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【 NBA】 2016.01.28 (Thu)
【NBAスパーズ】 1.円熟のビッグ・スリー

米バスケNBAの2015-16シーズンはいま、公式戦82試合のちょうど半分を折り返し。2月半ばにはオールスター戦です。
昨季の王者ゴールデンステート・ウォーリアーズがNBA史上最高レベルの快進撃でにぎわせていますが、その影でほくそ笑んでいるのが全体2位、ぼくの応援するサンアントニオ・スパーズ。彼らもすごいぞ勝率8割。
まずは長くチームの黄金時代を支え、トリオでの歴代記録を次々と更新してる 「ビッグ3」 について。(彼らを継ぐ新エースたちはまた後日。)
ティム・ダンカン (C)
不動の大黒柱も39歳、今季か来季で引退だろう。表情もだいぶ柔和になった感じ。
成績上では初の「得点ゼロ」試合があったりとキャリア最低の数字だが、自身もファンも気にしていないのがスパーズらしいところ。チームが強けりゃそれでいいのだ。コンビプレイや守備ではさすがの巧さと存在感で、「やっぱり いてくれないと」とうならせている。
オルドリッジ、ウェスト、セルビアの秘密兵器ボバン・マリヤノビッチ・・・後継者たちにとってはこれ以上ない、生きた基本(ファンダメンタル)の教科書だ。
マヌ・ジノビリ (SG)
彼も公言どおり 「引退はダンカンと一緒」 になるだろう。ふたりとも単年契約で破格の低年俸(3~5億円)。もはやカネは二の次、チームに負担をかけないのがオトナですね。
若手の成長により、彼に求められる役割はだいぶ軽減された。そんな余裕があるぶん、必殺の「ユーロ・ステップ」――独特のトリッキーなプレイは、堅実なスパーズ・バスケにあってよりスパイシーで効果的な威力を放っている。
ダンカン同様、引退なんてもったいない。年の半分休んで、出場も半分の20分弱でいいから続けてほしいなぁ。こういうトランプの「ジョーカー」のような選手はなかなか得がたいが、抜け目のないスパーズのこと、彼の後継者を探して世界視野でツバをつけていることだろう。
トニー・パーカー (PG)
ビッグ3では一番若い33歳だが、満身創痍の彼も絶えず「引退・限界説」と闘ってきた。今季は控えポイントガードのP・ミルズと出場時間を半々に分け合い、だいぶ楽にプレイしている。
長距離砲はほとんど捨てて、得意のフローター(浮かせ)・シュートだけに磨きをかけられるのも、周りの成長があってこそ。それでも攻撃の起爆剤としてチームの窮地を救ってくれるのだから、まだまだナメてもらっちゃ困るというもの。
ただしジノビリ同様、個人の守備力の衰えはいかんともしがたい。お家芸のチーム組織で守ってるぶんにはいいが、S・カリーやR・ウェストブルックら規格外の「超級」が相手となると、とたんに彼らの穴から崩れてしまう。来たるプレイオフ大決戦に向けてどう修正、どのくらい向上できるか。
・・・とにもかくにも、ケガにだけは気をつけて!
・・・いずれも適度に休養日をもらいながら、6度目の優勝だけを虎視眈々と見すえる。「シーズン公式戦は準備・調整期間」と完全に割り切っているスパーズの常勝哲学は今季も徹底。無理せずケガなく過ごせているのが本当に大きい。
(↓続きは、大惨敗を喫した先日のウォーリアーズ戦について。)
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【アカデミー賞全作品】 2016.01.23 (Sat)
『ラストエンペラー (1987伊英中)』

≪感想≫
2016年のこのたび3度目の鑑賞(完全版)。21世紀に入ってからは初。
これだけの長尺・大規模なのに、最後までスキがない完成度で飽きさせなかった。
完全版3時間40分のうち最初の1時間、紫禁城での即位や生活ぶりなど絢爛豪華の極みには、ため息の連続。コンピューターで色調や数かたちに手を加えはじめる前の時代の、真の「上質」と呼べる映像美を存分に味わえた。
次の1時間は、イギリス人家庭教師の目線を加えて、極端に閉塞した宮廷文化への皮肉。
そして後半の2時間弱は、溥儀が何よりも望み、恐れた外の世界へ。日本への接近と幻滅。最後は中国共産党支配下での晩年――。
――描かれるのは、溥儀の「個人史」といったところ。これらの重い歴史に関わった当事国からすれば、政治や歴史の激動にもっと触れてほしかったのが若い頃の感想。
そのくせ溥儀の内面や人間性が表面にあらわれる場面は意外と少ないし、何より西太后~日本の関東軍~中国共産党に流され生きただけの、溥儀その人に前向きな魅力を感じないのが最大の物足りなさだったかも。彼自身がこの長大な物語を作り、動かしたわけではないから。(その周りの登場人物の多くも。)
ただ、多国籍の祝祭作品というべき、もう文句なしの風格で魅せきった。それも素晴らしいことだと今回思えるようになったのは、ぼくの昭和も遠くなりにけり、なのだろうか。
オスカー度/★★★
満足度/★★★
『ラストエンペラー (1987伊英中)』
監督/ベルナルド・ベルトルッチ
主演/ジョン・ローン (溥儀)
ジョアン・チェン (婉容皇后)
ウー・ジュンメイ (第2夫人・文繍)
ピーター・オトゥール (家庭教師レジナルド・ジョンストン)
ユイン・ルオチュン (戦犯収容所所長)
坂本龍一 (甘粕正彦大尉)
マギー・ハン (”東洋の宝石”川島芳子)
≪あらすじ≫
新中国建国直後の1950年、ひとりの男が自殺を図る。彼こそ日本軍に操られて戦犯となった清朝最後の皇帝・愛親覚羅 溥儀<あいしんかくら ふぎ>その人だった――。
――彼は清朝の独裁者・西太后の後押しにより3歳で皇帝に即位するが、ほどなくして清朝を打倒する“辛亥革命”が起こり、紫禁城での幽閉生活を余儀なくされる。やがて大陸を支配せんと企む日本軍に擁立され、かいらい国家“満州国”の皇帝の座に収まるのだが・・・。
≪解説≫
辛亥革命から文化大革命まで、激動の中国を生きた清朝最後の皇帝・溥儀(1906-67)の生涯を描く、壮大な歴史絵巻。
イタリアの巨匠ベルトルッチ監督とイギリスの製作者トーマスが、米の資本と中国の全面協力を得て製作。『シェルタリング・スカイ('90)』 『リトル・ブッダ('93)』 へと続く、彼らのチームによる「アジア3部作」の一になった。
日本では作曲賞も受賞した坂本龍一の参加と、主演J・ローンの東洋的な美男子ぶりが話題に。坂本は有名な『戦場のメリークリスマス』以上にアジア的音階を洗練させ、荘厳な交響楽に仕上げてみせた。(D・バーン担当のOP曲は、グルメ番組でよくかかりますね。)
≪受賞≫
アカデミー作品、監督、脚色、撮影、作曲、美術、編集、衣装、録音賞の計9部門受賞。(候補9部門中)
(他の作品賞候補 『ブロードキャスト・ニュース』 『危険な情事』 『月の輝く夜に』 『戦場の小さな天使たち』)
ノミネート全部門が受賞した、'58年『恋の手ほどき(全9勝)』以来2度目の快挙。('03年 『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』 が全11部門制覇で更新。 )
惜しむらくはモデルが歴史的に「負」の人物だったため、J・ローンは主演賞にノミネートすらされなかった。
『THE LAST EMPEROR』
製作/ジェレミー・トーマス
監督/ベルナルド・ベルトルッチ
脚本/ベルナルド・ベルトルッチ、マーク・ペプロー
撮影/ヴィットリオ・ストラーロ
音楽/坂本龍一、デヴィッド・バーン、ソン・スー
美術/フェルディナンド・スカルフィオッティ
衣装/ジェームズ・アシュソン
編集/ガブリエラ・クリスティアーニ
録音/ビル・ロウ、アイヴァン・シャロック
トーマス=コロンビア/163分 (完全版219分)
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【欧州&世界映画】 2016.01.18 (Mon)
ルコント×ブラームス 『仕立て屋の恋』

ラジオからブラームスの 『ピアノ四重奏曲第1番』 が流れてきました。
官能的な第4楽章が 「ジプシー風ロンド」 と呼ばれて有名。そして同時に、パトリス・ルコント監督1989年の出世作 『仕立て屋の恋』 を思い出させます。
【YouTube検索ページ】 『仕立て屋の恋』 予告編
向かいのアパートメントの美女に恋をした孤独な男。彼は声をかけるでも触れるでもなく、ただ窓から彼女の姿をのぞき見するだけ。やがて、自分を見つめる視線に気づく女――
――始まりはとんだ変態ストーカー話だったのですが、そこから物語は狂おしいほど切ない方向に動きだします――
――あろうことか、みずから男に接近する女。からかいか、自分も求めているのか、それとも・・・?
女のそれがいつわりだと分かっていても、何とかして想い人をつなぎ留めたい男の訴え、すごく分かります。あの「2枚のチケット」はぼくも人のこと言えなかったから。
むしろ「偽り」だからのめり込んでしまったのかもしれない。はた目には叶うはずのない愚かな期待に酔ってしまうように。
そしてクライマックス、あの一瞬のスローモーション! 今でこそよく見るカメラ演出になったけど、当時はしびれまくったものだ。
主人公目線で動くカメラ。(それまでとは逆の立場になって)窓から自分をのぞく顔。なんて残酷で切ない結末だろう。
匂いや指先の愛撫などルコント監督らしいフェティシズムを交え、官能美薫るサスペンスとして忘れがたい名作に。
そして、印象的なブラームスの 「ジプシー風ロンド」。はじめはタンゴか何かラテンの調べだと思ってた。クラシック曲でも指折りの扇情的な旋律を、真面目で保守的と言われたあのブラームスが作ったというのも驚きです。
『仕立て屋の恋 (1989仏)』
監督/パトリス・ルコント
原作/ジョルジュ・シムノン (古典推理小説の大家)
主演/ミシェル・ブラン
サンドリーヌ・ボネール
音楽/マイケル・ナイマン
挿入曲/ブラームス 『ピアノ四重奏曲第1番』
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【 ドラクエ7】 2016.01.14 (Thu)
【ドラクエ7】 24.Disc1終了(飛空石~魔王オルゴ戦)

プレステ(PS)版 『ドラゴンクエストⅦ~エデンの戦士たち』 の冒険記です。
攻略マニュアルにはせず、感想とお役立ちメモ程度にとどめています。詳細はリンクフリーの各攻略サイトを参照。
マップほか地域の情報 (『DQ-GH.COM』さん)
武器防具一覧 (『NOTITLE』さん)
ちいさなメダル (『DQ7攻略wiki』さん)
職業熟練度が上がる地域一覧 (『Kira'sドラゴンクエスト完璧徹底攻略』さん)
≪「天上の神殿」完全復活&「飛空石」獲得!≫
【天上の神殿】の石版から 【昔サンゴの洞窟】 へ――
――【天上の神殿】 が完全復活、そして空飛ぶ乗りもの「飛空石」を獲得!
(サンゴ洞窟にも今・昔の2種類がある。タツノコ魔物がいるのが「今」、いないのが「昔」。ただし宝箱は連動していて、一方で取るともう一方にはない。)
≪天上の神殿、おもな買い物≫
プリンセスローブ/女+85、20000G。呪文30p軽減。アイラに。のちマリベルにお下がり。
力のたて/メ以外+40、25000G。戦闘中につかうと自身にベホイミ効果。ガボに。
※「飛空石」は造形も動きもチープなのが期待を裏切った。たとえば、天にかざすだけで空を飛べるアイテム――見た目には生身で飛んでいるふうにしたら面白かっただろうに。周りに雲や風のエフェクトをつけたり、時々きりもみ回転をしたり。・・・と初プレイ時に考えていたが、飛空石じたいが『天空の城ラピュタ』の「飛行石」のパクリ、と言われたそうだから無理か。
【謎のほこら】
ハーメリア北、「飛空石」に乗って。
大魔王の拠点に通じる「石版?」をもらう。また、前列中央のお墓に「ちいさなメダル」が落ちている。
≪魔王オルゴ・デミーラ戦!≫
【発掘現場~魔空間の神殿】
「ユバール族」大陸の 【化石の発掘現場】 に新たな展開。入口でセーブ可。
宝箱は小メダルとミミックのみ。
≪魔王オルゴ・デミーラ戦≫
第1形態は多彩な呪文・打撃。しきりに「いてつく波動」。最大3回攻撃がえげつない。
第2形態は全体攻撃こそやわらぐが、一発で死んでしまう「突進」攻撃が怖い。
くわしくは「DQ大辞典を作ろうぜ!!」さんへ。
勝利すればDisc1終了。いったんセーブとディスクの入れ替えを。
※今回、主人公Lv.29で挑戦した。各人HP200前後の実戦職。またカジノでボロもうけしていたので、「メタキンヘルム×3」「しんぴのよろい」など装備充実の守備力200p。
オルゴの3回攻撃に驚き、「突進」攻撃で何度も死なされたが、歯ごたえのあるバトルを楽しむ余裕があった。 「フバーハ、マジックバリア&ザオリク」役のメルビンに「賢者の石」まで持たせていたが、ガボに回復役を振り分けたら効率的だったかも。
また、オルゴはしきりに「いてつく波動」を使うのでフバーハ&マジックバリア防御を捨てたが、第2形態時は使えばよかった。
※怪物体オルゴのシルエットは迫力があってこわかった。ただ、クドすぎにし文語調が今となりては「中二病」の如きなりで我思わずププッ。
※キーファと人間体オルゴは似ているので、「同一人物」という展開も作り手は考えていたかもしれないけど、話として悪趣味。よけいな邪推を避けるためにも、まぎらわしいデザインは作り直してほしかった。
※神様の後ろ姿が安っぽい。こういうのは姿を見せない方が効果的だろうに。もっとも、のちの神様の正体ネタばらし自体がつまらなかったけど。
・・・次回はDisc2、長かった物語の核心へ。(でもまだまだあるよ。)
神に代わりてこの者たちに祝福を与えん!
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【アカデミー賞全作品】 2016.01.10 (Sun)
『プラトーン (1986米)』

≪感想≫
CMやポスターでしきりに宣伝された、両手を突き上げる例のポーズが有名ですね。みんなよく真似していました。
内容は、仲間うちだけの視点に特化。ベトナム兵や民の顔がまったく見えませんが、これが限界だったのでしょう。味方どうしの暗闘、自己の分裂。その若者たちの目線から、特撮技術をふんだんに駆使して、リアルな戦闘を活写した戦争映画の先駆けとして価値があります。
観ておくべき力作には違いありませんが、戦争に関する優れた教材や芸術作品は他にもあるので、その中のひとつ、といったところです。軍や戦争の非人道性なら、日本のほうがもっと前からありったけ描いていましたから。日本人は忘れかけていますけど。
オスカー度/★★★
満足度/★★☆
『プラトーン (1986米)』
監督/オリヴァー・ストーン
主演/チャーリー・シーン (クリス・テイラー)
トム・ベレンジャー (ボブ・バーンズ軍曹)
ウィレム・デフォー (エリアス・グロージョン軍曹)
≪あらすじ≫
日ごとに激しさを増すベトナム戦争。社会的弱者が死地に送られる現状に義憤をおぼえた青年クリスは勇んで軍に志願、最前線の小隊<プラトーン>に配属される。隊長は敵味方を問わず冷酷無慈悲なバーンズ軍曹。一方、無差別殺戮を否定するエリアス軍曹は、事あるごとにバーンズと対立していた。
そこで目の当たりにする、兵たちの絶望と堕落そして暴走――。クリスは戦場での正義とは何かと苦悩する。
≪解説≫
10代でヴェトナム戦争に志願したO・ストーンが、その体験をもとに、小隊(プラトーン)で起こる狂気と破壊を余すところなく描いた衝撃作。忌まわしき悪夢から10余年、実際に従軍した世代が作り手として世に出始めた先がけであり、その生々しい描写は、あらためて戦争の凄惨さを思い起こさせた。
この時代、ハリウッドでは特撮技術が多用されたが、それを戦争映画に持ち込んで、従来の「ドンパチ」活劇から迫真の戦闘演出へと進化させた功績は大きい。
≪受賞≫
アカデミー作品、監督、編集、音響賞の計4部門受賞。(候補8部門中)
(他の作品賞候補 『ミッション』 『ハンナとその姉妹』 『眺めのいい部屋』 『愛は静けさの中に』)
レーガン政権の経済政策や対外強硬路線に失望が広がる中、当時ほぼ無名の監督・俳優によるダークホース作があれよと時代の本命作品に。ストーン監督は'78年 『ミッドナイト・エクスプレス』 脚色賞につづくオスカーで、一躍時代の寵児となった。
『PLATOON』
製作/アーノルド・コペルソン
監督/オリヴァー・ストーン
脚本/オリヴァー・ストーン
撮影/ロバート・リチャードソン
音楽/ジョルジュ・ドルリュー (挿入曲/サミュエル・バーバー 『弦楽のためのアダージョ』)
編集/クレア・シンプソン
音響/ジョン・ウィルキンスン、リチャード・ロジャーズ、
チャールズ・グレンツバッグ、サイモン・ケイ
コペルソン=ワーナー/120分
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【エンタメ&テレビ】 2016.01.06 (Wed)
年末年始のテレビにっき2016

2015-16の年末年始に観たテレビ番組について書こうかと思いましたが、印象に残るようなものが少なかった。ブルーレイ化はゼロ。ほんとに雑多なただの感想文になりました。
ちなみにぼくはぜんぶ録画して、ズバズバ飛ばしながら観る派です。
≪バラエティ特番≫
◆テレ東の 『大食い』 が意外と面白かった。
制作側の人選がずいぶん偏っているらしく、強さでは歴代選手にはっきり劣るけど、いろんな個性や企画で楽しませるアイドル化・バラエティ化のほうが個人的に好き。「きつい・きたない」バトル路線は好きじゃないので、世界大会編は見なかった。
◆『Qさま』 と 『くりぃむ&林先生』 のクイズ特番2つ。
テレ朝のお勉強系クイズは欠かさず観ているけど、「詰めこみ教育、マークシート受験、ウィキペディア丸写し」のような薄っぺらさでいつも歯がゆい。クイズ勝負のアヤやうんちくの補足など、もっと出演者どうしで話題や知識をふくらませてほしい。――往年の大橋巨泉さんや山城新伍さんがぼくの理想。今の人なら有吉くん。(お願いだから『ミラクル9』に帰って来て!)――
昨日今日人気のグルメ問題や、出どころも分からない難読漢字なんかは丸飛ばし。
◆フジ 『VS嵐』 の 「ババ抜き最弱王」 を初めてちゃんと観た。
ポーカーと違って誰にでも分かりやすい「ババ抜き」。レギュラー放送の人気コーナーだそうで、「最強」じゃなく「最弱」ってのがいい。ジャニーズの面々のドジっ子ぶりのほか、人気子役の坊やが無邪気に引っかき回してくれておかしかった。
◆『ダウンタウンの笑ってはいけない』は冒頭、SMAP中居くんがゲスト参加してたのに驚いた。その部分だけ見て、もう録画はしなかった。いっそ、彼ら若くてフレッシュなメンバーに総入れ替えしたらどうだろう?
◆『アメトーーク』もマンネリの極み。これも今年は見ていない。
≪「NHK教育」もの≫
わが家は『紅白』にまるっきり興味ない一族です――。
◆大みそか、チャンネルを変えたら『N響の第九』のちょうどラストをやっていた。終曲と同時に狂ったような「ブラボー!」の嵐。狂信的な宗教みたいでほんと気持ち悪かった。これらの手合いがぶち壊すから、日本のクラシック・コンサートには行きたくない。
◆歌舞伎の初芝居中継は、「忠義」だの「耐える妻」だの、お話じたいがもう古くさくて。次に劇場に見に行くとしたら現代的な新作ものかな。
◆『ピタゴラスイッチ』 の総集編に感心しきり。単なるドミノ倒しとか玉転がしだけじゃなくて、あんな動きこんな動きの発想に思わず「スゲー!」。しくみの科学的な解説もおもしろかった。この年末年始いちばん感動した番組だったかも。
≪見逃した!≫
◆BSフジで三谷幸喜脚本 『王様のレストラン(再)』 が始まったのを忘れてた! 第1話、録りそこねた! ブルーレイに永久保存しようと思ってたのに!
(フジは不振が叫ばれているけど、テレビ欄を真ん中に戻すか、色付けして目立たせたらあっという間に復調するだろうに。)
・・・恋人よこれが私の一週間の仕事です。
テュリャテュリャテュリャ、テュリャーリャー!!!
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【★特別企画★】 2016.01.01 (Fri)
ジャンプ2大「悟空」であけおめ!

(鳥山明 『DRAGON BALL』/漫☆画太郎 『珍遊記』)
2016年、あけましておめでとう!
さる年ということで、少年ジャンプ史上の 「2大孫悟空」 でごあいさつ!
あの名場面、「親子かめはめ波」 がいま甦る!?
マウスで描いてるもんだから、えらい難儀した!
【YouTube】 真の「孫悟空」決定戦!(少年ジャンプ公式)
お気に入りの動画。鳥山孫悟空と共演できるだけでもう、画太郎ファンは本望だよ。
そう、『珍遊記』といえばドラゴンボール「フリーザ」のパロディ(「いたかったぞー!!!!!」「ぜったいにゆるさんぞ虫ケラども!!!!!」)が有名だけど、何がエラいって連載当時、本家フリーザのこのシーンが出た2週後くらいにはもうパクってたんだから! まさに外道!!!?
『珍遊記』 単行本全6巻(初版)は、ほんとにぼくのバイブルです!
てなわけで今年もよろしく !(ぼくは正月早々燃え尽きた!)
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