【画像一覧】 2014.05.31 (Sat)

2014年5月の画像一覧

≪2014年5月の画像一覧≫

ルソー『人形を抱く子供』(40)
アンリ・ルソーの 「子ども」 絵


愛の禁煙
禁煙物語・第9夜 『永遠の眠り』


21 ハムレット
アカデミー作品賞21 『ハムレット (1948英)』


引越し後1(20)
メダカ引越し2014


愛の禁煙
禁煙物語・第8夜 『衝撃の事実』


NBA・んば(30)
NBAプレイオフ2014 ≪ウェスト3強~首位スパーズ≫


NBA・んば(30)
NBAプレイオフ2014 ≪ウェスト3強~サンダーvsクリッパーズ≫


20 紳士協定
アカデミー作品賞20 『紳士協定 (1947米)』


愛の禁煙
禁煙物語・第7夜 『ピエロ』

 
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【このアート!】 2014.05.30 (Fri)

アンリ・ルソーの 「子ども」 絵

ルソー『人形を抱く子供』(40)
(オランジュリー美術館)

 異才アンリ・ルソーの 『人形を抱く子ども』。 「Portrait d'enfant」

  「子ども」~!?

 確実におっさん。 女装癖がバレた社長。
 抱えた人形はさらにおっさん。社長の秘密を知って、無理やり付き合わされた部長。

 左手にはマーガレットの花でしょうか。指でちゃんと持ってるように・・・見えることは見えるか。それより、この不自然な両足の生えかたときたら! おっさんのくせにムートンぽいブーツもなんか腹立つ。
 1904~05年ごろということは、最晩年60歳ごろの作品。


 アンリ・ルソーは独学で絵画をはじめた、完全なプロではないパリの小役人。
 時は、世界規模に産業文明が広がる19世紀末。家に居ながらにして異国情緒* に魅せられていった、「写真」 と 「万博」 と 「機械」 の時代の人。悪趣味とされたエッフェル塔* をいち早く芸術に取り入れたひとりでもあります。

 そのヘタウマな絵、最晩年にはそれなりの人気画家になったようですが、ごく初期から評価していた一部のプロの巨匠たちからも、本人の強烈な「天然キャラ」もあって半分笑われていた。(それはたぶん本人も分かっていた。)
 しかし、理解者であったピカソやフォービズムやシュルレアリスムに先駆けて、近代・モダニズム絵画の端緒になった。今ではそう位置づけられているのだから、芸術って分からないものです。何より100年の今まで生き残ったというのがスゴイ。


 こんな絵なのに 「写実派」 だと言い張る、伝統的な画壇<アカデミー>の権威に弱かった古いミーハーおやじ。
 悪いやつに乗せられて金融詐欺の片棒を担ぐ世間知らず。
 ずっと年下のプロたちにからかい半分で持ち上げられ、それを受け入れている様は現代の 「いじられキャラ」 「素人いじり」 そのもの。

 そして10人近い子供のほとんどと2人の妻を早くに亡くすという、帰るべき家庭にぽっかりと穴が開いてしまった人でした。マーガレットは「誠実」や「貞淑」の象徴であるほか、「安産」の寓意もあるにはあるんだけど、そこまでは勘ぐりすぎか。


 いま、この 「こども」 が日本に来ているらしい。(森アーツ「こども展」)
 この人はこれでいい、そういう人だからこんな絵でいいんですが、ほかのプロ巨匠たちの「子ども」も、たいして可愛くないところが罪な話です。

 アンリ・ルソーの子ども絵といえば、これもインパクト満点ですよ。 とくに人形! (原題は男性詞の「le」だから、上の少女とは別人でしょうか。)

 
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【  禁煙物語】 2014.05.27 (Tue)

禁煙物語・第9夜 『永遠の眠り』

愛の禁煙

 禁煙9日目 (※2005年3月9日)

 猛烈にねむい。

 眠気も禁煙時によくある作用だそうだが、ぼくの場合、昨夜の飲酒時に花粉症の薬を飲んだせいだろう。悪酔いが長引き、そっちのほうに気がいく。
 眠気が先走り、吸いたい気分はあまりない。たまに、“口さびしさ” でタバコが恋しくなるくらい。

 胸の痛みはもうない。


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【アカデミー賞全作品】 2014.05.24 (Sat)

『ハムレット (1948英)』

第21回アカデミー作品賞~~イギリス映画の受賞は4分の1が実力で、あとの残りはタナボタ?

21 ハムレット

 ≪感想≫
 ハムレット=座長オリヴィエ中心の作りなのでハムレットが不必要にかっこよすぎる反面、脇役の肉付けが面白くない(恋人オフィーリアは力演だったが、母ガートルードが平凡)。また、芸術映画っぽい構図や照明は一見しゃれているのだが、人物の内面描写という点では的外れに感じる箇所も多い。
 それでも、オリヴィエのハムレットは広く親しまれたイメージなので 『ハムレット』 入門にはいいだろう。しかし決定版ではないことを強調しておきます。

 日本語訳の力量も問われるところだ。(今2014年、先に観たゼッフィレッリ版 『ロミジュリ』 の高瀬翻訳が物足りなかったこともあって、見る気がしなかった。原作だけはざっと読み直しました。)

 オスカー度/★★☆
    満足度/★☆☆



 『ハムレット (1948英)』

 監督/ローレンス・オリヴィエ
 主演/ローレンス・オリヴィエ (ハムレット)
     ジーン・シモンズ (オフィーリア)
     ベイジル・シドニー (王クローディアス)
     アイリーン・ハーリー (母ガートルード)

 ≪あらすじ≫
 デンマークの王子ハムレットは、父王の死後、新王として我がもの顔にふるまう叔父クローディアスと、あろうことかその后におさまった母ガートルードの下で鬱々とした日を送っていた。
 ある夜、父王の亡霊が現れ、父は実弟クローディアスに暗殺されたことを知らされる。かくして一度は復讐を誓ったハムレットだったが、実行をためらう彼の苦悩が思わぬ悲劇を生む。

 ≪解説≫
 あまりにも有名なシェイクスピアの名作を、イギリス演劇界の貴公子オリヴィエが映画化。
 優柔不断なハムレットの対極をなすフォーティンブラス王子は全削除(だから↑一番上の元ネタは聞けない)、脇役の描写もかなり刈りこんで、花形俳優中心の作りになっている。



 ≪受賞≫
 アカデミー作品、主演男優(L・オリヴィエ)、美術、衣装賞の計4部門を受賞。(候補7部門中)
 (他の作品賞候補 『黄金』 『赤い靴』 『ジョニー・ベリンダ』 『蛇の穴』)

 アメリカ映画以外から初の作品賞。'46年度候補作 『ヘンリィ五世('44年製作)』 の成功に乗り、オリヴィエがその栄誉に浴した。シェイクスピアといういかにも「権威あり」な題材も受賞に利した。

 独占禁止法によりメジャー制作会社に改革のメスが入ったこの時代。この年からアカデミー協会はメジャーからの資金援助を失い、独立組織として再出発することになった。
 メジャー・スタジオの力関係があからさまに賞に反映していた従来の選定方式。その刷新が期待される中、いきなり本作に『赤い靴』と、しがらみとは無縁のイギリス2作品がノミネート。イギリス映画の躍進を印象づけるとともに、資金難の協会とあわせてアメリカ映画の危機が叫ばれた。
 特にアメリカ映画人にとっては、『黄金』の主演男優H・ボガードがノミネートすらされなかったことが大いに不満だったようだ。オリヴィエ受賞の瞬間、多くが席を立ったという。



 『HAMLET』

 製作/ローレンス・オリヴィエ
 監督/ローレンス・オリヴィエ
 脚本/アラン・デント
 原作/ウィリアム・シェイクスピア
 撮影/デスモンド・ディキンソン
 音楽/ウィリアム・ウォルトン
 美術/ロジャー・K・ファーズ、装置/カーメン・ディロン
 衣装/ロジャー・K・ファーズ

 トゥーシティーズ=ユナイト/153分

 
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【  ベランダでメダカ】 2014.05.19 (Mon)

メダカ引越し2014

引越し後1(20)


ベランダのメダカ水槽、3年ぶりに新しいものと交換しました。

スーパーでもらった発泡スチロール箱。電子レンジ大。


今回、底の玉石を丁寧に洗いすぎたので、削られた粉が出て水がやや白く濁ってしまった。

浄水力の高い水草ホテイアオイを入れたこともあり、透明に落ち着きました。


3年前に浸けておいたミツバの株は、今でも新しい葉が生えてきます。びっくり。

さすがに食べる気はしないけどね。(食べたら味が濃くてうまかった。)


網状の小物入れ・野菜ネット・荷造りひもは、生まれてくる稚魚のための浅瀬です。

メダカは現在6匹。新しい血を加えるため、新入りを買ってくるかな。

 

 ≪水槽の大掃除・引越し≫
 コケや泥など水槽の汚れが気になるなら、水槽の大掃除または引越しをしよう。(※メダカにとっては多少の汚れも自然で快適なことなので、無理強いはしないこと。)
 手入れのできない冬を終え、メダカが動き始めた春以降に。

 元の水をできるだけ使いたいので、上澄みのきれいな水はメダカと一緒に別に取っておく。
 砂土・置物には有益なバクテリア類がついているので、あまり神経質に洗わなくてもよい。もちろん洗剤使用は×!
 一方、新品の水槽は万一の化学物質をかんがえて真水でしっかり洗い、新しい水は半日以上くみ置きしておく。
 ※水草を食い荒らすスネールなど貝類は、この機に一掃しよう!

 すべてのセッティングが整ったら、メダカ新居へ。新しい水質・水温はショックなことなので、少しずつ水を混ぜ入れながらゆっくり移す。
 これらストレスのかかる引越しの前後すぐには、エサを与えないこと。


 
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【  禁煙物語】 2014.05.16 (Fri)

禁煙物語・第8夜 『衝撃の事実』

愛の禁煙

 禁煙8日目 (※2005年3月8日)

 昨日同様、ふつーに吸いたい。

 今のところ 「ごはんがおいしくなる」 「体調が楽になる」 などの効用を感じていない (もとからそうだったもので・・・)。吸えないこと自体は何とかガマンできるが、その 「ごほうび」 がないのは辛い。思ったほどの苦楽の幅が少なかったぶん、地味ィで低空飛行の欲求不満に甘んじなければならないのか。

 季節の変わり目。
 久々に袖を通したセーターから、強烈なタバコの刺激臭が!
 洗濯前のカーテンの臭いそのものだ。タバコ臭には気づかっていたつもりだったが、反タバコ人の立場になると、これほどまでとは!
 これを動機づけに活かせないか?


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【  NBA】 2014.05.13 (Tue)

NBAプレイオフ2014 ≪ウェスト3強~首位スパーズ≫

 
 2013-14シーズンの王者を決めるNBAプレイオフは、2回戦≪カンファレンス・セミファイナル≫へ。
 先の1回戦は、全8対戦のうち5つが最終第7戦までもつれ込む大激戦! とくに生き馬の目を抜く地獄のサバイバルが≪ウェスタン・カンファレンス≫、その上位3強・優勝候補についてです。まずは首位スパーズから。
NBA・んば(30)


 昨季ひさびさファイナル進出の古豪サンアントニオ・スパーズが全体首位。
 円熟のチーム力は今季も健在。ベテラン“ビッグ3”はもちろんのこと、伏兵D・グリーン、若手P・ミルズそして新加入M・ベリネリ(球宴3ポイント・コンテスト優勝)が強力3ポイント砲で後方支援。主力を適度に休ませるG・ポポヴィッチ監督の巧みなチーム運営もさすが(3度目の最優秀HC賞)。ほれぼれするようなチームを作りあげたGMのR・C・ビュフォード氏に、納得の最優秀エグゼクティブ賞。
 上位強豪に大幅負け越しというデータがあるが、このプレイオフを見越して実験的な戦法を試しているように見えた。事実、だいじなシーズン終盤には球団新の19連勝。
 ・・・と、毎年準備は万端なのだが、この短期決戦でひとたび故障すると、目に見えて力が落ちてしまうのがオジサン軍団の弱み。これだけ強いと優勝以外は意味のないチームだ。果たして7年ぶりの王座奪還なるか?

 ≪1回戦 vs.西8位マーヴェリックス、4勝3敗≫
 対マヴス戦は2年間負けなし。さほど苦はないだろうと思われていたが、そこは超・ハイレベルな今季のウェスト、最終第7戦まで追い込まれた。
 ミラクル・ショットを連発するマヴスに対し、斬り込み隊長T・パーカーはいつもの神通力に欠けていた。決して不調なわけではなく、各人がきっちり働いた結果とは言えるが、ベテラン揃いなだけに長期戦は避けたかった。

 2回戦の相手は、「神通力」連発で勢いに乗るオルドリッジ&リラードの若きブレイザーズ。もっとも経験の差・選手層の差は歴然で、マヴスよりはくみしやすいだろう。・・・なんてこっちも言ってるからいけないんだよね。
 この油断禁物な大舞台、計算できる主力ベテランに多く頼りたいのは分かるが、その主力パーカーが月並みだと勝てないというなら本末転倒だ (じっさい昨ファイナルは彼のケガで流れが変わった。) 従来どおり、もっと控えの若手たちに任せてリスク分散させたほうがいいと思うのだが、どうか。



 ・・・長くなるので、2位サンダーと3位クリッパーズについては次の記事へ。
 長年スパーズを応援してきたので、今年こそ最後のひと花咲かせてほしいです。(毎年言ってる。)

 
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20:41  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2014.05.11 (Sun)

NBAプレイオフ2014 ≪ウェスト3強~サンダー&クリッパーズ≫

 
 2013-14シーズンのNBAプレイオフは、2回戦≪カンファレンス・セミファイナル≫へ。
 強豪ひしめくウェスト、首位スパーズに続きサンダーとクリッパーズの両対抗馬についてです。

NBA・んば(30)

 西2位は、スパーズと全体首位を争ったオクラホマシティ・サンダー
 二枚看板R・ウェストブルックの中盤戦離脱も、むしろチーム史上最高の好成績で乗り切った。大エースのK・デュラントがダントツの得点王(4度目)&年間MVP(意外にも初)。
 ただ地方の新興市場だけに、流出していく人材の補強が追いつかないのが悩ましい。脇役陣の献身的ディフェンスは快進撃のすばらしい原動力だが、二枚看板との攻守の分担が極端すぎて柔軟性に欠けている。勢いで一気に突っ走れるならいいが、昨季のような息切れが心配だ。
 伸び盛りの若手L・ジャクソンやJ・ラムらがどれだけ負担を軽くできるか。いでよシンデレラ・ボーイ。

 ≪1回戦 vs.西7位グリズリーズ、4勝3敗≫
 プレイオフ史上初、4連続の延長戦(第2~5試合)という大消耗戦。延長しているのに得失点100点未満の重苦しさ。先にグリズリーズに王手をかけられたが、パンチ行為で最終戦出場停止になった敵エースZ・ランドルフの愚かな敵失に助けられた。
 二枚看板デュラントはある程度の数字は残したが、3ポイントの絶不調もあり、トリプルダブル連発のウェストブルックと印象が分かれた。ただ地元紙がデュラントを「頼れない男」と評して物議をかもしたが、おんぶに抱っこ、またと得がたい大エースを責めるのはお門違い。しっかりした補強のできない球団と地元スポンサーの非力を問いただすべきだ。事実、脇役陣は例年どおりの予想どおり、悪くはないがこの大舞台では平凡。
 2回戦の相手はクリッパーズ。力はまったくの五分と五分だ。



NBA・んば(30)

 新しいL.A.の顔ロサンゼルス・クリッパーズが西3位。
 D・リヴァース新監督のもと、同じL.A.の名門レイカーズの陰イメージを払拭。ただでさえ穴のない豊富な戦力に、後半戦には万能型D・グレンジャー(元ペイサーズ)まで加わった。終盤にかけて勝率7割近くに上げ、球団史上最高タイの57勝を挙げた。
 頼もしき司令塔C・ポールが貫禄のアシスト&スティール王。野獣センターのD・ジョーダンは初のリバウンド王&FG%1位。控えのエースJ・クロフォードは2度目の6thマン賞。 チームの得点力はリーグトップを誇り、得失点差もスパーズに次ぐ安定感だ。
 欠点が見当たらないのがかえって怖い。昨プレイオフがそうだったが、ガラスのエースB・グリフィン(得点6位)らの体調にだけは注意したい。

 ≪1回戦 vs.西6位ウォリアーズ、4勝3敗≫
 球団オーナー・スターリング氏の人種差別発言で揺れに揺れる(*【続き】)。選手たちはチーム・ジャージを脱ぎ捨てて抗議を示すが、明らかに試合に響いてしまった。ウォリアーズ守備の要A・ボーガットが欠けていなければ、どう転んでいただろう。
 頼みの司令塔ポールが足の故障を再発したのも心配だ。2回戦はサンダーと対決。



 ・・・次はファイナルでお会いしましょう! (低レベルなイーストについてはその時にでも。)
 
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【アカデミー賞全作品】 2014.05.08 (Thu)

『紳士協定 (1947米)』

第20回アカデミー作品賞~~ユダヤ人差別にメス

20 紳士協定

 ≪感想≫
 説教くさいセリフにG・ペックの大根芝居、その退屈さは教育映画を見るよう。この描き方では当時の米国内の社会状況が断片的にしか伝わらないので、主人公の苦心やら名案やら奮闘やらが浮いて見える。説明的なくせに説明不足だ。
 そもそもユダヤ人と偽って近親者をも欺き、その良心を試すようなやり方はいかがなものか。独善、偽善すぎる。

 オスカー度/★★☆
    満足度/★☆☆



 『紳士協定 (1947米)』

 監督/エリア・カザン
 主演/グレゴリー・ペック (フィル・グリーン)
      ドロシー・マクガイア (婚約者キャシー・レイシー)
      セレステ・ホルム (フィルの同僚アン・デットリー)
      アン・リヴェア (フィルの母)
      ジョン・ガーフィールド (フィルの旧友ゴールドマン)

 ≪あらすじ≫
 アメリカ国内でも根強いユダヤ人差別。ニューヨークに赴任したルポライターのフィルは、その実情を知るため、自身がユダヤ人に成りすましての生活を試みる。しかし暗黙のうちに張り巡らされた差別の「紳士協定」は、想像を越えるものだった。一方で彼の奮闘は、婚約者のキャシーをも混乱させる。

 ≪解説≫
 それまでタブーとされてきたアメリカ国内のユダヤ人差別に、初めてメスを入れた社会派ドラマ。
 ――ハリウッド内に大きな力を持つというユダヤ系。そもそも彼らのアメリカへの移民は、ヨーロッパ各地での差別・弾圧が強まった19世紀末からと、比較的遅め。金融や娯楽産業で地位を成したのは、大きな土地がもう残っていないハンディの裏返しでもあった。
 そしてあの忌まわしきホロコーストからの解放・・・。しかしイスラエル建国を目指す 「シオニズム」 思想の高まりは、当のユダヤ人たちにとっても賛否の分かれる、腫れものに触るような難題だった。その映画化を危惧する声もあがる中、自身ユダヤ系である大プロデューサー・ザナックの肝いりで、同じユダヤ系のカザン監督や脚本家を揃えて本作はつくられた。(ちなみに主演G・ペックは、アングロサクソンやアイリッシュなど英連合内の各系を継いだ人だったと記憶しています。)
 '46年に結審したニュルンベルク軍事裁判、授賞式('48.3)直前には同じ会場で映画人たちの反「赤狩り」決起集会、そして直後のイスラエル独立宣言('48. 5. 14)・・・、そんな終戦後の 「政治の季節」 に支持を集めた。



 ≪受賞≫
 アカデミー作品、監督、助演女優賞(C・ホルム)の計3部門受賞。(候補8部門中)
 (他の作品賞候補 『十字砲火』 『大いなる遺産』 『三十四丁目の奇蹟』 『気まぐれ天使』)

 主人公の良き理解者となるクールな編集者を演じたC・ホルム。大戦後あたりからこういう 「強い女」 像が評価されるようになったが、じつにカッコイイ。

 ライバル作 『十字砲火』 も同じくユダヤ差別を扱い、出来は上とされたが、製作陣が 「赤狩り」 の犠牲になり完敗した。
 ほか、V・デ=シーカ監督のイタリア映画 『靴みがき』 が特別賞。事実上の 「外国語映画賞」 として毎年選出されるようになり、'56年に正式に賞が設置(F・フェリーニ監督 『道』 が第1回受賞)。



 『GENTLEMAN'S AGREEMENT』

 製作/ダリル・F・ザナック
 監督/エリア・カザン
 脚本/モス・ハート
 原作/ローラ・Z・ホブスン
 撮影/アーサー・C・ミラー
 音楽/アルフレッド・ニューマン

 20世紀FOX/118分

 
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【  禁煙物語】 2014.05.01 (Thu)

禁煙物語・第7夜 『ピエロ』

愛の禁煙

 禁煙7日目 (※2005年3月7日)

 昨日より吸いたい度アップ。特に食後のタバコのうまさを思い出す。

 やや落ち着いた7日目とあって、気持ちの張りが緩んできたのだろう。冷静に抑止できている一方で、きっかけ次第でいつでもGOサインを出せるぞ、という意識が台頭。ある意味で、これまでで一番危ない時期かもしれない。

 周囲から冷やかし半分でタバコを勧められ、禁断症状に苦しむフリをする余裕。これら周囲の誘惑はまったく苦にならない。

 やはり自分の意志次第、ということだ。


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