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【アカデミー賞全作品】 2013.09.04 (Wed)

『つばさ (1927米)』

第1回アカデミー作品賞~~アカデミー賞の離陸

01 つばさ(50)

 ≪感想≫
 空を大きく使った空中戦や悠然と美しい離陸シーンなど、飛行機の魅力を余すところなく映していて、宮崎駿監督のアニメに通じるものがあった。実験的なアイディアが散りばめられた当時の撮影テクニックの高さにはまったく驚かされた。
 それ以外のロマンス部分などはやや退屈だったが、それも時代の好みだったのだろう。
 ヒロインのC・ボウは当時のセックス・シンボルだったとか。アニメの女の子をリアル実写化したような瞳の大きさ。

 オスカー度/★★☆
    満足度/★★☆



 『つばさ (1927米)』

 監督/ウィリアム・A・ウェルマン
 主演/チャールズ・バディ・ロジャース (ジャック)
      リチャード・アーレン (デヴィッド)
      クララ・ボウ (メリー)

 ≪あらすじ≫
 第1次大戦下、航空隊パイロットに志願したジャックとデヴィッド。ふたりは恋敵であったが、厳しい訓練と戦闘の中で友情を育んでいく。一方、ジャックに想いを寄せる娘メリーも看護兵として従軍、休暇中のパリでジャックと切ない再会を果たす・・・。

 ≪見どころ≫
 同1927年5月にリンドバーグが単独大西洋横断無着陸飛行に成功、折からの航空ブームが頂点に達した時代の大型活劇。軍やアクロバット飛行隊の全面協力のもと、戦闘機パイロット出身の監督とカメラマンが大空の戦いをみごとに活写。
 後の名優ゲイリー・クーパーが脇役で出演。
 アカデミー作品賞唯一のサイレント作品。(あえてサイレントで作った現代作品を除く。)



  ≪受賞≫
  アカデミー作品賞、技術効果賞の計2部門受賞。(候補2部門中)
  (他の作品賞候補 『最後の命令』 『裏切者』 『第七天国』 『肉体の道』)

 もともとアカデミー協会は、経営者たちが組合対策として始めた寄り合いがはじまり。映画賞はオマケとして設けられた。
 その記念すべき初の授賞式は、あの世界大恐慌「暗黒の木曜日」の5か月前、1929年5月16日。映画関係者だけのささやかな祝宴。当初はレースというより、内輪の慰労パーティーのような雰囲気だったという。 そのため芸術性より力関係、当時の最大手MGM社の作品に賞がかたよる弊害もあった。



  『WINGS』

 製作/アドルフ・ズーカー
 監督/ウィリアム・A・ウェルマン
 脚本/ジョン・モンク・ソーンダース、ホープ・ローリング、ルイス・D・ライトン
 撮影/ハリー・ペリー
 技術効果/ロイ・ポマロイ

 パラマウント/140分

 
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