【画像一覧】 2013.04.30 (Tue)
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【ヒッチコック全作品】 書庫もくじ

『快楽の園(1925英独)』

NBAプレイオフ2013~西!

NBAプレイオフ2013~東!

『山鷲(1926英独)』

北斗さんちの拳⑫
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春のテレビにっき2013

メダカ劇的ビフォーアフター

『下宿人(1926英)』
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【ヒッチコック全作品】 2013.04.29 (Mon)
≪ヒッチコック全作品≫もくじ

英1.もくじ、『快楽の園』~『リング』
2.『農夫の妻』~『殺人!』
3.『いかさま勝負<スキン・ゲーム>』~『間諜最後の日』
4.『サボタージュ』~『厳窟の野獣』、もくじ・・・
米1.もくじ、『レベッカ』~『疑惑の影』
2.『救命艇』~『山羊座のもとに』
3.『舞台恐怖症』~『ハリーの災難』
4.『知りすぎていた男』~『マーニー』
5.『引き裂かれたカーテン』~遺作 『ファミリー・プロット』
『ファミリー・プロット ('76)』 ~遺作
『フレンジー (’71英米)』
『トパーズ (’69)』
50『引き裂かれたカーテン(’66)』
『マーニー (’64)』
『鳥 (’63)』
『サイコ (’60)』 ~円熟期
『北北西に進路を取れ (’59)』
『めまい (’58)』
『間違えられた男 (’57)』
『知りすぎていた男 (’56)』
『ハリーの災難 (’56)』
『泥棒成金 (’55)』
40『裏窓 (’54)』
『ダイヤルMを廻せ!(’54)』
『私は告白する (’52)』
『見知らぬ乗客 (’51)』 ~黄金期
『舞台恐怖症 (’50)』
『山羊座のもとに (’49)』
『ロープ (’48)』
『パラダイン夫人の恋 (’47)』
『汚名 (’46)』
『白い恐怖 (’45)』
(『闇の逃避行(’44英)』 『マダガスカルの冒険(’44英)』 ~戦下の英政府による国策短編)
30『救命艇 (’43)』
『疑惑の影 (’43)』
『逃走迷路 (’42)』
『断崖 (’41)』
『スミス夫妻 (’41)』
『海外特派員 (’40)』
『レベッカ (’40米)』 ~渡米第1作。アカデミー作品賞。
『巌窟の野獣 (’39英)』
『バルカン超特急 (’38)』
『第3逃亡者 (’37)』
20『サボタージュ (’36)』
『間諜最後の日 ('36)』
『三十九夜 ('35)』
『暗殺者の家 ('34)』 ~以後サスペンスに専念。イギリス黄金期。
『ウィーンからのワルツ ('33)』
『第17番 ('32)』
『おかしな成金夫婦<リッチ・アンド・ストレンジ>('32)』
『いかさま勝負<スキン・ゲーム>('31)』
『殺人!('30)』
『ジュノーと孔雀 ('30)』
(『エルストリー・コーリング ('30)』 ~一部だけ監督したお祭り映画)
10『恐喝<ゆすり>(’29)』 ~イギリス初のトーキー映画
『マンクスマン ('28)』
『シャンペン ('28)』
『農夫の妻 ('27)』
『リング ('27)』
『ふしだらな女 ('27)』
『下り坂<ダウンヒル>('27)』
『下宿人(’26)』 ~初のサスペンス
『山鷲 ('26英独)』 ~現存せず
1『快楽の園('25英独)』 ~監督デビュー作
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- 『山鷲 (1926英独)』
【ヒッチコック全作品】 2013.04.26 (Fri)
『快楽の園 (1925英独)』

≪感想≫
平凡なメロドラマ。
ヒッチの演出・編集は手堅くまとまってはいる。終盤のスリリングな場面は、ヒッチだからこそなのかな? ヒッチじゃなくても当時このくらい出来たのかな? いずれにせよ 「ヒッチコックの監督デビュー作」 と言われなければ、特に・・・が正直なところ。
例によって、後年ソフト用につけられた音楽が最低。喜びを盛り立てたり不安を誘ったり・・・のような劇伴音楽の役割を果たしていない。学生くさい独りよがり。
A・ヒッチコック監督第1作 『快楽の園 (1925英独)』
出演/ヴァージニア・ヴァリ (パッツィ)
カルメリータ・ゲラフティ (ジル)
マイルズ・マンダー (レヴェット)
ジョン・スチュワート (ヒュー)
≪あらすじ≫
ナイトクラブ“快楽の園”の踊り子パッツィは、上京したての田舎娘ジルの面倒を見ることに。またたく間に人気の踊り子になったジルは、婚約者ヒューをないがしろにし、華やかな世界に染まっていく。一方のパッツィも、ヒューの親友レヴェットと結ばれるのだが・・・。
≪解説≫
ヒッチコック26歳の初監督作は、意外にもメロドラマ。新人時代は会社から与えられた題材を作るサラリーマン監督だったので、さまざまなジャンルを手がけている。力をつけ、サスペンスに特化するのは'34年 『暗殺者の家』 から。
それでも当時の映画先進国ドイツの撮影所≪UFA (ウーファ)≫で多くのことを吸収したヒッチは、期待の新人監督として早くも注目の的に。監督名だけでも客を呼べる、イギリス映画初のスター監督として駆け上がっていく。
サイレント作品。
≪裏話≫
新人監督ヒッチと助監督、カメラマン2人に主演3俳優だけで回った独~伊ロケは、その日の食事にも事欠くほど困窮したらしい。その時の助監督こそ、婚約中の同僚アルマ・レヴィル。翌1926年結婚し、公私のパートナーとしてヒッチとその作品を生涯支えた。
またプロデューサーのマイケル・バルコンは、サイレント映画の字幕書きにはじまり、美術~脚本~助監督などで経験を積んだヒッチを監督に抜擢し、のちには大スランプのヒッチを救った最大の恩人。1963年アカデミー作品賞 『トム・ジョーンズの華麗な冒険』 の製作総指揮。 孫は現代の名優ダニエル・デイ=ルイス。
≪ヒッチはここだ?≫
※有名なヒッチ自身の 「カメオ(チョイ役)出演」 が始まるのは、第3作 『下宿人』 から。当初はエキストラ不足を埋めるためだったので、イギリス時代は出演していない、または判別できない作品が多い。
『THE PLEASURE GARDEN』
監督/アルフレッド・ヒッチコック
脚本/エリオット・スタナード
原作/オリヴァー・サンディス
撮影/バロン・ヴェンティミリア
助監督・記録/アルマ・レヴィル (翌'26年にヒッチと結婚。)
製作/マイケル・バルコン、エーリッヒ・ポマー
英ゲインズボロー&独エメルカ社 98分 (資料によって上映時間がまちまち)
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【 NBA】 2013.04.23 (Tue)
NBAプレイオフ2013~西!

NBAプレイオフ2013が始まりました。今季も魅力的なチームがしのぎを削る 「ワイルド・ワイルド・ウェスト」 西カンファレンスの展望を、メモ代わりに書いておきます。
【(1位) オクラホマシティ・サンダー vs ヒューストン・ロケッツ (8位)】
開幕前、両チーム間でJ・ハーデン⇔K・マーティンを電撃トレード。共にチームはさらに活性化した。
サンダーは6thマンのインパクトこそ薄れたが、そのぶん肉弾派のS・イバカ(ブロック1位)が成長、二枚看板デュラント&ウェストブルックに偏っていた得点源がうまく分散された。
優勝経験豊富な兄貴分D・フィッシャーも呼び戻し、最終盤にウェスト首位を奪取。今季こそファイナル優勝なるか。
ロケッツは移籍組が新天地で大開花。
元サンダー6thマンのハーデンは先発エースとして得点ランク5位に(&オールスター初出場)、元ブルズ控えのO・アシックはリバウンド3位に名を連ねる。もちろんアジアの星J・リン(元ニックス)も、不動の司令塔として勢いは止まらない。
2年目チャンドラー・パーソンズも急成長。チームは激戦ウェストで終始プレイオフ圏内を守った。
《予想パラメーター》 サンダー ★★★★☆ ロケッツ
・・・得点力は3位と2位だが、安定感は雲泥の差。失点が下から3番目、失策<ターンオーバー>も最悪のロケッツは、チームとして未熟。来季に期待。
【(4位) ロサンゼルス・クリッパーズ vs メンフィス・グリズリーズ (5位)】
(同率で並んだ両チームは、直接対決で勝ち越しているクリッパーズがホームコート権を獲得。)
常勝レイカーズの陰でL.A.の笑われ者だったクリッパーズが、ついに球団史上初のディビジョン首位。
現代最高の司令塔C・ポールと破壊王子B・グリフィンのオールスター先発コンビ (ポールはその初MVP) を軸に、名6thマンのJ・クロフォードや復活の兄貴分C・ビラップスら、控えや脇役も見劣りしない充実の戦力。攻守のバランスが高いレベルで均衡し、穴がない。
シーズン終盤にかけてギアを上げてきた。首位サンダーだって倒せるかもしれない。
一方、こつこつチームを作り上げたグリズリーズは、ランドルフ(リバウンド4位)とガソール弟の骨太インサイドが今季も健在。失点は堂々リーグ1位の堅守を誇る。
しかし後半戦、得点源L・ゲイのトレードには驚かされた(⇒ラプターズ)。勝てない高給取りのアイドルスターより、優勝経験があって堅実なT・プリンスを選んだのは、本気で優勝を狙っている証だろう。今季も手ごわいが、来季こそ最後の補強でチームが完成しそうだ。
《予想パラメーター》 クリッパーズ ★★☆☆☆ グリズリーズ
・・・共に完成度が高く、もっと上に行ってもおかしくない実力派対決。C・ポールの悪魔のような「大舞台力」は怖いが、より守りが堅いグリズリーズに一票。
【(3位) デンバー・ナゲッツ vs ゴールデンステイト・ウォリアーズ (6位)】
ナゲッツは新たに万能選手イグドラを加え、お家芸の超攻撃力にさらなる厚みが(今季も得点力1位)。標高の高い地元で無類の強さを誇り、後半戦には怒涛の15連勝で球団史上最高の57勝(25敗)。
しかしスパーズ&サンダーの西2強に迫りかけたその矢先、攻撃を引っ張るガリナリが靭帯断裂で残り絶望・・・。層の厚さで難なく乗り切ったが、この先もっと上を目指すには痛い損失だ。
プレイオフでは攻撃より守備が重要、というセオリーも覆せるか。
対して、万年「ドアマット・チーム」のウォリアーズがいきなりの大躍進。勝率上昇度は大型補強のネッツに次ぐが、「無印大穴」 の驚きなら彼らだ。(プレイオフ出場はこの20年でやっと3回目!←最下位)
S・カリー(3p%3位、成功数272新記録)とD・リー(リバウンド5位)のコンビのほか、2年目クレイ・トンプソンら脇役も大きく飛躍。「いつかは落ちるだろう」と言われながら、弱肉強食のウェストを見事生き残った。
カリーを筆頭とする長距離砲(チーム3p%1位)が最大の武器だが、この短期決戦でも発揮できるか。(追記・・・) 第1戦、D・リーが負傷で残り絶望。万事休すか。
《予想パラメーター》 ナゲッツ ★★★★☆ ウォリアーズ
・・・活きのいいライジング・チーム対決だが、それぞれガリナリとD・リーの離脱が残念。ナゲッツの層の厚さならこのウォリアーズはしのげたとしても、問題は次だ。
【(2位) サンアントニオ・スパーズ vs ロサンゼルス・レイカーズ (7位)】
今季も強い古豪スパーズ。大黒柱ダンカンが全盛時をほうふつとさせる好成績でチームを牽引。
ほか2年目K・レオナルドの台頭や、高さ不足だったインサイドにはブラジル代表T・スプリッターが使えるようになったのも大きい。無名選手を次々と発掘する名伯楽ポポヴィッチ監督のチーム作りにはほんと頭が下がる。
一方でベテラン3本柱のふたり、パーカーとジノビリがここへきて故障がちなのが気になる。彼らの調子が戻らず1回戦敗退・・・なんて一昨季を思い出さずにはいられない。
名門レイカーズは、カネとブランド力でスターをかき集める下品なチーム作り。
しかし厳格なコービーとお気楽D・ハワード(リバウンド1位)はウマが合わず、年寄りS・ナッシュはケガでまともに出場できない体たらく(・・・かつてD・フィッシャーを年寄りだから放出したのに)。 もともと大した実績のないM・ダントーニ監督は、速攻戦術をまとめられず無策無能に終始。しかもスターに大金をかけているため、控え選手は3番手クラスの 「誰?」 ばかり。
下位に沈んだチームは、優勝どころかプレイオフ進出すら危ぶまれる有様だったが、コービーの意地でなんとかプレイオフ枠にすべり込んだ。
・・・ところが、なんと、そのコービーが、最後の最後にアキレス腱を断裂! アタマの悪いNBA選手たちの中で、志の高い彼だけは尊敬していただけに、言葉にならないくらいショックだ。残されたレイカーズなんかどうでもいい。すでに30半ばの彼が、あの不屈の精神で 「引退の危機」 を克服してくれることをただただ願うばかりだ。
《予想パラメーター》 スパーズ ★★★☆☆ レイカーズ
・・・近年のスパーズはプレイオフでの急失速が悪印象。コービー不在のレイカーズなど恐るに足らないとは思うが。
本命・・・サンダー
対抗・・・クリッパーズ、グリズリーズ、スパーズ
大穴・・・ナゲッツ
・・・イーストは前の記事をどうぞ。
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【 NBA】 2013.04.20 (Sat)
NBAプレイオフ2013~東!

NBAプレイオフ2013が始まります。
今季はテレビ中継をただ観戦するだけで、戦力等を深く掘り下げなかったのですが、メモ程度に期待と展望を書いておきます。まずはイーストから。
【(1位) マイアミ・ヒート vs ミルウォーキー・バックス (8位)】
前年王者ヒートは向かうところ敵なし。歴代2位の27連勝を記録し、驚異の勝率8割越え。
ただし 「4番バッター」ばかり集めたがる下品なチーム、今季は3ポイント王レイ・アレンが加わった。強いのは当たり前だ。偉ぶったレブロンとP・ライリー社長が大嫌いなので、応援はしない。
バックスには伝統的にガード陣に好手が揃うが、しょせんは勝率5割以下。見ていない。
《予想パラメーター》 ヒート ★★★★★ バックス
・・・両者のゲーム差は28。ツメの甘いヒートにチョンボがひとつ付くか、くらい。
【(4位) ブルックリン・ネッツ vs シカゴ・ブルズ (5位)】
今季、ニュージャージー州から対岸のN.Y.市内に移転したネッツ。大都会のブランド力でジョー・ジョンソンやG・ウォレスら好手を獲得し、若手B・ロペスは大黒柱に成長、一夜に意気揚がる。
司令塔デロン・ウィリアムズも好調だが、そろそろ同期のC・ポール(LAC)や対戦相手D ・ローズのように、チームを 「勝たせる」 リーダーであることを証明しなければならない。
プレイオフ圏外からの大躍進ではあるが、監督が途中交代ということはスター選手頼みでチームとしては計算できない証しだ。大都会の話題・人気先行が目立つ。
一方ブルズは、靭帯断裂の主将D・ローズが丸々1年欠場。ほかにもケガ人が続出したが、ティボドー監督の守備戦術(ただし失点は3位だが得点は最下位タイ!)と、インサイドの要J・ノアらの牽引で大崩れしなかった。ローズの代役N・ロビンソンも元気ハツラツ。
大事を取ってじっくり調整のローズは、いよいよこのプレイオフに出場なるか? 修羅場に強いとは言えない優等生ちゃんチームだけに、彼がいないと不安だ。
・・・その矢先、頼みのノアが故障離脱。この第1回戦は出場できないときた。
《予想パラメーター》 ネッツ ★★★★☆ ブルズ*
・・・共に守備力は高いが、成金ネッツは大舞台では未知数。勝負弱いブルズはローズの復帰次第。(*追記)ノア離脱でネッツ有利に。
【(3位) インディアナ・ペイサーズ vs アトランタ・ホークス (6位)】
「全員バスケ」 型チームのお手本ペイサーズは、エース格のD・グレンジャーがほぼ全休でも動じない層の厚さ。新エース格に名乗りを上げたP・ジョージは、今季のMIP<急成長選手賞>の最有力候補に。チームも失点2位の堅守を誇る。
ラリー・バード社長の、安易にスターに頼らない適材適所のチーム作りは好感が持てる。イーストで一番応援しているチームだ。駒は揃った。熟成度も増した。あとは精神的な勝負強さだ。今季も大事な試合を落としている感あり。
対するホークスも、いぶし銀の兄貴分ジョー・ジョンソン(⇒ネッツ)に去られてどうなるかと思ったが、復活した守護神ホーフォードを軸に、地道に順位を保った。えらい。
《予想パラメーター》 ペイサーズ ★★★★☆ ホークス
・・・共にスターに頼らない 「全員バスケ」 対決。戦力の厚みはペイサーズに分あり。
【(2位) ニュ-ヨーク・ニックス vs ボストン・セルティックス (7位)】
カネとブランド力でかき集めたN.Y.のスター軍団が、ようやく結果を出しはじめた。カーメロは初の得点王、チームも終盤に13連勝と波に乗る。しかしハーフコート型のカーメロと速攻型のアマレがかみ合わないのは相変わらず。アマレの長期欠場が勝ち星をもたらしている皮肉。
独走の現王者ヒートには分がいいそうだ。それくらいでないと。
名門セルティックスはインサイドが決定的に駒不足で、得失点差は赤字。いくら多才なガーネットとはいえ、彼ひとりに1年丸ごと任せるのはあまりに無策無謀。フロントの怠慢以外の何ものでもない。しかも後半戦、司令塔ロンド(2年連続アシスト王)が靭帯断裂。
爆弾事件に見舞われたボストンを少しでも勇気づけられるか。
《予想パラメーター》 ニックス ★★★★☆ セルティックス
・・・元王者セルティックスは経験こそあるが、戦力差は歴然。
本命・・・ヒート
対抗・・・なし
大穴・・・ニックス、ペイサーズ
・・・今季もずっと面白い 「ワイルド・ワイルド」 ウェストは後日。
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【ヒッチコック全作品】 2013.04.16 (Tue)
『山鷲 (1926英独)』

A・ヒッチコック監督第2作 『山鷲 (1926英独)』 (現存せず)
出演/ベルンハルト・ゲッケ (ペティグルー)
ニタ・ナルディ (ベアトリス)
マルコム・キーン (“山鷲”ジョン)
ジョン・ハミルトン (エドワード)
≪あらすじ≫
ケンタッキーの女教師ベアトリスは、傲慢な商人ペティグルーからしつこく言い寄られるが、これを突っぱねたことから商人の恨みを買ってしまう。山中に逃げ込んだ彼女は、そこで「山鷲」と呼ばれる青年ジョンと出会い恋に落ちるが、ペティグルーの横恋慕がふたりを阻む。
≪解説≫
今では数枚のスチール写真が残っているだけの、幻の作品。ヒッチコック監督作品で現代人が観られないのは本作だけ。 新人ヒッチの演出はある程度評価されたが、原作物語じたいが当時から古くさいとの評で、ほとんど興行に回されなかったためらしい。
監督第1作 『快楽の園』 および大ヒットした第3作 『下宿人』 とほぼ同時期に製作・公開。サイレント作品。
日本の解説書には、アメリカ公開時の題名 『神のおそれ(Fear o’ God)』 を用いているものもある。(アメリカにもフィルムは残ってないの?)
≪裏話≫
早くからヒッチの才能に気づく声が挙がる一方で、彼の当時斬新なセンスは業界内や観客の多くにはまだ理解しきれないのも、映画後進国イギリスの現実だった。またヒッチその人の不遜で小なまいきな態度も、一部の上層部から「出る杭は打たれる」ことにもなっていたという。
『THE MOUNTAIN EAGLE』
監督/アルフレッド・ヒッチコック
脚本/エリオット・スタナード
撮影/バロン・ジョヴァンニ・ヴァンティミリア
製作/マイケル・バルコン
英ゲインズボロー&独エメルカ社
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【エンタメ&テレビ】 2013.04.09 (Tue)
春のテレビにっき 2013
【旧 『N響アワー』 枠】
NHK日曜夜のクラシック音楽番組。 なんかヘンなのが終わって、ふつうの演奏会中継スタイルが戻ってきた。
そうだよ、それでいいんだよ。「初心者向け」のウケ狙いなんか、どうせ初心者は見ないよ。
元アイドルとかが出てる古典芸能中継も、元に戻してほしい。
【『ガラスの仮面』 アニメ】
少女マンガの名作がフラッシュアニメでよみがえる!(日曜夜、BSのTwellV)
マヤと亜弓がヤンキーになって対決するというミニ・パロディ。それはまぁいいけどネット投稿程度のネタ。1回見ればもういいや。芸能人がコスプレする公式HPのほうがずっと笑える。
【松嶋×町山 未公開映画を見るTV (再)】
アメリカの傑作ドキュメンタリー映画を紹介する東京MXテレビの人気番組、再放送が終わった。全作欠かさず見たのは今回がはじめて。 とくに印象深かったのは・・・
◆権力側のスポークスマンになりすまして、その傲慢な本音をズバズバ暴いていく 『ザ・イエスメン』
◆マッドマックスを生んだ'70年代オーストラリア映画界のイカレっぷり・・・『NOT QUITE HOLLYWOOD』
◆カトリック神父の児童性的虐待を追った 『フロム・エビル』 (何だこのつまらん邦題?)
・・・かな。ほか水ビジネス、イスラエルの歴史教育、アメリカ映倫の実態などなど、粒より甲乙つけがたし。
一周してまた再放送が始まったらしいけど、新シリーズはやらないのかな? いい年こいて教養ゼロの女タレントはいらないので、博識な町山智浩さんだけでも始めてほしい。(あとふざけた煽りのジャックバウアー声優もいらない。また日本語ボキャブラリーの豊かな字幕翻訳家を雇ってほしい。)
・・・その他、フジの深夜にやっていたとんちクイズ番組 『ソモサン・セッパ』 はもう終わりなんだろうか? その前の 「ウキキー♪」 と楽しかったIQなぞなぞ番組もいつの間にやら終わってたし、こういうクイズ路線続けてほしいなあ。
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【 ベランダでメダカ】 2013.04.05 (Fri)
メダカ劇的ビフォーアフター
メダカ家。
この家が抱える問題、それは・・・

≪物件01:水中ジャングルの家≫
築1年、発泡スチロール箱の水槽。 .
半冬眠のメダカたちを刺激しないよう、冬の間はまったく手入れしないため藻がいっぱい。
春こそは気分も一新、きれいな水槽で暮らしたい・・・

・・・そんな切なる願いを受けて立ち上がったのが、リフォームの匠・なっちゃん。
人は彼を 「ベランダ空間の極悪ペテン師」 と呼びます。
果たして匠は、どんなリフォームを見せてくれるのでしょうか?

≪第1章:貧乏くさい≫
新しい水槽は、発泡スチロール製の大容量30リットル。
スーパーでタダでもらえる上、保温力はお墨付き。
底には一面、重厚感あふれる庭園用の玉砂利を敷きました。
これならたまった汚れを灯油ポンプで取り除く時、一緒に吸い上げられることはありません。
さらに青いガラスのおはじきをアクセントに加えて、地中海ふうを演出。
匠のしゃれた遊び心が光ります。
・・・こうして現代に甦ったビンボー安普請の技と伝統。
それではさっそく、リフォームの全貌をご覧いただきましょう! .

冬の間、たまりにたまったアオミドロの水槽も・・・
・・・新品の発泡スチロール箱と、きれいに洗った玉砂利で見違えるほどリフレッシュ。
もとの水槽の水をできるだけ使い、足りないぶんは1日くみ置きした新しい水を加えます。
メダカにショックを与えないよう、水温の変化は5℃以内におさめるのが鉄則。
そして水槽の四隅には、割れた陶器の破片をリサイクル。
臆病なメダカたちの格好の隠れ家に。

水草は、育てやすいホテイアオイとアナカリスの2種類を用意しました。
浮草ホテイアオイは、旺盛な繁殖力で水の汚れをぐんぐん浄化。
細長いアナカリスは酸素を供給。メダカたちの産卵場所にもなります。
(アナカリスは何とか越冬できるが、熱帯性のホテイアオイは毎年買い替えている。)
匠の仕掛けはそれだけに止どまりません。
澄みきった水面に目をこらすと・・・

・・・なんということでしょう!
かわいらしい桜の花びらが、メダカたちを出迎えてくれたではありませんか!

さらに匠は、いらなくなった小物入れで、生まれてくる稚魚たちの避難スペースも確保。
また、水槽の一部を板でフタをし、直射日光や人間の視線からメダカを守る工夫も。
これにはメダカたちも感動の涙。
心やさしい匠の、りっぱなお人柄がしのばれます。

リフォーム予算0円/合計100円(デザイン費含まず)
こうして、「食物連鎖の下から二番手」 なっちゃんによるリフォームはすべて終了。
真新しい遊び場で、みんなのびのびすくすく。
メダカの学校も、うれしい入学式を迎えることができました!
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【ヒッチコック全作品】 2013.04.02 (Tue)
『下宿人(1926英)』

≪感想≫
緩と急のつけ方(忍び寄る下宿人とコミカルな一家団らんの対比)、スリルの引っぱり方と落とし方(暖炉の火かき棒を握る下宿人)など、何度観てもハラハラ。
中盤、下宿人と刑事がひと悶着後、刑事とデイジーが仲直りするシーン。デイジーが抱き合いながら天井に目をやると・・・例の「揺れる電灯」・・・でフェードアウト。
「揺れる電灯」は下宿人の「記号」になっているから、画面の手前に映りこむだけで怖い。疑惑がふつふつ沸きあがったところでフェードアウトっていうのが、なおのこと怖い。すばらしい構図とセンス、世界中でどれだけマネされてることか! ここはゾクゾクッときた。
一方、無声映画ソフトの常として、後年つけられたBGMが無神経で作品に寄り添っていないのが大きなマイナス。だからかどうかソフトの中にはまったくの無音バージョンもあるそうで、それはそれで売る側の怠慢だ。
A・ヒッチコック監督第3作 『下宿人(1926英)』
出演/イヴォー・ノヴェロ (下宿人)
ジューン・トリップ (デイジー・バウンディング)
マリー・オールト (デイジーの母)
アーサー・チェスニー (デイジーの父)
マルコム・キーン (刑事ジョー)
≪あらすじ≫
ブロンド女性ばかりをねらう殺人鬼が世を騒がせる中、金髪モデルのデイジーの両親が営む下宿屋に不気味な青年がやってくる。男の怪しげな振る舞いに不安を募らせる両親をよそに、デイジーは次第に男に魅かれていく。果たして下宿人の正体は・・・?
≪解説≫
19世紀末のロンドンを震撼させた 「切り裂きジャック」 事件を題材に、監督3作目にして初めてサスペンスを手がけたヒッチの実質上の出発点。サイレント作品。
天井をガラス張りにして下宿人の怪をかきたてるシーンが特に有名だが、男への疑惑を積み上げていく話法からしてすでに非凡なものを感じさせる。本作の成功により、若きヒッチコックの名は大きな熱狂をもってイギリス中に響き渡った。(※ただしヒッチひとりの手柄だけではないことは、下の【続き・・・】に裏話。)
≪ヒッチ結婚≫
同’26年12月2日、本作の助監督アルマ・レヴィルと結婚。もとは入社4年先輩のアルマのほうがずっと格上で、監督昇進も期待された俊才だったが、彼女にはそこまでの野心がなかったようだ。 ちなみに誕生日はヒッチ(1899. 8. 13生)の翌14日生まれ。
≪ヒッチはここだ!≫
①3分過ぎ、通信社のデスク、電話をかける後ろ姿。
②クライマックスの大騒動、鉄柵から乗り出したヒロインたちの右隣にハンチング帽姿で。
そのあと「犯人逮捕」の報に驚いた表情。めいっぱい演技しているところがカワイイ。
・・・おなじみヒッチ自身のカメオ(チョイ役)出演も本作から始まる。当初は 「エキストラ不足によるスクリーンの空白を埋めるため」 としていたので、イギリス時代は出ていない(または判別できない)作品も多い。 渡米後は彼一流の遊び心から恒例化し、ファンのお楽しみのひとつになった。
『THE LODGER』
監督・脚本/アルフレッド・ヒッチコック
脚本/エリオット・スタナード
原作/ベロック・ローンズ
撮影/バロン・ヴェンティミリア
助監督/アルマ・レヴィル (ヒッチ夫人)
製作/マイケル・バルコン
ゲインズボロー社 71分 (上映時間のデータは資料によってまちまち)
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