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    【全世界音楽】 2014.04.11 (Fri)

    バート・バカラック、Myベスト3!

    バカラック&ワーウィック


     20世紀ポップス界の巨星バート・バカラック。
     作詞ハル・デヴィッドとの名コンビで、今も歌い継がれる名曲の数々を作曲。そのメロディ・ラインと美しい編曲は、のちの世界の、日本のポップスにどれだけ影響を与えたか。かならず名前が挙がる大ヒットメーカーです。

    ♪  ♪


     一番のお気に入りは、バカラック・ソングの名歌手ディオンヌ・ワーウィック、その出世作となった 『ウォーク・オン・バイ~Walk On By~』。1964年。
     「通りで私を見かけても 涙は見せたくないから そのまま通り過ぎて」 という歌。
      

     静かに淡々と、だけど少し早足に刻まれるリズムがせつない。 「Don't!Stop!」
     大人のジャズっぽくラテンっぽく・・・。
     そしてバカラックといえば 「♪パ、パ、パ」 と入るフリューゲルホルン! トランペットの大きいやつです。

     ぼくが子供のころは、ワーウィックさんは大人すぎてよく分からなかった。「清水アキラのセロテープものまね」 に似てるし(ゴメンナサイ)。でも今聴いたら絶対いいよね、子供には分からないよね。

     「バカラックの歌神〈ミューズ〉」 と呼ばれた彼女、ご自身のための曲はもちろん、他のバカラック作品もほとんどカバーしています。(記事上のCD 『バカラック・コレクション』 が一番いいベスト盤。)


    ♪  ♪


     ジャッキー・デシャノン 『世界は愛を求めてる~What The World Needs Now Is Love~』
     1965年。

     直訳するなら 「世界がいま求めているものは、愛だ」
     歌いだしは 『遥かなる影(Close To You)』 と似てる。
      

     大きな歌だから、朗々と余裕で歌い上げるワーウィックほか大御所のバージョンもいいけど、このJ・デシャノンは切々と訴えるところがいいんだ。「♪everyone~」 で音が弾むところが好き。
     この曲は名コンビ、ハル・デヴィッドの作詞の力が光ります。

     「私たちにはもうじゅうぶん畑はある、光も川もある
      だから誰かのため、ではなくみんなのための愛を」



    ♪  ♪


     でもバカラック作品でも一番親しまれているのはやっぱり、カーペンターズ 『遥かなる影~Close To You~』 でしょうね。1963=1970年
      

     今さら何をいわんや。 カーペンターズ作品でもやっぱり、一番好きなんだな。
     編曲はリチャード兄さんだそうですが、バカラック編曲とはまた違ったきらめきで聴かせてくれます。でも間奏にはちゃんと、フリューゲルホーンふうの 「♪パ、パ、パ」 が入ってる!

     鳥や星や女の子たちを魅きつける、素敵な 「あなたに寄り添って」 という歌。なのになぜこんな邦題なのか、名前を言われても一瞬ピンとこないのが不満なところです。


     (※下の【続き・・・】に、バカラック作品の「My王道ベスト」)
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