【 実録!ことわざ辞典】 2012.02.27 (Mon)

≪実録!ことわざ辞典≫書庫もくじ

  ≪実録!ことわざ辞典≫もくじ

  良薬は口に苦し【りょうやくはくちににがし】
  石に漱ぎ、流れに枕す 【いしにくちすすぎ ながれにまくらす】
  画竜点睛を欠く 【がりょうてんせいをかく】
  邯鄲の夢【かんたんのゆめ】
  朝三暮四 【ちょうさんぼし】
  李下に冠を正さず 【りかにかんむりをたださず】
  情けは人のためならず 【なさけはひとのためならず】

 
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【 実録!ことわざ辞典】 2012.02.26 (Sun)

良薬は口に苦し 【りょうやくは くちににがし】

 良薬は口に苦し 【りょうやくは くちににがし】
 本当に体に効く薬が苦い味であるように、自分のためを思ってくれる忠告はきびしく耳が痛いものだ、というおしえ。 『韓非子』 『史記・留侯世家』 ほか。



3月だというのに、今年の花粉症はだいぶ軽いみたい。

薬を飲まなくても平気です。


周りからはそろそろ飲んだほうがいいと言われていたのですが、

薬はめんどくさいし、のどが渇いたりと副作用がイヤ。


で、今日まで放っておいたら、ついにその時が来てしまいました。


かっこいいバーでかっこよくジンを傾けていたら、鼻水がてろーん。

アダルトな夜の、ビターな隠し味。

自称ジョニー・デップが台無しです。


素直に飲んどきゃよかった・・・。


今から薬を飲みはじめても、効果が出だすのは数日後。

それまで鼻水ジョニーだなんて、世界のファンが許しません。

しかたなく路線変更。 赤塚まんがをめざすことにします。


赤塚ふう(30)
赤塚不二夫 『天才バカボン』 バカ田大学
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【クラシック音楽】 2012.02.21 (Tue)

マリア・カラスの 『夢遊病の女』

(マリア・カラスの新旧録音・その1)

カラス 『夢遊病の女』

 歌姫マリア・カラスのオペラ全曲CDを、携帯プレイヤー用にハイライト編集しました。 演目はベルリーニ (ベッリーニ) 作曲のオペラ代表的3作品。

  『夢遊病の女』 1955年録音/バーンスタイン指揮&スカラ座
  『ノルマ』 1960年録音/コレッリ、ルードヴィヒ、セラフィン指揮&スカラ座
  『清教徒』 1953年録音/ロッシ=レメーニ、ディ・ステファノ、セラフィン指揮&スカラ座


 ベルリーニの出世作 『夢遊病の女』 は・・・
 夢遊病の村娘が、間違えてお客の部屋で寝てしまったことから婚約者を怒らせるが、病気のせいだと分かって一件落着。
 ・・・という、他愛もないお話。
 ほかのベルリーニ作品に比べてずっと軽いのですが、そのぶん奔放で伸びやかなカラスの歌を気軽に楽しめます。


 カラスはひとつの作品につき、たいてい1950年代と'60年代の2種類の録音を残していて、若くはじける奇跡のような歌声の'50年代と、深い演技力と円熟味が加わる'60年代・・・。どちらがいいか、ファンの間でも好みが分かれるところ。

 『夢遊病の女』 にもこの'55年盤のあと、音がずっとましな1957年スタジオ録音盤があり、後の大歌手F・コソットも出ていて完成度が高いとされています。 でもこの古い’55年盤のほうが若き指揮者バーンスタイン以下、ライヴならではの高揚・躍動感があって好き。 観客の 「ブラボー!」 も熱気と興奮に沸いている。
 録音がかなり古いので広くお薦めはしませんが、途中からそんなことも忘れて、彼女の小悪魔な表情まで伝わってくるようなあふれる歌心を堪能しました。

 ちなみにイタリア滞在中のバーンスタインはこの直後、名作 『ウェストサイドストーリー』 を着想したのだとか。たしかに 『ロミ&ジュリ』 の本場ですもんね。

 
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【ヒッチコック米時代】 2012.02.17 (Fri)

『山羊座のもとに (1949英)』

(ヒッチコック全作品) 
35.山羊座のもとに

 ≪感想≫
 大時代的で魅力のないセリフ語り。合間に奇抜なキャラクターと 「未開の地」 のおどろおどろしさを挟んだ、旧世紀の見世物小屋のような映画。
 何よりバーグマンは、いかにも 「演技してます」 という感じ。骨太で凛とした彼女に、ここまで受け身の役は似合わない。この弱く愚かなヒロインのいちいちがもどかしい。 夫サムはだんだん単純・短絡的なキャラクターに。 そして屋敷を支配する陰険な家政婦は、有名なダンヴァース夫人 (『レベッカ('41)』) の小モノ版・二番煎じとしてどうしても比べてしまう。

 上の写真の国内DVDは、大昔のカラーテレビ放送のようなひどい色彩で、日本語訳もお粗末。 観賞を急ぐ必要なし。



 A・ヒッチコック監督第35作 『山羊座のもとに (1949英)』

 出演/イングリッド・バーグマン (ヘンリエッタ)
      ジョセフ・コットン (その夫サム・フラスキー)
      マイケル・ワイルディング (チャールズ・アデア)
      マーガレット・レイトン (家政婦ミリー)
      セシル・パーカー (提督)

 ≪あらすじ≫
 イギリスの植民地化が進む19世紀前半の豪州シドニー。 新総督のいとこで一攫千金を夢見る青年チャールズは、この地で成功を収めたフラスキー夫妻と知り合う。彼は、夫の冷たさに心を痛める妻ヘンリエッタの力になろうと献身的に尽くすが、上流階級への劣等感に取りつかれた夫サムの不興を買ってしまう。

 ≪解説≫
 歴史ロマンに男女の愛憎をからめた、ヒッチ久々の時代劇。
 しかしヒッチが愛するバーグマンのためだけに作ったような内容。情欲にもだえ狂う奇抜な役をやらせて喜んでいるふうで、観客には理解されなかった。 250万ドル以上の製作費を投じ、久々に故郷ロンドンで撮影した大作だが興行は大失敗、ヒッチの独立プロT.A.P社は2作目にして倒産した。 日本劇場未公開。
 タイトルは南半球・オーストラリアの比喩。(TV放送時の旧邦題 『ヒッチコックの南回帰線』)

 ≪裏話≫
 ヒッチは妻アルマと険悪になるほどバーグマンに惚れこんだが、演技のリアリズムを極めんとするバーグマンに対し、あくまでスクリーン上の楽しさ美しさを優先したヒッチ。(「イングリッド、たかが映画じゃないか」)。 3本のヒッチコック作品(ほか『白い恐怖』『汚名』)は彼女の代表作とは言いがたく、ヒッチの完全な片思いに終わった。(・・・バーグマンは後年、ヒッチの米映画協会AFIの功労賞受賞式('79)に駆けつけるなど、「友情」としては途絶えていなかったようだ。)
 この撮影直後、バーグマンは家庭を捨ててイタリアの映画監督ロベルト・ロッセリーニと駆け落ち。映画界を揺るがす大スキャンダルになる。

 ≪ヒッチはここだ!≫
 13分ごろ、総督の屋敷に馬車が着くシーン、話をしている3人のうち真ん中の小さな男。(スチール写真でしかと確認。)



 『UNDER CAPRICORN』

 監督・製作/アルフレッド・ヒッチコック
     脚本/ジェームズ・ブライディ
     撮影/ジャック・カーディフ、ポール・ビースン、イアン・クレイグ
         デヴィッド・マックスニーリー、ジャック・ヘイスト
     音楽/リチャード・アディンセル
   スクリプター/ペギー・ロバートソン (※旧姓シンガー。後にヒッチの個人秘書となり生涯支えた陰の功労者。)
     製作/シドニー・バーンスタイン

 トランス・アトランティック・ピクチャーズ社 117分
 
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【このアート!】 2012.02.13 (Mon)

ジョジョ立ちロダン

 
屈辱屈辱ゥゥゥ!


カレーの市民(PNG20)完


 オーギュスト・ロダンの代表作 『カレーの市民』 。 東京上野・国立西洋美術館。

 恥辱に耐えて仏カレーの市民を守った町の英雄たち・・・。
 ・・・といっても単なる英雄像ではなく、人質として敵陣におもむく男たちの恐怖や憔悴が、痛いほど伝わってくる。 一個人として目覚めた人間の肉体と内面心理・・・、その美醜をありのままに活写した19世紀ロダンのリアリズムよ!

 一部のファンからは 「ロダンが ≪ジョジョ立ち≫ してるゥ!」 と言われてはいましたが、『ジョジョの奇妙な冒険』 作者の荒木飛呂彦先生が、これら西洋絵画・彫刻からインスパイアされているんだとか。
 それが、登場人物たちの個性的なポーズ 「ジョジョ立ち」 に。



考える人(完)
考えるのをやめた柱の男カーズ
(『カレーの市民』のとなりにあった)


 ふるえるぞハート! 燃えつきるほどヒート!

 「ジョジョ立ち」 という言葉、『現代用語の基礎知識』 にも載ってるそうなので調べてみてください。



カレーの市民(PNG10)・完

「さて、オービー君」
「私はダービーだ」
「おっと失礼、バービー君」

 
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【東京ずまい】 2012.02.08 (Wed)

冬の街路樹

014(21-17).jpg


まだまだ寒い日が続きますね。

東京でも、何年かぶりに雪らしい雪が積もりました。

それから半月あまり。

街の隅々に残っていた白い氷のかたまりを、久しぶりの雨が洗い流していきました。


あたたかい雨だったのがせめてもの救い。

きょうはコートを置いたまま外に飛び出しました。


空気の色はまだ灰色まじりですが、待ち焦がれた春はもうすぐ。

「我らの不満の冬は去り、栄光の夏がやって来・・・」  (Richard Ⅲ)

・・・あ、その前に花粉症が待ってた。

夏が待ち遠しいなあ。



001(20).jpg

 
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【ヒッチコック米時代】 2012.02.05 (Sun)

『舞台恐怖症 (1950米)』

(ヒッチコック全作品) 
36.舞台恐怖症

 ≪感想 (※ネタバレあり)≫
 ヒッチ自身も認めているが、男の回想はウソだった、というのは映画のルールを破るアンフェアなやり方。
 そうでなくとも芝居がかったセリフが回りくどく、ストーリーは煩雑なくせにスリルや冒険は低調。ヒロインが素性を隠し通すことや、真相が明かされてからの展開などに驚きがない。年寄りくさいイギリス流の作劇。



 A・ヒッチコック監督第36作 『舞台恐怖症 (1950米)』

 出演/ジェーン・ワイマン (イヴ・ギル)
     マレーネ・ディートリッヒ (シャーロット・インウッド)  
     リチャード・トッド (ジョナサン・クーパー)
     マイケル・ワイルディング (スミス刑事)
     アラステア・シム (イヴの父)

 ≪あらすじ≫
 夫を殺したという舞台女優シャーロットが、愛人ジョナサンのもとに転がり込んでくる。ジョナサンは彼女のために偽装工作をするが、それがもとで警察に追われる身に。演劇学校に通うイヴは友人の汚名を晴らすため、シャーロットの家に単身乗り込んでいく。

 ≪解説≫
 芝居を生業とする者たちの、複雑な化かし合いが展開。 大女優ディートリッヒが貫禄の演技。
 ヒッチは前作 『山羊座のもとに』 に続いて故郷ロンドンで撮影。イギリス風のミステリー脚本に、イギリス人俳優のイギリス演劇風の芝居などイギリスづくしだが、同時に郷愁〈ノスタルジー〉からの卒業でもあった。以後ヒッチはアメリカ流の娯楽と冒険道にまい進し、その黄金時代を築き上げる。次にイギリスで撮影するのは晩年の 『フレンジー('72)』。

 ≪裏話≫
 妻アルマ・レヴィルの名がクレジットされるのは、本作が最後。イギリス映画界では監督進出も期待された俊才だったが、彼女にはあまり野心がなかったようだ。 渡米後はヒッチの給料を上乗せさせるための、ほとんど名前だけのクレジットもあったが、引き続き脚本の手直しなどでヒッチを公私に支えていく。
 脚本作りやラッシュ(試写)で、アルマの意見に全幅の信頼を寄せていたヒッチ。 ふたりは“夫婦”というより“同志”のような関係だったそうだ。

 ≪ヒッチはここだ!≫
 40分ごろ、ブツブツとセリフの練習をするヒロインとすれ違って振り向く。



 『STAGE FRIGHIT』

 監督・製作/アルフレッド・ヒッチコック
     脚本/ウィットフィールド・クック (構成/アルマ・レヴィル)
     原作/セルウィン・ジェブソン
     撮影/ウィルキー・クーパー
     音楽/レイトン・ルーカス (ディートリッヒの歌はコール・ポーターらの曲)
     製作/フレッド・アハーン

 ワーナー 110分
 
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【めざせ東大 !?】 2012.02.02 (Thu)

ハプスブルク家の下唇

マクシミリアン1世一家


 600年の長きにわたって、ヨーロッパに君臨した名門ハプスブルク家。
 「戦争は他国にまかせ、汝は結婚せよ」 という家訓のもと、巧みな政略結婚を重ねて勢力を拡大していったのですが、歴代の王たちの肖像画を見ると、みんなアゴが出ています。
 「ハプスブルクの下唇」 と呼ばれた同家の遺伝なんだそうです。


『マリー・アントワネット』ダヴィッド
(処刑寸前のアントワネット。
ナポレオン画で有名なJ・L・ダヴィッドの筆。)

 かのマリー・アントワネットも、オーストリア=ハプスブルク家出身。 華やかなりしうちは美化して描かれていましたが、もう遠慮する必要のない処刑寸前のスケッチ画には、しっかり 「受け口」 に描かれているのがつれない。
 『ベルばら』 ファンの夢も台無しです。


☆  ★  ☆  ★


スペイン=ハプスブルグ家
(スペイン=ハプスブルク家、カルロス以下歴代の5王)


 さかのぼって16世紀、「無敵艦隊」「日の沈まぬ帝国」 時代を築き上げたスペイン分家においては、アゴの遺伝も急成長を遂げます。
 何よりまず、初代のカルロス1世がすごいのだから! (上の肖像画左端。そしてこの記事いちばん上の絵、中央にいるのが少年期のカルロス。)

 ただ、べつにアゴを笑いたいわけではありません。

 このスペイン=ハプスブルク家は、どこまでも家柄と宗教(カトリック)重視。
 高貴なる一族の血を守るため、同族どうしの近親婚を重ねに重ねたのです。 実のおじと姪の結婚など当たり前で、最後の王カルロス2世などは、指数の上では親子・きょうだい婚より濃いとされたくらい。(肖像画右端。下の家系図。)


スペイン=ハプスブルグ家系図
(スペイン=ハプスブルク家系図。wikipedia)



 本来なら 「末広がり」 たるべき家系図がその逆、最後のカルロス2世に収束していくこの異常さ!

 そんな忌まわしき近親婚の弊害として代々、心身の疾患が続発。そのあまりに痛ましい実態はここでは言いませんが、もはや子をもうけて血をつなぐためだけにあった哀れなマシーンたちは、最後には子も成せずまともな生活すら出来ず、5代184年で断絶しました。
 当時は他の王室も近親婚がひどかったそうですが、彼らほどではなかった。 血にこだわるあまり血を滅ぼしたスペイン=ハプスブルク家の、 「結婚」 という家訓にとりつかれた呪いとでも言えるでしょうか。

 時代を下るごとに生気を失っていく肖像画。 これでも相当に美化されていただろう、不健康きわまる彼らの顔かたちに思いを馳せるたび、背筋が冷たくなるのです。
 
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