【 NBA】 2015.06.20 (Sat)
NBAファイナル2015~ウォーリアーズ優勝!

NBAファイナル2015、西のゴールデンステート・ウォーリアーズ vs. 東のクリーヴランド・キャヴァリアーズは、ウォーリアーズが今シーズン独走の勢いそのままに優勝!
シーズンMVPステフィン・カリーとファイナルMVPアンドレ・イグドラを軸に、必殺の3ポイント砲を入れまくった。キャヴスとは対照的に、故障者がなく戦力万全だったのも大きい。
ウォーリアーズの優勝は1975年以来だとか。その間、「ドアマット・チーム」とは彼らを指して作られた言葉にちがいないくらい、踏んづけられ続けた「玄関マット」の日々。それが一夜の大躍進からわずか3年での優勝ときたから驚きだ。
今ファイナルは得意の速攻を活かすため、アンドリュー・ボーガットやデヴィッド・リーらビッグマンが隅に追いやられたが、彼らなくして長くきびしいウェストの1年を戦い抜くことはできなかっただろう。MVPイグドラも含めて、「先発落ち」を受け入れた彼らオールスター選手の無私の献身と、代わりに抜擢されみごと期待に応えたドレイモンド・グリーンやハリソン・バーンズら若手たち・・・。
・・・みずから好んで貧乏クジを引いていたバカ補強の歴史がウソみたいな、賢いチーム作り。この3年、フロント陣に何があったんだ??
◆加州オークランドでの第1戦は一進一退、延長戦までもつれたが、ヒザ悪化のK・アーヴィングが退場してキャブス万事休す。
◆第2戦も延長戦へ(2連続はファイナル史上初)。骨折アーヴィングまで失ったキャヴスだが、レブロンをおとりに欠場スターの代役陣が奮闘して敵地で金星。
◆クリーヴランドに移した第3戦は、T・トンプソン、M・デラベドバ、T・モズコフと、キャヴス代役陣の活躍で勝ち星先行。ウォーリアーズは最大20点差から1点差まで追い詰めたが届かず。S・カリーがやっとこさ復調の兆し。
◆第4戦は、守護神A・ボーガットを外した小型布陣で、得意の速攻をよみがえらせたウォーリアーズが快勝。選手が10人もいないキャヴスは疲労が目立った。
◆第5戦(@オークランド)もシーソーゲームだったが、選手層に勝るウォーリアーズが最後一気に突き放して優勝に王手。
◆第6戦(@クリーヴランド)は、ウォーリアーズがキャヴス代役陣の抵抗を完全に克服。カリーとイグドラを軸にした効果的な加点でリードを守り、4勝2敗で40年ぶり4回目のNBA優勝を決めた。
全員が「ファイナル初出場」という若いチームは、唯一足りないと言われていた「経験」を、この優勝によって文句なしに手に入れた。
それでもカリーとクレイ・トンプソンの ”スプラッシュ・ブラザーズ” はまだ20代。3ポイントの記録を更新し続ける「史上最高のシューター」と言われても、なんだか実感が沸いてこない。
「伝説」 の真っ只中にいるって、いつだってそういうことなんだな。あとからほのぼの思うもの。
来シーズンは連覇なるか。弱肉強食ウェストでそれは甘いか。
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