストラ』聴き比べ

 前回のクラシック音楽記事 世界一ヘタクソな『ツァラトゥストラはかく語りき』 の続きです・・・


カラヤン59『ツァラトゥストラ』VPO


 映画『2001年宇宙の旅』のテーマ曲「♪パ~パ~パ~」でおなじみ、リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩 『ツァラトゥストラはかく語りき』
 ・・・といえば、やっぱり帝王ヘルベルト・フォン・カラヤンのCDが決定盤。この曲を最大のレパートリーのひとつにしており、数多くの名演を残しています。


 1959年ウィーン・フィル版 (英デッカ)
 1973年ベルリン・フィル版 (独グラモフォン)
 1983年ベルリン・フィル版 (独グラモフォン)



 ・・・他にもライブ盤などがありますが、代表的な録音はこの3つ。

 中でも完成度が高く集大成とされているのが、晩年の 「1983年版」
 ただ、たしかに全体の骨格や構成は立派だけど、もっと若々しい勢い、ドキドキするような突き上げが欲しかったな。

 というわけで、ぼくは 「1959年版」 を愛聴しています。映画『2001年』に使われたのがまさにこの演奏。(上の写真。なお、公式サントラには長く「ベーム&BPO」版が収録されていたが、ぜったい違うと思ってた。真面目すぎて面白くない。)
 「ベルリン」ではなく「ウィーン」ということでいくらかソフトと言われていますが、色彩や表情は豊かなので、そんなことは感じなかった。録音も悪くない。それに何てったって、「ツァラトゥストラ」といえば「2001年」だもの。(←ミーハー)
 ちなみに中盤のヴァイオリン・ソロは、ニュー・イヤー・コンサートやウィンナー・ワルツでおなじみ、ウィーン・フィルの名コンマスだったウィリー・ボスコフスキーさんです。

 残るひとつ 「1973年版」 は、カラヤンとその手兵ベルリン・フィルの黄金期のもの。オケの大迫力が売りとされていますが、ぼくには音がシャリシャリしてるような印象だった。CD録音が安っすい廉価盤だったのかな。


 みなさんは、お好きな奏者のお好きなバージョンを選んでくださいね。
 (参考:ニコニコ動画の聴き比べ。・・・最初期の古い演奏は、拍子抜けするほどあっさりと小ぢんまり。宇宙規模で壮大に歌いあげる今のイメージに変わって、はじめて「名曲」になった。

 
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タグ : カラヤン ツァラトゥストラはかく語りき ウィーン・フィル 2001年宇宙の旅  テーマ : クラシック  ジャンル : 音楽

22:04  |  クラシック音楽  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  ドラクエ7】 2016.02.01 (Mon)

【ドラクエ7】 25.ディスク2開始(世界大異変)

(25.Disc2開始)
スライム(20)

 プレステ(PS)版 『ドラゴンクエストⅦ~エデンの戦士たち』 の冒険記です。
 攻略マニュアルにはせず、感想とお役立ちメモ程度にとどめています。詳細はリンクフリーの各攻略サイトを参照。

 マップほか地域の情報 (『DQ-GH.COM』さん)
 武器防具一覧 (『NOTITLE』さん)
 ちいさなメダル (『DQ7攻略wiki』さん)
 転職システム (『ドラクエ&パズル』さん)
 職業熟練度が上がる地域一覧 (『Kira'sドラゴンクエスト完璧徹底攻略』さん)



 ネタバレ≪ディスク2の流れ≫
 ユバール大陸が完全復活 ⇒ トゥーラ大会開催 ⇒ ユバール神復活の儀式 ⇒ フィッシュベル~Gエスタードで休息 ⇒ クリスタルパレス出現 ⇒ 現世界封印(マリベル復帰~メルビン単独冒険) ⇒ 4つの精霊復活へ(&海賊船) ⇒ ラストボス最終決戦 ⇒ Gエスタード・崖の宝箱に「こわれた石版」・・・でエンディングへ。




 ≪ユバール大陸復活~トゥーラ大会開催≫
 ユバール族のテント~マーディラスでトゥーラ大会開催を経て、ユバール族の「神復活の儀式」へ。

 ≪ユバール族の「神復活の儀式」≫
 【湖の洞窟】 の台座に「大地の鈴」を捧げた時点で、後戻りのできない世界大異変のはじまり。➀仲間は一時解散(メルビンが一時離脱してマリベル復帰)するほか、➁各地へのルーラ、➂石版冒険、④転職ができないなどなど自由行動が制限され、➄以後ずーっと今世界にも魔物が現れるようになるので注意!!
 やることがあるなら事前に済ませておこう・・・
 ➀このあと単独冒険をするメルビンの装備は二級品でも余裕。強力武具は主人公たちに託す。
 ➀➁復帰するマリベルのために、装備品は今のうち買い揃えておく。
 ➂➃転職と熟練度上げ。実戦的で長丁場を戦える職業に。
 ➄魔物が出ない今世界を名残り惜しもう。
 ・・・あと、今ハーメリア・海底都市のグラコス5世とは戦ったかな? 大異変後に会うともう戦えず、「モンスター図鑑」完成と「石版?」入手ができなくなる!


 ※結局ユバール族はムダで余計なことをしていたわけで、それに付き合わされてほんとバカバカしい。これらゲームの結末に向けては煩雑で露悪的で尻すぼみで、まったくおもしろくない。
 なお、時代遅れ技術との評のCGムービーは特に気にならないけど、作り手はこんなのに力を入れる前に、個々の冒険後の祝いのうたげ、ねぎらいの言葉、達成感にひたれるごほうびなど、まずは娯楽ゲームの基本をきちんと整えてほしかった。



 ≪フィッシュベル~グランエスタード≫
 しばらく主人公ひとりで行動。各地へのルーラ不可。
 Gエスタード王に呼ばれて食堂に入ると、クリスタルパレス~今世界封印まで一方的に展開。



 【クリスタルパレス】
 ※「神の城」。うさんくささプンプンで、破局が分かってるのにゲームを続けなくてはいけないバカバカしさ。(キーファの例で懲りているので、)初プレイ時からこのあたりでしばらく放置してしまう。

 用が済むまで出られない。内部でセーブ可。
 地下に宝物庫。衛兵が立っているがすり抜けられる。「最後のカギ」入手。各ツボのたね類は、このあとツボックに変わるので今のうちに。

 ≪「最後のカギ」 宝箱はGエスタード城のみ≫
★王者のつるぎ/主ア+120。Gエスタード城・地下宝箱。(宝箱はほかプラチナシールドなど。)
ちいさなメダル/お堀イカダの先にある牢獄、左側の牢屋のベッド枕元に。レミラーマをかけてみよう。

(ほか、「崖の老人」宅への通路の途中に謎の宝箱が。ゲームのエンディング時に超・重要!
 また 【なぞの神殿】 の奥部に新たな台座がふたつ。・・・これらはボーナス・ゲーム用。)



 ≪今世界封印~マリベル復帰≫
 CパレスからGエスタードへの帰り、エスタード島は隔離「封印」される。以後ずーっと今世界にも魔物が出るようになる。
 フィッシュベルでマリベルが戦列復帰。理不尽なゲーム展開に毒づいてくれる代弁者が帰ってきてくれてうれしい!・・・と思っていたが、毒舌はトーンダウン。


 ≪メルビンのひとりコスタール≫
 主人公一行は徒歩で 【なぞの神殿】 大広間へ。
 別行動のメルビンを操作してコスタールを単独冒険(ホビット洞窟~大灯台)。魔物の出現率は低く1匹ずつしか出ないので、装備は1ランク下でも楽勝。強力武具は「ふくろ」に託して主人公たちに使ってもらおう。
 コスタールのカジノや武器屋・銀行はちゃんと開いている。


 ・・・次回は、「4つの精霊」をよみがえらせる冒険。
 おぉ、神よ! この者たちにひとときの休息をあたえたまえ!

 
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00:24  |    ドラクエ7  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑