【JAZZ】 2015.08.14 (Fri)
真夏の夜にJAZZ <ウェザー・リポート>
Weather Report 『 Heavy Weather (1977)』
お店にジャズを聴きにいきました。
たまにはボーカル付きが分かりやすくていいということで、初めて行った店。
しっとりとしたバーを想像していたら、にぎやかなビッグバンドのクラブみたいな所だった。
女性の歌手は、セリーヌ・ディオンみたいにゴージャスに歌いあげる人。オーストラリア人。
しかもエレクトリック・フュージョンの名曲 『バードランド』 をやられた日にゃ戸惑いましたが、
もうこうなったら盛り上がらなきゃ損です。 いいぞー、酒もってこーい。
そんなこんなで思いのほか熱くなって、家に帰ってからも 手持ちのCDでしばしの余熱<ほとぼり>。
もちろん 『バードランド』 のオリジナル、 ウェザー・リポートのアルバム 『ヘヴィ・ウェザー』 で!
”ウェザー・リポート” はウェイン・ショーター(sax)、ジョー・ザヴィヌル(key)、ジャコ・パストリアス(bass)・・・、まったく個性の違う天才クリエーターたちが才能を競い合った、伝説のジャズ・フュージョン・バンド。
ぼくは世代的に、「ジャズ・フュージョンなんてダサい」 と思っていたのですが、時代がひと回りして最近は受け入れられるようになりました。(でも、この曲をカバーして有名なマンハッタン・トランスファーだけは今も苦手。)
ザヴィヌルのシンセ・サウンドにショーターのモード・ジャズが加わり、天才ジャコの華のあるベースとパーカッションの南洋のリズムが彩りを添える――。それぞれが際立ってるので、先の展開が読めないインスピレーションあふれる演奏は今でもスリリング。
・・・お店はなにかと予想外だったけど、静かに聴かなきゃいけない日本の店とちがって、
ピーピーヒューヒュー言い放題のにぎやかな雰囲気もたまにはいいかな。
そんなオーストラリアはアデレードの夜でした。 寒いです。
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