【画像一覧】 2014.01.31 (Fri)

2014年1月の画像一覧

≪2014年1月の画像一覧≫

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生ごみコンポスト、追撃!(世界の事情)


13 レベッカ
アカデミー作品賞13 『レベッカ (1940米)』


キムチ1~4画像

キムチ改造


A・ブレイキー『Buhainas Delight』
『ムーン・リバー』をジャズ・メッセンジャーズで


テレビジョン(10)

お正月のテレビにっき2014


12 風と共に去りぬ
アカデミー作品賞12 『風と共に去りぬ (1939米)』


うま年
【賀正】 二〇一四・午年

 
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【  段ボール箱コンポスト】 2014.01.30 (Thu)

≪生ごみ0円コンポスト≫もくじ

  ≪段ボール箱・生ごみ0円コンポスト≫書庫もくじ

  【機動戦士コンポスト編】
  生ごみコンポスト、大地に立つ!       ~第1話:段ボール箱コンポストの作り方
  生ごみ堆肥化命令                ~処理できるもの、できないもの
  サンマ出撃す~灼熱の生ごみコンポスト  ~発酵熱を出すコツ
  生ごみコンポスト、恋のあと          ~第1号満タン
  死闘!米ぬかは潤い深く            ~米ぬか利用法
  迫撃!ズーコンポスト              ~驚愕の最新ごみ処理技術のお話。

  【哀・コンポスト編】
  復活の生ごみコンポスト             ~2ndシーズン
  生ごみコンポスト、血に染めて         ~発酵熱が出た!
  生ごみコンポストに散る!            ~シーズン終了

  【めぐりあいコンポスト編】
  めぐりあいコンポスト                ~世界の事情
  ・・・
  脱出~生ごみ要塞コ・ンポス・トー       ~最終回 (予定)

 
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【  段ボール箱コンポスト】 2014.01.29 (Wed)

めぐりあいコンポスト (世界の事情)

≪めぐりあいコンポスト編≫
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 冬限定、生ごみ処理の 「段ボール箱コンポスト」、留守がちな今年はやっていません。
 その代わり、世界各国の 「生ごみコンポスト」 事情をリサーチしてみました。 (調査期間、その時どき! 取材人数、自分のまわり!)


 まずはオーストラリア。ここでは 「ミミズ・コンポスト」 が広く一般に浸透しているみたい。誰に聞いても 「あぁ、ミミズね」 と返ってきます。
 生ごみをミミズにむしゃむしゃ食わせる式なんですが、生き物なので年中管理しないといけなさそう。わが家のように 「冬だけ」 「土にゴミと米ぬか入れて混ぜるだけ」 「マンションずまい」 で 「ちょっと真似事してるだけ」 は、まだ手が出るレベルじゃないなぁ。
 でも慣れると絶対おもしろいだろうし、いつかはやってみたい!

 ちなみに、東京のわが家のような 「米ぬか混ぜるだけ方式」。店頭で精米するお店はオーストラリアにほとんどなくて、やるとしたら米ぬかは 「ぬか漬け用」 を買うしかありません。 「小麦ぬか=ふすま」 はあるのかな?

 お次は韓国。ゴミ収集は有料。埋めるか燃やすかリサイクルするか、誰がどこでするのか・・・など問題や対立が激しいらしい。
 韓国の都市部出身の友人は 「ぜんぜんダメ」 と手厳しかったが、ぼくがざっと調べたところ、生ゴミを資源化するリサイクル事業はけっこう進んでいるようで、その率5割を超えるそうです。一足飛びの改革は彼らの強み。

 アメリカ人からは、排水口にある粉砕機 「ディスポーザー」 で下水に流す方式を聞きました。
 あとで調べたところ、そうやって生ごみを下水処理施設に集めて、メタンガスを有効利用しようという話なんですが、その人も指摘していたとおり、業者側の理屈なので本当にエコかどうかは疑問だとのこと。
 いずれにせよ、下水管や処理施設 (&行政) が本当にしっかり整っていないとムリなのが分かります。

 ほか、ヨーロッパ先進国の事情が一番知りたかったんだけど、まわりにヨーロッパ人がいないのがざんねん。
 代わりに今度、経済成長著しいフィリピン人に直撃取材を予定。 ぼくがいつもデレデレしている近所の美人の奥さんなんですが、「ゴミの話持ち出すのも何だしなぁ・・・」 とあれこれ思案中です。


 ・・・ちなみに日本は、「原子力で処理している」 と説明しときました。
 
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【アカデミー賞全作品】 2014.01.25 (Sat)

『レベッカ (1940米)』

第13回アカデミー作品賞~~ヒッチコック・・・いやセルズニックの魔術

13 レベッカ

 ≪感想≫
 「ヒッチコック全作品」 書庫の記事に詳しく・・・。

 クラシカルで品があってロマンティック・・・。こんな作風、実はヒッチコック作品では少数派。ヒッチの本質は、同時ノミネートの娯楽冒険サスペンス『海外特派員』のほうが近い。
 端麗なモノクロ映像美はヒッチならではですが、これはまぎれもなくプロデューサーの 「セルズニック作品」 です。

 オスカー度/★☆☆
    満足度/★★☆



 『レベッカ (1940米)』

 監督/アルフレッド・ヒッチコック
 主演/ローレンス・オリヴィエ (ウィンター公)
     ジョーン・フォンテーン (公爵夫人)
     ジュディス・アンダーソン (ダンヴァース夫人)
     ジョージ・サンダース (ファヴェル)

 ≪あらすじ≫
 イギリスの貴族ウィンター公と結婚したアメリカの娘が、謎の死を遂げた公の前妻レベッカの影に脅かされる。何かにつけレベッカの名を口にする家政婦ダンヴァース夫人。レベッカの死の真相をめぐって、マンダレーの森に戦慄が走る・・・!

 ≪解説≫
 イギリス映画界のサスペンスの気鋭、A・ヒッチコック監督の渡米第1作。
 前年 『風と共に去りぬ』 を大成功させて波に乗る辣腕プロデューサーのセルズニックが、英国の売れっ子ヒッチコックを得て放ったゴシック・ミステリー。 強敵を制しての受賞はセルズニックの政治力が、上品なストーリーはロマンチストな独裁者として知られたセルズニックの志向によるところが大きい。のちのヒッチコックも 「手柄はセルズニックのもの」 とつれなく振り返っている。



 ≪受賞≫
 アカデミー作品賞、モノクロ撮影賞の計2部門を受賞。
 (他の候補 『怒りの葡萄』 『チャップリンの独裁者』 『フィラデルフィア物語』 『我等の町』 『月光の女』 『恋愛手帖』 『海外特派員』 『果てなき船路』 『凡てこの世も天国も』)

 本来ならジョン・フォード監督の 『怒りの葡萄』 やチャップリンの 『独裁者』 こそ、オスカーにふさわしい社会派の力作だった。しかし日米開戦前夜という不穏な時勢 (授賞式は真珠湾攻撃を12月に控えた'41年2月)とあって、社会・政治的に当たりさわりのない娯楽作を選ぼうとする心理が働き、ヒッチコックというイギリスのビッグネームを引き抜いたことで話題の本作に多くの票が集まった。
 ヒッチコック監督作品は、『海外特派員』 とあわせてWノミネート。同じ監督の作品賞W候補は、ほかF・F・コッポラ(『ゴッドファーザーPARTII』『カンバセーション…盗聴…('74)』)と、S・ソダーバーグ(『トラフィック』『エリン・ブロコビッチ('00)』)の例しかない。



  『REBECCA』

 製作/デヴィッド・O・セルズニック
 監督/アルフレッド・ヒッチコック
 脚本/ロバート・E・シャーウッド、ジョーン・ハリソン (実際はマイケル・ホーガンが主筆)
 原作/ダフネ・デュ=モーリア
 撮影/ジョージ・バーンズ
 音楽/フランツ・ワックスマン

 セルズニック・インターナショナル・ピクチャーズ/130分

 
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【ぐるめ…?】 2014.01.20 (Mon)

キムチ改造

キムチ1 - チャングム(40)

 キムチがおいしい季節です。

 いつもなら、秋の白菜大安売りに乗せられて、いきおいで2玉セットどーんと買って、家に帰って我に返って、どうしようか困って、いちおう 「ロール白菜」 とか 「白菜クリームシチュー」 なんてやってみるものの、ぜんぜん先が見えなくて、結局キムチとかお漬物に・・・
 ・・・という冬の風物詩、「白菜バカ地獄」 なわが家でした。

 さすがに今年は学習機能が働いたのか、お店でもっとおいしいキムチを買って、ボリボリ食べてます。 お正月にも食べてたなあ。



キムチ2 - ハイジ(40)

 ただ、においだけが気になるので、いろいろ考えた結果、ヨーグルトを混ぜてみることにしました。
 同じ発酵食品。 ヨーグルトには、ニンニク臭を包み込む効果があるとかないとか。

 ・・・うん、変化球としてけっこういける。味もマイルドになって、子供も食べやすいではないか。
 ごーかーく。



キムチ3 - 桃太郎(40)

 あと本場・韓国人の友人から、キムチの素 「ヤンニョム」 にフルーツを使うのがコツと聞いていた。リンゴや梨のすりおろしのほか、桃の缶詰がお手軽とのこと。
 そこで手っとり早く、缶詰の桃を細く切って、市販のキムチに和えてみました。

 ・・・あぁ、分からんでもないが、さすがにそのままは生々しすぎた。生の、熟す前のモモなら合ってたかも。
 来年は手抜きせずちゃんと漬け込みます。




キムチ4 - ダースベイダー(40)

 ほか、カレーやらミートソースやら濃い味の料理に、市販の 「キムチの素」 を1滴だけ入れると、たった1滴でびっくりするほどコクが出るのでお試しあれ。(それ以上入れると味をこわすので注意。)

 次は、宇宙食キムチに挑戦・・・かな?

 
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【JAZZ】 2014.01.15 (Wed)

『ムーン・リバー』をジャズ・メッセンジャーズで

A・ブレイキー『Buhainas Delight』


 アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズ『ムーン・リヴァー』
 アルバムは1961年の 『ブハイナズ・デライト(Buhaina's Delight )』 に収録。・・・ということは、同年 『ティファニーで朝食を』 公開すぐのカバーだったんだ!

  Amazon試聴ページへ

 今だったらミーハーになりかねない、あまりにポピュラーすぎるスタンダード曲。でもそこは、ブレイキーおやじの豪快に轟く “ナイアガラ” ドラムがめちゃくちゃカッコいいんだ! これがスリリング&どかーんと効いてる。これだけで惚れた。(上の試聴ページでは聴けないけど、代わりにタイトル曲『Bu's Delight』が同じくらいかっこいいよ!)

 音楽監督ウェイン・ショーター(sax)の音作りも素晴らしかった。今まで、優等生すぎてあまり面白みを感じなかったショーターですが、ようやく魅力が伝わった。

 ジャズ・メッセンジャーズといえば、先代のリー・モーガン(tp)やベニー・ゴルソン(sax、音楽監督)が活躍したファンキーばりばりの'50年代が大好きなんですが(『モーニン』がつとに有名ですね)「新主流派」 と呼ばれる若い才能を迎えたこの第2次黄金時代は、打って変わって知的なスウィング感、やわらかさと洗練を感じさせてくれます。
 続くトランペットは、ぼくの好きなフレディ・ハバード。ほとばしるペガサス流星拳を期待したけど意外とおとなしめ。

 ・・・自分は好きなだけタイコ叩いているように見えて、時代時代であれだけのスターを発掘して、その才能に身をあずけた御大ブレイキー。あらためて親父っさんの目利きぶりと寛大さに感服つかまつりました。
 だからメッセンジャーズ・ファンはやめられない。
 
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【エンタメ&テレビ】 2014.01.10 (Fri)

お正月のテレビにっき2014

テレビジョン(10)

 ≪バラエティ番組≫
 身内で固めたダウンタウンとその 『笑ってはいけない』 は、ゲスネタが多かったけど思ったより面白かった。録画してつまらないところはズバズバ飛ばしたおかげかな? そのぶん笑いの瞬間はかなり逃しました。 (「新おにい」とか西川先生はもう出ないの?)
 もはや 「年に一度」 のガキの使い。“名物”スタッフや脇の出演者3人はごっそり入れ替えて、ほんとにお尻に火がついたところが見たい。いまや 「ダウンタウンで笑うこと」 が恥ずかしくなっているのが哀しい。

 とんねるずの 『細かすぎるモノマネ』 とよゐこ濱口くんの 「獲ったどー!」 は、スタッフが若返ったのか、番組全体の描き方が幼くなった。面白くなかった。
 『アメトーーク』 spは、運動オンチとか出川さんとか見た目で笑える 「鉄板」 企画。長い時間でも早送りすることなく笑えた。守りに入らず、新しい企画に期待しています。(近く「ガラスの仮面芸人」やるらしい。)


 ≪伝統芸能番組≫
 オペラにバレエ、歌舞伎・能・日本舞踊などなどの中継。

 ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサート、今年の指揮は現代最高の巨匠バレンボイムさん。
 新年のお祭りだからくだけた雰囲気は結構だが、ラストの恒例 『ラデツキー行進曲』 は、指揮を放りだして楽団員と握手してまわる 「ギョーカイ」 の内輪ギャグ。ふざけすぎ。
 NHK-BSの年末年始は 「バレンボイム推し」 だったようだけど、彼らしい力強さにハッとさせられる一方でムラも目立った。

 日本の芸能は、歌舞伎 『義経千本桜』 のキツネを演じた猿之助さんの気迫が飛びぬけていた。(実は客席にいました。本当は夜の部 『黒塚』 に行きたかった!)
 (縁切りの駆け込み寺を舞台にした新作喜劇の) 染五郎さんほか、彼ら歌舞伎の若手はハイライト中継だったけどおもしろそうだった。

 それ以外、バカのひとつ覚えの 「世界に誇るニッポン」 でしか自分たちを表現できない者は、まぁその程度だった。海外オペラにもつまらない中継があったが(実際ものすごいブーイングが飛んでいた)、これじゃそれにも満たない 「村まつり」 レベルだ。
 「人間国宝」 なら、この国民ひとりくらいビックリさせてください。


 ≪結果発表!≫
 第3位・・・死刑囚・永山則夫に迫ったドキュメンタリーの再放送(NHK教育)。子を棄てた母自身もその母に棄てられていた信じられない生い立ち、初めて知って絶句した。録画した中で永久保存したのは本作だけ。再放送なのでこの順位。
 第2位・・・いまテレビ雑誌をさかのぼってみたけど、やっぱり 『アメトーーク』 になるのかなあ。 そもそもあんまり日本のテレビ見てなかったんだなあ。「じぇじぇじぇ」も「倍返し」も「おもてなし」も知らないくらいだから。
 幻の第1位・・・大みそかのBS、『風と共に去りぬ』 と 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 3部作、半日どっぷり浸かることができたら幸せだったろうな。現実はそうヌクヌクさせてもらえませんでした。出来のいい翻訳でしたか?

 
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【アカデミー賞全作品】 2014.01.05 (Sun)

『風と共に去りぬ (1939米)』

第12回アカデミー作品賞~~“Tara”こそすべて

12 風と共に去りぬ

 ≪感想≫
 スカーレットといえば、今なお 「全女性が憧れる永遠のヒロイン」 として輝き続けています。しかし自分のワガママで身を滅ぼす世間知らずの小娘が、なぜ「憧れ」の対象になるのか理解できませんでした (好きなタイプだけど)。もっと強くて賢くて成功を収めた、模範とすべき女性は他にいるではないか、と。

 でも今は、むしろ欠点だらけで、理想的な人物像でないからこそ、人を惹きつけてやまないのだと思うようになりました。実際、ここまで破天荒を貫く女も、映画史上そうはいない。
 それ以来、ぼくはあの素晴らしいことこの上ない前半部のラスト・シーン、荒野に這いつくばりながらも立ち上がって叫ぶ、彼女の強烈な「生きる」宣言が、それまでの2倍3倍の魅力となって、心に響くようになりました。

 「明日は明日の風が吹く」とは有名なフレーズですが、彼女ならその風を待つのではなく、自分で風を吹かせてみせるでしょう。不器用で、衝突ばかりで、何年かかるかも分かりませんが・・・。ただそう思わせる強い生命力を、多くの人が彼女から感じとっているのだと思います。

 追記・・・2011年に3、4度目かの観賞。 抜群におもしろかった! やはりスカーレット・・・あのくらいの突き抜けた個性があればこそ。メラニーは立派なひとだが、彼女じゃダメなんだ。品のよい文芸作として何10年かは残るだろうが、100年200年残すにはやっぱりスカーレットだったんだと思いを新たにした。

 オスカー度/★★★★
    満足度/★★★



 『風と共に去りぬ (1939米)』

 監督/ヴィクター・フレミングほか
 主演/ヴィヴィアン・リー (スカーレット・オハラ)
     クラーク・ゲーブル (レット・バトラー)
     オリヴィア・デ=ハヴィランド (メラニー・ハミルトン)
     レスリー・ハワード (アシュレイ・ウィルクス)
     トーマス・ミッチェル (父ジェラルド・オハラ)
     ハティ・マクダニエル (家政婦マミー)

 ≪あらすじ≫
 南北戦争下のアトランタ郊外。架空の地タラに大農場を構えるオハラ家の長女スカーレットは、気性の激しい勝気な娘。そんな彼女も名士アシュレイに想いを寄せるが、アシュレイの煮え切らない態度が、スカーレットにほかの男との結婚を決意させる。しかし出征した新郎は戦死、悲しみのない彼女の前に、レット・バトラーという風雲児が現れる。

 ≪解説≫
 映画史に燦然と輝く不朽の名作。
 全米の心をとらえた大ベストセラー小説の映画化とあって、その製作は世論を巻き込む国民的プロジェクトに。監督・脚本家の相次ぐ交代やヒロイン選びに難航しながら、若き辣腕プロデューサー・セルズニックは空前絶後の大作を完成してみせた。
 名優ローレンス・オリヴィエの愛人であったイギリスの新進女優V・リーが南部かたぎの女を熱演、全女性の心のヒロインを見事に体現した。

 ≪名ゼリフ≫
 「明日は明日の風が吹く」 の原文は 「After all, tomorrow is another day (そう、明日は別の日)」 。
 ところが本国アメリカで名文句とされているのはその前、レット最後の捨てゼリフ 「Frankly, my dear, I don't give a damn」 のほう。「知るかよ、くそったれ」 といった汚く乱暴な言い回しで、ヒーロー役に似つかわしくない衝撃があった。2005年には 「米映画協会AFIが選ぶ歴代名ゼリフ」 第1位に選ばれている。



  ≪受賞≫
 アカデミー作品、監督、主演女優(V・リー)、助演女優(H・マクダニエル)、脚色、カラー撮影、室内装置(美術)、編集賞の、計8部門を受賞。加えて、名製作者を称えるA・サルバーグ賞(製作者セルズニック)、見事なカラー美に対する特別賞(美術総監督ウィリアム・キャメロン・メンジーズ)、科学技術賞(セルズニック社)を受賞。
 (他の作品賞候補 『駅馬車』 『オズの魔法使い』 『スミス都へ行く』 『嵐が丘』 『廿日鼠と人間』 『ニノチカ』 『邂逅<めぐりあい>』 『チップス先生さようなら』 『愛の勝利』)

 候補作はいずれも歴史に名を残す、そうそうたる顔ぶれ。『風~』の圧勝で片付けるには惜しいくらい、ハリウッド&アカデミー史に輝く最高の当たり年として語り継がれている。

 ヒロインを支える気丈な家政婦を演じたマクダニエルが、黒人として初のオスカーを獲得 (ふたりめ『野のユリ('63)』の主演男優賞シドニー・ポワチエまで24年!)。本当ならメラニー役のデハヴィランドが大本命受賞するところだが、黒人差別的な原作への批判に対するエクスキューズ(弁解)が込められていたと思われる。
 カラー作品として初の作品賞(次は'51年の『巴里のアメリカ人』)。 なお 「アカデミー美術賞(Art Direction)」 と呼ばれるのは戦後からで、当時は単に「インテリア装飾(Interior Decoration)」くらいにしか見られていなかった。その美術部門を体系化して地位向上に貢献したのが、色彩芸術の見事さで特別賞受賞のウィリアム・キャメロン・メンジーズという名匠。本作OPでも主演陣の次に名前を記されている。



  『GONE WITH THE WIND』

 製作/デヴィッド・O・セルズニック
 監督/ヴィクター・フレミングほか
 脚本/シドニー・ハワードほか
 原作/マーガレット・ミッチェル
 撮影/アーネスト・ホーラー、レイ・レナハン
 音楽/マックス・スタイナー
 美術総監督*/ウィリアム・キャメロン・メンジーズ *「Production design」
 美術*/ライル・ウィーラー *「Art direction」
 編集/ハル・C・カーン、ジェームズ・E・ニューカム

 セルズニック・プロ、MGM/231分

 
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【★特別企画★】 2014.01.01 (Wed)

【賀正】 二〇一四・午年

うま年
牛飲馬食 馬耳東風 
人馬一体 馬場正平 

新年のことほぎ 海内に加わり
われ十六文にして学に志す


 南張 【なっちゃん】
 晩唐の詩人・画家。 生没年不詳。
 新年早々のんだくれて身を滅ぼしたという。 
(重要文化財)


 
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