【ニュース&カルチャー】 2013.03.26 (Tue)
「一票の格差」、選挙無効判決!
広島と岡山で 「一票の格差は違憲」 そして 「選挙無効」 の判決。
これで一歩だけ、まともな民主国家に近づいた。
長く不公正を許したのは政治家だけではない、国民の怠慢でもある。
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【ぐるめ…?】 2013.03.24 (Sun)
いも野郎、世界を翔ける

これさえあれば、世界中どこでもご飯が炊ける。
お芋さんを蒸かすのも圧力鍋。 レンジでチンより速くてほくほく。
ハラがへったらジャガイモを蒸かして、漬物タルタルなどお手軽ディップでハラを満たしています。
蒸かしイモさえあれば、世界中どこでも生きていける。
・・・南アメリカ原産、スペイン人の手によって世界に広がったジャガイモ。
寒冷地でも育つため、ヨーロッパの飢餓を劇的に減らし、世界の勢力図を変えました。
それでもジャガイモが不作となれば、人々は祖国を飛び出し、やがてアメリカという国をつくった。
人の流れも歴史も、ジャガイモが動かしていた!
搾取される側にはたまったもんじゃない帝国主義と植民地の時代でしたが、
夢の黄金郷<エルドラド>でつかんだこのジャガイモこそ、最大の 「黄金」 だったと言えるでしょう。
南米植民地の人たちにとって、ジャガイモの代価はキリスト教だったか。
いまや 「世界一のキリスト教大陸」、南アメリカから選ばれた新しいローマ法王。
またふたたび、人と歴史の流れを変えることが出来るでしょうか。
いっぽう変わらなくていいのは、ぼくの貧乏舌だけでけっこう。
きょうのおやつはみんな大好き、「明太じゃがバター with きざみ海苔」 です。
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【ヒッチコック全作品】 2013.03.21 (Thu)
『下り坂<ダウンヒル>(1927英)』

≪感想≫
人生の教訓めいた辛気くさい話だが、主人公が校長から呼び出される場面や、女性を照らす「情け容赦ない朝の光」の場面など、(まったく荒削りだが)スリル演出の芽がうかがえる。いずれにせよまだ 「習作」 のレベル。
それより、DVDタイトルをカッコよさげな横文字にして商売しようとしている映画ソフト会社の魂胆がいやらしい。それに乗っかる客もいるってことだろうから、なおさらいやらしい。
A・ヒッチコック監督第4作 『下り坂<ダウンヒル>(1927英)』
出演/イヴォー・ノヴェロ (ロディ)
ロビン・アーヴィン (親友ティム)
イザベル・ジーンズ (女優ジュリア)
ノーマン・マッキネル (父トマス卿)
≪あらすじ≫
良家の青年ロディは、親友ティムが犯した盗みの罪をかぶり、学校を退学させられる。父からも勘当され、ナイトクラブの給仕や踊り子として食いつなぐロディ。やがて女優ジュリアと結婚するが、彼はなおも人生の下り坂を転がっていく・・・。
≪解説≫
前作 『下宿人』 でも主演した当時のスター、I・ノヴェロ(写真)が脚本を執筆。 イギリス人らしく舞台劇から抜けきれない、映画に向かない作りだったが、若きヒッチの演出力は評価された。
≪ヒッチはここだ!≫
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『DOWNHILL』
監督/アルフレッド・ヒッチコック
脚本/エリオット・スタナード
原作/デヴィッド・レストレンジ (主演I・ノヴェロほかの共同ペンネーム)
撮影/クロード・マクダニエ
製作/マイケル・バルコン
ゲインズボロー社 82分 (上映時間のデータは資料によってまちまち)
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【 ベランダでメダカ】 2013.03.17 (Sun)
めだか飼育法・まとめ
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ぼくがこれまで調べ、経験したメダカの飼いかたです。(屋外)
リンク先の記事で詳しく紹介しています。
水槽…保温性に富む発泡スチロール箱が便利。大きいほど水環境が保てる (電子レンジ大)。
明るく暖かい屋外に設置。※藻やコケが大繁殖するので、直射日光はすだれ等でカット!
(水槽、水草、砂土は、事前に水でよく洗うこと。)
水…水道水なら半日以上置いてカルキを飛ばした 「くみ置き水」 が基本。
魚を購入する前に土や水草など全環境を整えて、1週間ほどなじませること。
水換えは「夏は週1、春秋は月1」を目安に、灯油ポンプで底の汚れを吸い出す。
砂土…園芸用の玉石や砂利、「赤玉」「鹿沼」など玉土を数cm敷くと、微生物が汚物を分解。
水草…水を浄化して酸素を供給。浮草「ホテイアオイ」や、細長い「アナカリス」が育てやすい。
いずれも100円程度。
えさ…食品くずから虫まで、何でも食べる雑食。市販のエサは金魚用などでもOK。
1~数日に1回、その場で食べつくす量を。(冬は無しでもそこらのコケ類で生きる。)
※水質維持を優先させ、少なくしたほうがメダカのため。
性質…値段は100円で数匹買える(安すぎるのは他種のエサ用なので貧弱)。
寿命は飼育下で2年以上。下の尻びれがヒラヒラ大きいものがオス、細いものがメス。
たいていの環境に適応できるタフな種だが、急変には弱いので新居にはゆっくりと慣らす。
稚魚…産卵は春~夏季に1日約10個。多産型だが生き残るのは少数。
10~20日で孵化。卵や稚魚は親に食べられるので、適度に保護・隔離。
「生後1ヶ月、体長1cm」が親と同居できる目安。
貝類…エビや貝類は、壁面のコケを掃除してくれる。役立たずもいる。
用具…水換え用の灯油ポンプや予備の水槽など、必要だと感じたものをゆっくりそろえたらよい。
屋外飼育であれば、各種装置や薬品等は不要。
冬…水面に氷が張る厳寒でも、水底で耐え忍ぶ。半冬眠状態なので、エサはやらなくても平気。
ちゃんと生きているので、無遠慮にかき回すのはよそう。
※費用はトータル数100円でこと足ります。
ただし生き物なので、ハートは慎重に。自然界への放棄も絶対ダメです。
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【ヒッチコック全作品】 2013.03.12 (Tue)
『ふしだらな女 (1927英)』

≪感想≫
古い時代の古い道徳話なのでまったくおもしろくない。 悪女・妖婦好きのヒッチは「女の不貞」に比較的寛容なはずだが、本作に限ってはすべてが中途半端。 言葉の奥の情感にうったえる原作カワードと、建築的な職人気質のヒッチとはそもそもの作風が合ってない。
それでも前半の裁判シーンは、トリッキーな撮影を試みたり、裁判と回想を交錯させたりとヒッチらしい工夫が出ている。また後半、電話でのプロポーズのシーン、交換手の表情だけで成り行きを伝えるサイレント演出が上手いという評も。
A・ヒッチコック監督第5作
出演/イザベル・ジーンズ (ラリータ)
フランクリン・ダイオール (その夫フィルトン)
エリック・ブランズビー・ウィリアムズ (画家クロード)
ロヴィン・アーヴィン (新しい恋人ジョン)
≪あらすじ≫
美しい妻ラリータと、乱暴な夫フィルトンの離婚裁判が開かれている。
ラリータは晴れて離婚を勝ち取るが、愛人の画家クロードがフィルトン殺害未遂の果てに自殺していたことから、ラリータは男を惑わす悪女の汚名を着ることに。
南仏にのがれた彼女は名家の御曹司ジョンと出会い再婚するが、その隠してきた過去が暴かれる時が来る。
≪解説≫
社会の冷たい風にさらされる女の悲劇。サイレント作品。
原作は、当代随一の人気作家N・カワードの舞台劇。 恋や生活の悲喜こもごもを繊細に紡いだカワードの喜悲劇は、世界大戦や大恐慌で前世紀的な価値観が崩壊した時代に爆発的な人気を集めていた。(カワードもヒッチと同じ1899年生まれの 「ロスト・ジェネレーション」 組。世相をどこかナナメに見るふしは似ているか。)
≪この頃・・・≫
「労働者階級の娯楽」 とされ、伝統ある演劇界より地位が低かった初期のイギリス映画界。良作も少なく、芸術面ではドイツに、興行面ではアメリカに押されて低迷していた。政府の保護政策も焼け石に水。
数少ない売れっ子のヒッチはこのあと、新興会社ブリティッシュ・インターナショナル・ピクチャーズに引き抜かれて移籍。育ての親のプロデューサーM・バルコンのもとを離れる。
≪製作年について≫
海外の映画サイト 「IMDb」 などでは 「1928年製作」 とあるが、'27年時点でヒッチはゲインズボロー社からB.I.P社に移籍している。ドナルド・スポトー著のヒッチ伝記にも、本作の興行失敗後に移籍して 『リング('27)』 を作ったとあるので、従来どおり 「1927年製作」 としました。
≪ヒッチはここだ!≫
15分、南仏のテニスコート、汗をふきふき出ていくステッキの男。
『EASY VIRTUE』
監督/アルフレッド・ヒッチコック
脚本/エリオット・スタナード
原作/ノエル・カワード
撮影/クロード・マクダニエル
製作/マイケル・バルコン
ゲインズボロー社 最長109分 (上映時間のデータは資料によってまちまち)
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【 段ボール箱コンポスト】 2013.03.08 (Fri)
生ごみコンポストに散る!
土を入れた段ボール箱に、生ゴミと米ぬかを入れていくだけ。(また、山盛り貯めておいたお茶ガラを土の代わりに。)
冬の間は虫もニオイもまったく!ないのですが、魚の内臓を入れたあと暖かい日が続いたので、ニオイがしだした。 急きょ、お米の空き袋に入れ替えて、このまま1ヶ月ほど熟成します。
生ごみ堆肥は 「酸性」 だそうで、中和するため食品乾燥剤の生石灰を混ぜました。ちょうど魚のニオイも消えました。
≪気付いたことメモ≫
◆「生ゴミはよく水を切ること」 と言われているが、気にしたことはない。土が水分を吸ってくれていつも乾燥状態。
◆形の残った野菜くずが目立つ。水分を加えたほうが分解しやすいのか?
◆今年は発酵のすっぱい臭いがしなかった。熱も出なかった。そのかわり腐りもしない。土のにおいだけ――。暖かくなったら急にニオイそうで怖い。
◆玉子の殻はアルカリ性で、酸度を中和してくれる。ただし分解はされず形は残る。
◆魚の頭も入れていたが、後日かき混ぜる時に出てきて結構ビビるので、入れるのはやめた。ワタと小骨だけ。
◆「輸入の南国フルーツは皮に薬品が残っている」 という記述を見かけたが、本当だろうか? そもそもそんな危ないものを流通させているのか。ただ、オイル分や酸のせいか、なかなか分解されない。
いろいろ詳しく調べるたび、水分調整だの、好気性or嫌気性発酵だの、できた堆肥の窒素やリンの量だのと、調べていくほど分からなくなる。
夏のゴーヤ栽培はこの堆肥で問題なかったので、今までどおり適当にすすめることにします。何かアドバイスがあれば教えてください。

「マチルダが愛したこの生ごみコンポストを、沈めさせることはできん」
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【アメリカ映画】 2013.03.04 (Mon)
原発と闘え!『チャイナ・シンドローム('79米)』

タイトルは、核燃料が原子炉を溶かして地球の裏側・中国まで達する・・・というたとえ。公開わずか12日後(1979.3.28)にスリーマイル島の原発事故が起こったことから、いっそう大きな注目を集めた。「シンドローム」 という言葉もこれで一般的になったとか。
原発増設を控えて事故を隠蔽しようとする親会社、その圧力に屈するマスコミ、暴力も辞さないヤクザまがいの関連企業、まったく無力な市民の反対デモ・・・。
一方、はじめは体制に従うだけの女性レポーターや原発管理者。ごく平凡にその日その日を生きる一個にすぎなかった彼らが、回り道しながらも果たすべき使命に目覚めて立ち上がる。
ひるがえって日本には、体制・大勢に背いてでも真実を暴く勇気を持ったJ・フォンダやJ・レモンはいるか。政治と癒着して、三ツ揃いのスーツで上から見下している経営者ばかりが目立つ。
緊張感が途切れることなく、エンターテインメントとしても存分に楽しめる秀作、力作。
監督:ジェームズ・ブリッジス
主演:ジェーン・フォンダ
ジャック・レモン
マイケル・ダグラス (製作も兼。若い頃はプロデューサーが本業だった。)
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【禁煙】 2013.03.01 (Fri)
禁煙まる8年
この1年も平々凡々。
オーストラリアの知人に当地のタバコ事情を聞いたところ、「オーストラリアは禁煙先進国だよ!」 と胸を張って言われました。
そういえば少し前、「タバコの箱のデザインを禁止して、全銘柄で統一」 というニュースをテレビでやってたっけ。地味~ィでよどんだ色調の統一パッケージには、エグい病気の写真がドドンと。
自分がタバコに興味なくなったせいもあるけど、日常でタバコが目についたことありません。日本にいる時のように、いちいち注意することもなくなった。
あとで調べたら、喫煙率は日本3割(男5割が足をひっぱっている)に対してオーストラリアは1割台(男女とも)だそうです。主要国でも上位と下位の明暗。
ただ知人は 「だけどね・・・」 と、まだまだ道は途上らしい。一番の課題はやはり医療費の削減。
かといってタバコを麻薬並みに全面禁止にすると税金が取れなくなるので、じゃんじゃん値上げして保険料も高くして、ジワジワ搾り取っていってほしいです。ガン細胞のように。