【画像一覧】 2014.08.31 (Sun)

2014年8月の画像一覧

≪2014年8月の画像一覧≫

Good Bad and the Ugly
続・夕陽の「良い子、悪い子、汚ねェ子」


28 マーティ
アカデミー作品賞28 『マーティ (1955米)』


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自作どうわ 『ひまわりのしっぽ』


愛の禁煙
禁煙物語・第16夜 『いま、書きにゆきます』


27 波止場
アカデミー作品賞27 『波止場 (1954米)』


ピクルス「押すなよ」(40)
夏野菜でピクルス


愛の禁煙
禁煙物語・第15夜 『春よ、来い』


26 地上より永遠に
アカデミー作品賞26 『地上より永遠に<ここよりとわに>(1953米)』

 
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【欧州&世界映画】 2014.08.30 (Sat)

続・夕陽の「良い奴、悪い奴、汚ねェ奴」

Good Bad and the Ugly


 マカロニ・ウェスタン最高傑作のひとつ 『続・夕陽のガンマン』!! 1966年イタリア映画。
 アメリカ南北戦争を舞台に、「The Good, the Bad and the Ugly」 ・・・「良い奴、悪い奴、汚ねェ奴」 の3ガンマンが、隠された軍資金を手に入れようと三ツどもえの化かしあいを繰り広げる。

 監督は御大セルジオ・レオーネ、音楽は巨匠エンニオ・モリコーネ、そして・・・

   良い奴=クリント・イーストウッド
   悪い奴=リー・ヴァン・クリーフ
   汚い奴=イーライ・ウォーラック

 ・・・のオールスター、マカロニ最強チーム!

 「アァアァア~!(ワ~♪)」
 あの挑発的なテーマ曲に乗せて、男くさい男だけの男どうしの闘いを3時間! 濃すぎて胃もたれ必至の大傑作です。
 (前'65年の 『夕陽のガンマン』 と監督・演者が同じことから 「続」 とつけられているが、実際はなんら関連なし。ほんっとつまらない邦題だ。また水野晴郎の仕事だろうか。)


 【日本語吹き替え】
 とくに吹き替え版はその歴代でも指折りの、伝説の名演。 1973年 『日曜洋画劇場』 バージョン。
 
  C・イーストウッド=山田康雄
  L・V・クリーフ=納谷悟朗
  E・ウォーラック=大塚周夫

 ・・・言うまでもない 『ルパン三世』 初代メンバーそろい踏み! 次元役の小林清志さんも脇役で出ています。 (ちなみにルパン開始は'71年。)

 それぞれが最高にシビれる男の真髄を演じてくれるのだけど、白眉はやっぱり大塚周夫さん。
 初代ねずみ男からC・ブロンソン、初代石川五エ門まで・・・。ここではねずみ男路線のこすっからい小悪党ぶりがおかしくて、さすがの芸の幅でうならせてくれます。 イーストウッドに命乞いする 「ごめんなさぁ~い!」 は、吹き替え史に残る珍セリフとしてその筋では有名。

 ・・・'66年の劇場公開時には、もう下火になりつつあった 「マカロニ・ウェスタン」 映画の人気。それが'80年代の 「声優ブーム」 に乗ってまずこの吹き替え版から再評価され、今のカルトな評価確立に至りました。



(公式の宣伝用だから勝手に載せるね。)

 公式サイトでも「吹き替え版収録」が売りの目玉みたいだ。女ウケなんか無視した、作品愛が感じられる実にいい作り。ただしこの「吹き替え完全版」、声の追加収録はやはり違和感があるらしい。もっともぼくにはテレ東『午後のロードショー』の録画ぶんがあるからいいんだけどね。(TV用にカットされてはいるけど。)


 【三ツどもえのクライマックス!】
 見せ場は何といってもクライマックス、三ツどもえの決闘!
 3人向かい合って誰を撃つのか、誰から撃たれるのか、「三すくみ」 のにらみあい探りあいが延々と続く。延々5分・・・長げーよ! ジリジリするよ!
 そうやってさんざん焦らされ、もてあそばれたところで高らかに歌い上げる、モリコーネ哀愁のトランペット! ・・・もうたまんねーよ!鳥肌モノだよ! (♪『The Trio』.

 墓地にこだまするピストルの残響音。 それは屍肉をあさるカラスの叫びのようでもあり、死にそこねた亡霊の断末魔のようでもあり。使う拳銃によってそれぞれに個性があり、殺伐とした荒野に一種の「音楽」すら感じさせます。


 【良い子、悪い子、汚ねェ子】
 善玉悪玉って言いながら、イーストウッドもたいがい汚いヤツなんで、めまぐるしく立場が入れ替わる三者それぞれに肩入れできるところが最大の魅力。
 とくに吹き替え版のラストは、オリジナルにはない3大名優の声のサービスでシメてくれる。

   「俺、汚ねェ奴」
   「俺、悪い奴」
   「俺、いい人」

 くぅ~! また3時間観るか。
 
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【アカデミー賞全作品】 2014.08.26 (Tue)

『マーティ (1955米)』

 第28回アカデミー作品賞~~テレビ界からのささやかな息吹

28 マーティ
(白黒作品)

 ≪感想≫
 のちの名優ボーグナインといえば女性にも容赦ない悪役のイメージが強いので、絵に描いたように誠実な男の演技に戸惑い、白々しくすら感じました。
 ただ、ヒロインと出会った後半部は実に興味深い。人種・宗教・学歴の違い、そして嫁姑の世代間ギャップなど、当時のアメリカおよびN.Y.の空気が伝わってきて勉強になりました。ささいなことでボタンをかけ違う、そんな 「大都会の孤独感」 を下地にするのは、この時代では画期的だったことがよく分かります。(「ピレッティ」=イタリア系・カトリック、 「スナイダー」=ドイツ系・プロテスタント)
 しかし映画としてはあまりに小さすぎ。もともとのTVドラマで見るくらいがちょうどいいかも。レンタルやTVの映画劇場でどうぞ。

 オスカー度/★★☆
    満足度/★★☆



 『マーティ (1955米)』

 監督/デルバート・マン
 主演/アーネスト・ボーグナイン (マーティ・ピレッティ)
      ベッツィ・ブレア (クララ・スナイダー)
      エスター・ミンチオッティ (マーティの母)
      ジョー・マンテル (マーティの友人アンジー)

 ≪あらすじ≫
 ニューヨークの肉屋で働くマーティは、その容姿に自信が持てず、三十を過ぎても独身をかこっていた。周囲に励まされた彼は一念発起、ダンスホールで教師クララと親しくなる。しかし念願の恋を手にしたとたん、周囲の目が冷たくなったことに気付くのだった。

 ≪解説≫
 大都会に生きるごく平凡な市民の生活を、どこまでも等身大に描いた人間劇。美男美女どころかその対極にある不器量な男女の恋物語は、『ロッキー('76)』などのちのニューシネマ世代に受け継がれた。
 もともとテレビドラマ (ロッド・スタイガー主演) だったものを映画にリメイク。アカデミー史上最も小規模な作品のひとつ(*)だが、社会派ニューシネマの原点として、東海岸N.Y.派の先がけとして、TV界のスタッフが映画に進出したエポックメーカーとして映画史に名を刻む。

 (*)米国内興行収入はオスカー受賞にもかかわらず当時の200万ドル程度。翌年の大ヒット受賞作『八十日間世界一周』の1/10にも満たず、前年受賞の地味な文芸作『波止場』ですらその倍は稼いだ。――もっとも製作費は破格の低予算35万ドルだそうなので、インディー系の小製作会社にとっては十分すぎる大成功であった。



 ≪受賞≫
 カンヌ映画祭最高賞パルム・ドール
 アカデミー作品、監督、主演男優(E・ボーグナイン)、脚色賞の計4部門を受賞。(候補8部門中)
 (他の作品賞候補 『ミスタア・ロバーツ』 『バラの刺青』 『ピクニック』 『慕情』)

 監督賞T・マンと脚本賞チャイエフスキー以下、製作陣はテレビ出身。TV界のスタッフによるTVドラマの映画化作品へのオスカーは、「ワイドスクリーン」 という強力武器を開発した映画界が、娯楽の王座を脅かしていたテレビ界にいくらか余裕を見せた一端といえるか。 当時ハリウッドを席巻していたブロードウェイ勢力だけでなく、テレビ界の動向も無視できなくなり、3者の垣根のボーダレス化が進んでいく。
 全体的にパンチに欠ける小粒の年だが、映画史の上では意義深いマイルストーンとして捉えられている。

 仏カンヌ映画祭でも最高賞。その最高賞名が「グランプリ」から「パルム・ドール」に変わった最初の年の作品になった。(従来の「グランプリ」でも通用するらしい。呼び名はその後もコロコロ変わってややこしい!) 長く 「アメリカ映画には冷たい」 と言われたカンヌだが、アカデミーとカンヌのW制覇は'45年 『失われた週末(B・ワイルダー監督)』 と本作だけ。



 『MARTY』

 製作/ハロルド・ヘクト
 監督/デルバート・マン
 脚本/パディ・チャイエフスキー (およびTV原作)
 撮影/ジョセフ・ラシェル
 音楽/ロイ・ウェッブ

 ヘクト&ランカスター・プロ=ユナイト/91分
 
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00:17  |  アカデミー賞全作品  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  禁煙物語】 2014.08.16 (Sat)

禁煙物語・第16夜 『いま、書きにゆきます』

愛の禁煙

 禁煙16日目 (※2005年3月16日)

 記録を忘れる(今は17日目)。

 仕事などの集中からの解放時に吸いたかった。
 美味かった日の思い出と、「胸がキツくなるし煙たいぞ」という体の拒否反応が半々。

 鼻炎薬の副作用で胸がキモチ悪い。薬かえよう。


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17:03  |    禁煙物語  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【アカデミー賞全作品】 2014.08.13 (Wed)

『波止場 (1954米)』

 第27回アカデミー作品賞~~“独立系”映画の台頭

27 波止場
(白黒作品)

 ≪感想≫
 地味な内容ながらじっくり作りこんでいると思っていたのだが、主人公が闘いを決意してから急に周りのキャラクターが破綻しはじめた。コロリと弱気になるヒロインに、いきなり殴りだす神父。群集の離反も唐突だ。いかにも昔のハリウッド的な、分かりやすいスローガンを叫ぶ「シュプレヒコール映画」といったところか。バーンスタインの音楽もうるさい。
 それでもM・ブランドの力強い存在感は忘れがたい。かたき役 L・J・コッブの憎々しさも、悪役好きにはたまらないところだ(コッブといえば『十二人の怒れる男』も最高!)。そういう、生々しくリアルな演技(舞台劇発の「メソッド演技」)をふるう新しいタイプの役者たちが新鮮だったのだろう。古いけど安心できるE・カザン演出とのバランス、あるいは彼らをうまく使いこなしたカザンの手腕が評価につながった。

 オスカー度/★★☆
    満足度/★☆☆



 『波止場 (1954米)』

 監督/エリア・カザン
 主演/マーロン・ブランド (テリー・マロイ)
      エヴァ・マリー・セイント (イディ・ドイル)
      リー・J・コッブ (親方ジョニー・フレンドリー)
      カール・マルデン (バリー神父)
      ロッド・スタイガー (テリーの兄チャーリー)

 ≪あらすじ≫
 暴力がはびこるニューヨークの波止場。労働者たちはここを牛耳る親方ジョニーの威を恐れ、繰り返される凶悪犯罪にも口をつぐんだまま。ボクサーあがりの青年テリーはその忠実な片腕だったが、一味に兄を殺されたイディの怒りと悲しみに触れ、ジョニーの不正を暴く決意をする。

 ≪解説≫
 労働者社会の暗部に光を当てた社会派ドラマの力作。
 この頃、従来のメジャー・スタジオが主導するスター・システムが崩れ、インディー系制作会社やブロードウェイの舞台俳優がハリウッドに続々進出。その筆頭、本作の製作者S・スピーゲルは 『戦場にかける橋('57)』 『アラビアのロレンス('62)』 とあわせて3つのオスカー作品を輩出した。助演賞にトリプル・ノミネートされた脇の3男優も舞台出身であった。



 ≪受賞≫
 アカデミー作品、監督、主演男優(M・ブランド)、助演女優(E・M・セイント)、オリジナル脚本、モノクロ撮影、美術、編集賞の計8部門受賞。 (候補11部門中)
 (他の作品賞候補 『喝采』 『ケイン号の叛乱』 『掠奪された七人の花嫁』 『愛の泉』)

 8部門受賞は 『風と共に去りぬ('39)』 と前年 『地上より永遠に('53)』 に並んだ当時の記録。
 また助演男優賞にL・J・コッブ、K・マルデン、R・スタイガーがトリプル・ノミネートされる快挙 (『ゴッドファーザーPARTⅡ('74)』も)。しかし票が割れ、まったく印象が薄い『裸足の伯爵夫人』のエドモンド・オブライエンにかっさらわれた。・・・とくに本命L・J・コッブはカザン監督同様、政府の 「赤狩り」 に屈して仲間を売ったマイナス点もありそうだ。(作品賞をのぞく各部門賞は、それぞれの同業会員だけの投票で決まる。⇒wikipedia



 『ON THE WATERFRONT』

 製作/サム・スピーゲル
 監督/イリア・カザン
 脚本/バッド・シュルバーグ (原作も)
 撮影/ボリス・カウフマン
 音楽/レナード・バーンスタイン
 美術/リチャード・デイ
 編集/ジーン・ミルフォード

 ホライズン=コロンビア/107分
 
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18:27  |  アカデミー賞全作品  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【ぐるめ…?】 2014.08.08 (Fri)

夏野菜でピクルス

ピクルス「押すなよ」(40)


知り合いから夏野菜をいただきました。ゴーヤにナスにキュウリ。

家庭菜園だから色も形もいろいろ。でも市販のものより実が詰まっていて、味もしっかりとうまい。


はじめからピクルスにするつもりでいたので、遠慮なくドッサリと頂戴しました。

ひとくち大に切ったら、砂糖・白ワイン・鷹のツメ・昆布そして酢で(適当~に)漬けこみます。

塩は使わず。

ほとんど「ぼく専用」のゴーヤは、辛くて濃い料理に合わせたいので酢をたっぷり利かせました。

紅しょうがの代わり、な感覚。


ビールのつまみにもバリバリいっちゃうよ。

野菜の水分が出た最後の汁もうまいんだ。いっぱい漬けたら薄めなくてもごくごく飲める。

ど変態の酢M呼ばわりされていますが、おかげで夏バテ知らずです。


 ≪ピクルスまとめ≫
 ほか固いトマトやスイカの皮、たまねぎなど野菜ならなんでも。インゲンやカボチャならまず茹でor揚げてから。
 小さく切って漬けると切り口から野菜のえぐみが出る。たしかに丸ごと漬けて食べるときに切ったほうが味がまろやか。お好みで。

 野菜は生でもいいが、さっとお湯にくぐらせたほうが、冷めるときに味がしみこみやすい。えぐみも抜け、殺菌にもなる。
 容器は煮沸消毒した清潔なものを。食べるときの取り箸も清潔に。

 調味液は 「砂糖、塩、酢」 がメイン。そこに 「はちみつ、酒・ワイン、みりん、オイル、昆布&だし類、鷹のツメ、ローリエ」 などなどお好みで。甘めの味付けなら初めてでも無難。
 味がしみるのは数時間~ひと晩。賞味期限は1~2週間くらいか。

 肉料理のお供にぴったり。濃い料理から冷しゃぶ、肉巻きフライまで。「味つき生野菜」だと考えたらいくらでも応用がきく。長く残ったら、きざんでチャーハンにでもしてまえ~。


 
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【  禁煙物語】 2014.08.05 (Tue)

禁煙物語・第15夜 『春よ、来い』

愛の禁煙

 禁煙15日目 (※2005年3月15日)

 ほとんどタバコを意識しなかったが、ふとタバコが恋しくなったときほんの一瞬、気持ちが揺らぐ。
 それは屋内より屋外、公園などの灰皿を目にしたとき。

 部屋を汚したくないという気持ちの芽生えは進歩だが、禁煙初期の志が薄れていることを実感。

 ここ数日、夕食後にねむい。・・・まぁ、春だしね。


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19:12  |    禁煙物語  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【アカデミー賞全作品】 2014.08.01 (Fri)

『地上より永遠に<ここよりとわに>(1953米)』

 第26回アカデミー作品賞~~モノを言うメロドラマ

26 地上より永遠に
(白黒作品)

 ≪感想≫
 当時は重要な社会的意義があったのだろうが、今となっては実に「ベタ」なメロドラマ。軍のイジメなり腐敗なりの描写が物足りないが、当時としてはこれが限界だったか。
 むしろ、それぞれの愛や自尊心に立ちはだかる障害などの各設定が、その後のメロドラマのひな型になっていたことに感心。それだけ影響力があった。

 夫ある女の不倫関係、裸(水着)での抱擁、原作では娼婦だったホステス(D・リード)に人間的な深みを持たせるなど、性の本質を隠さず散りばめたことも画期的だった。・・・そう、(さまざまな制約・限界があったにせよ、)権力の、組織の、人間の「本質」にしっかり目を向けたのが成功の理由だろう。

 オスカー度/★★☆ (当時は三ッ星の価値があったのだろう。)
    満足度/★★☆



 『地上より永遠に<ここよりとわに>(1953米)』

 監督/フレッド・ジンネマン
 主演/バート・ランカスター (ミルトン・ウォーデン曹長)
      モンゴメリー・クリフト (ロバート・プルイット二等兵)
      デボラ・カー (カレン・ホームズ夫人)
      フランク・シナトラ (アンジェロ・マッジオ二等兵)
      ドナ・リード (アルマ “ロレーン” バーク)
      アーネスト・ボーグナイン (“ファッツォ” ジャドソン軍曹)
      フィリップ・オーバー (ホームズ中隊長)

 ≪あらすじ≫
 1941年、ホノルルの米軍基地に赴任したプルイットは、中隊長のボクシング・チームへの誘いを拒んだことから、陰湿なイジメを受けることに。それでもウォーデン曹長や親友アンジェロが親身になって支えてくれるのだが、閉塞した組織と歴史は彼らを悲劇的な結末へと導く。

 ≪解説≫
 真珠湾攻撃前夜のハワイを舞台に、軍基地の内外で交錯する愛と人間模様を描くメロドラマ。
 原題 『From Here to Eternity』 の 「ここ」 は、軍隊における一兵卒のみじめな扱いを嘆いた、その抜け出せないどん底の境遇をいう。
 言論の自由を揺るがす 「赤狩り」 に翻弄され続けたハリウッドが、軍の非人道性を暴く(そして賞を授ける)ことで、断固たる意思表明をしてみせた功績は大きい。(「反共」 にかこつけた魔女狩りが横行した 「赤狩り」 は、翌54年に一応の終息。)

 D・カーとランカスターの砂浜での抱擁は、『七年目の浮気('55米)』などでパロディの定番になるほど、ハリウッド映画史でも指折りの名ラブ・シーンになった。



 ≪受賞≫
 アカデミー作品、監督、助演男優(F・シナトラ)、助演女優(D・リード)、脚色、撮影、録音、編集賞の計8部門を受賞。(候補13部門中)
 (他の作品賞候補 『ローマの休日』 『シェーン』 『聖衣』 『ジュリアス・シーザー』)

 8部門受賞は『風と共に去りぬ('39)』と並ぶ当時の最多タイ記録。(翌年の『波止場』も8勝。現記録はごぞんじ『ベン・ハー('59)』他の11勝。)
 硬派のジンネマン監督に対しては、前年の傑作 『真昼の決闘』 が 『地上最大のショウ(C・B・デミル監督)』 のようなド派手娯楽作に敗れた、その穴埋め・揺り戻しの意味も込められていた。

 この役を手に入れるため、マフィアに手を回させたという噂のシナトラ。のちの『ゴッドファーザー('72)』に登場する歌手(「馬の首」のエピソード)は、彼がモデルだと言われている。しかし本作での好演で、落ち目のアイドル歌手から大人のエンターティナーへと見事な脱皮を果たした。(追記…マフィアに手を回したのは別の作品だそうです。・・・ってしてたのかよっ!)



 『FROM HERE TO ETERNITY』

 製作/バティ・アドラー
 監督/フレッド・ジンネマン
 脚本/ダニエル・タラダッシュ
 原作/ジェームズ・ジョーンズ
 撮影/バーネット・ガフィ
 音楽/モリス・ストロフ
 編集/ウィリアム・ライアン
 録音/コロンビア社サウンド部

 コロンビア/118分
 
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