【きょうのごあいさつ】 2010.03.28 (Sun)
イカリヤの唇
花粉症の薬の副作用で、唇がカサカサして困ります。
赤い100円ライターを下くちびるに貼って、「オイーッス!」 と遊んでいたのはいいのですが、
ライターをはがそうとしたら、両面テープと一緒に薄皮をむいてしまいました。
いててー!
ささくれ立った部分からペリリンと。
わしゃベビーチーズの銀紙か。
痛くて痛くて、唇が閉じられなくて、本物のいかりや長介みたいになりました。
あこがれの人になれて良かっ・・・っていいわけないでしょ。
ぬり薬をたっぷり塗って、「ダメだこりゃ」。
チャーンチャラッチャチャーン、ドン♪
【 段ボール箱コンポスト】 2010.03.24 (Wed)
死闘!米ぬかは潤い深く

アメリカ大陸横断って、ガルマの勢力圏だぞ!
暖かい日が増えて、季節はすっかり春です。
ぼくは手が荒れやすいのですが、今年は暖冬のせいかだいぶ楽でした。
それに、段ボール箱と米ぬかの 「0円生ごみ処理」 、米ぬかをさわっていると、手がスベスベになりました。 米ぬか箱に手を突っこむと、フカフカして気持ちいい。ビタミンやオイル成分の効果があるみたいです。
米ぬかは近所のお米屋さんで箱いっぱい、タダでもらったもの。お金を取る店もあるそうですが、そこはいい巡りあわせでした。「廃棄物処分する古いやつでいい」 と頼んだので、ぬか漬けはできませんが。
(追記・・・ひと冬でスーパーの大レジ袋くらい使用。春になると虫がつくので使いきろう。)
そんなうれしい副作用もあったはじめての生ごみコンポスト、そろそろ退き際でしょうか。 春本番、虫やニオイが出てからでは遅い。
しかしコンポストはこれで終わりではないのだよ。考えてもみよ、われわれが処理した生ごみの量を。 肥料はあと1年は戦える・・・。フフフ
≪こんなところにも米ぬか!≫
食器用洗剤・・・磨き粉効果があり、油汚れがスッキリ。手肌に下水にやさしい。(←おすすめ☆)
床みがき・・・古ストッキングに詰めて床を磨くと、オイル成分でツヤツヤに。
肥料・・・有機肥料に、微生物のエサに。土壌改良の効果も。(←おすすめ☆)
畑の虫よけ・・・土の表面に薄くすきこめば、害虫よけ効果もあるらしい。根には直接触れないよう。
シャンプー&石鹸・・・さすがに試す勇気なし。ぬか床パックならしてみたいかも。
入浴剤・・・布袋に入れて湯船にポン。試す勇気なし。
料理・・・新鮮なものは、きな粉のようにいろんな料理に混ぜこめるらしい。(要加熱)
米ぬかは酸化しやすいが、すぐフライパンで空煎りすれば冷蔵庫で1~2週間もつとか。
次回、1stシーズン≪機動戦士コンポスト編≫完結。
君は、生き延びることができるか?
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【日本映画】 2010.03.23 (Tue)
黒澤明 『隠し砦の三悪人…の雪姫』

シリーズ≪黒澤映画のヒロイン≫その1
今2010年3月23日は、映画監督・黒澤明の生誕100周年記念日です。
黒澤映画について語りたいことは山ほどありますが、 人気娯楽作 『隠し砦の三悪人』 ('58東宝)のヒロイン上原美佐さん・・・よりによって、素人同然の新人女優さんを真っ先に思い出してしまいました。
勝気で肝のすわったヒロイン 「雪姫」 役。 戦に敗れ、敵領のど真ん中をいかに突破するか・・・という波乱万丈の冒険活劇。
演じる上原さんは、たしか映画業界と関係があった良家のお嬢さん。何かの縁でたまたま黒澤監督に大大抜擢されたシンデレラ・ガールでした。
・・・が、その演技はまあ下手っぴです。
「いやじゃ!いやじゃ!」 の金切り声。あの 「いやじゃ!いやじゃ!」 は、この作品を見るたびに夢に出てきます。
でも、その素人くさいぶっきらぼうな演技がツボ。 まだ世間知らずだけど一本筋の通った姫のりりしさと、みごとにマッチしているではないか!
主君のためにわが身を犠牲にする家臣の 「忠義顔」 を、当の主君でありながら不快感もあらわに吐き捨てる…。 「いやじゃ!いやじゃ!」 は、未熟ながらも決して 「お飾りのお人形さん」 ではなく、彼女なりの理念や人格を持った一個の若者としての象徴的な叫び。 うんざりではすまされない戦争と抑圧から解放された戦後10数年目ならではの新鮮な価値観です。
劇中、何人かが姫の人柄に打たれて死線を共にしますが (百姓コンビはずぅっと欲っ気だけ、だけどね)、熱く歯切れのいい高潔さはさもありなん。
あのどぎついメイク、大胆な短パン姿とあわせて、並みいる黒澤ガールズの中でも最高レベルのインパクトを残しました。
そんな上原美佐さん、ほどなくして 「自分には才能がない」 とあっけなく芸能界を引退。 後年のインタビュー記事でも、「黒澤映画」 という威光に呑まれることなく、まるで学生時代の文化祭でも思い出すかのような口ぶりで、のんきに笑っていらした。そのいさぎよさ、後くされのなさは、劇中の雪姫同様さっぱりと気持ちがいい。 ああ、このお方は生まれながらの姫様なんだな、と妙に感服してしまいました。
ラストシーンの高貴な姫君に戻ったお姿は、百姓コンビならずともひれ伏す威厳と神々しさ。
あの手折った木の枝でシバかれてみたいという男、けっこういると思います。
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【全世界音楽】 2010.03.18 (Thu)
ドリフ&ソウル
Youtubeをまんま貼るのはよくないのですが(後々変えるかも)、伝説の名ナンバーを集めてみました。
それではいってみよう、エイト・オクロック! おーる・かむ・ひあ!

【YouTube検索】 テディ・ペンターグラス 『Do Me』
歌うテディ・ペンダーグラスさんは、去る1月に亡くなられたそうです。合掌・・・。ちょうどよく聴いていたのに、日本ではニュースにならなくて知らずにいました。
・・・続いては、もしもマーヴィン・ゲイ&ダイアナ・ロスという、豪華だけど芸風が違いすぎるふたりが組んだら?という珍盤です。 しゅっぱ~つ!

【YouTube検索】 ダイアナ・ロス&マーヴィン・ゲイ 『Don't Knock My Love』
Raw wheat, Raw rice, Raw egg
Raw wheat, Raw rice, Raw egg
Yaaah!
ワオ!
ウィルソン・ピケットが 『ソウル・トレイン』 で歌ったカバー版(♪)がかっこよすぎ! 金ピカ、超・似合ってる! 日本のたかしまあきひこアレンジは、こっちをベースにしてるかも。
・・・最後は、ラテンのスタンダード 『タブー』。 定番・ペレス・プラード楽団の演奏でどうぞ!

【YouTube検索】 ペレス・プラード 『タブー』
「マンボの王様」 ペレス・プラードは、当時の日本での再ブームに乗せられて、「チョットダケヨ、アンタモスキネ」 のセリフを入れたリメイク盤を発売したほどでした。いちど聴いたことがありますが、片言すぎて何言ってるかよく分からなかった。
・・・いかでしたか? それでは、次の回までごきげんよう。
Did you brush your teeth?
Did you finish your homework?
See you next week!
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【アメリカ映画】 2010.03.12 (Fri)
尊敬する映画 『ジュリア ('77米)』

(先日やっと日本DVD化。遅すぎ。)
高校生くらいのころ、テレビの深夜番組で、淀川長治さんとおすぎさんが往年のハリウッド名作映画を紹介していました。
『風と共に去りぬ』 からスピルバーグまで、いずれもよく知られた歴史的名作ばかり。 「知ってる、これも知ってる」 とひとり悦に入る中、唯一 「??」 だったのがフレッド・ジンネマン監督1977年の作 『ジュリア』 でした。
当然気になったので、レンタル・ビデオ店に直行・・・
本作の原作者である作家リリアン・ヘルマンと、ナチスの独裁と闘うジュリアという女性との命を賭けた友情を描く。
主演はジェーン・フォンダ、ヴァネッサ・レッドグレイヴ。
・・・それは、聞きしに勝る傑作でした。 感動や衝撃とは違う、どっしりと力強い意思の力を受け取りました。
物語は一見、サスペンス・ミステリーふうに進行しますが、必ずしも観客に親切な作りではありません。 余計な感傷、無駄な説明いっさいなし。…いっさいなし。
それなのにこの緊張感と説得力! 短いセリフひとつで場面を作り 物語の流れを変える、濃密で確信に満ちた語り口。 (ザ、ジンネマン節。)
それから、ジュリアのあの存在感は何なんだろう!? V・レッドグレイヴの大きな口と鼻、そして強い信念を宿した目がそう思わせるのか。
ベルリンのカフェのシーン、最初と最後のロング・ショットは、静かで自然なのにまったく圧倒されました。かれら演技陣の熱意・充実も特筆ものです。(裏話も興味深い。ヴァネッサからジェーン、ジェーンからメリルへ…。ヴァネッサのオスカー受賞スピーチ…。)
よく 「女性映画の秀作」 と評されていますが、いや、性別なんか関係ない。---せんだって宇宙飛行士の山崎直子さんが、「ママだけど仕事もがんばっている」「ママさん飛行士」 とは呼ばないでくれ、と訴えましたが、まさにそれ。
なんでもかんでも 「女」 であることを褒めりゃいいってものじゃない。 ジェンダーを超えた尊敬がこの映画。
こんな映画、どうやったら作ることができるんだろう? どうやって作ったんだろう?? あまりにもまぶしすぎる。
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【クラシック音楽】 2010.03.06 (Sat)
ショパン生誕200周年の『プレリュード』

誕生日は2月22日と3月1日の2説ある・・・そうですが、どちらも過ぎちゃいましたね。
たまたま最近、『24の前奏曲<プレリュード>』 をよく聴いています。
有名な第15番≪雨だれ≫ 、第7番≪太田胃散≫・・・
中でも第17番は、練習曲≪別れの曲≫や夜想曲第2番に似た、
明るめのリズムの中にも そこはかとない寂しさをたたえる隠れた名曲。
ぜひメジャーになってほしいなあ。
ぼくの 「定盤」 は、女王マルタ・アルゲリッチの奔放にきらめくピアノ。(写真)
父がアルゲリッチのファンなので、ぼくは彼女で育ちました。
でも 『前奏曲』 の中で一番好きなのは、この上なく辛気くさい≪第4番≫。
名匠クラウディオ・アラウの老練・いぶし銀の演奏で聴くと、もうたまりません。
ブルーを通り越して人生ぐんじょ色。 暗い。
哀しみが湧き出す底なしの井戸。
漆黒の水面にゆらめく冷たい月の明かり・・・。
アラウのCDは頂きものなのですが、選んだ人のセンス、渋すぎです。
≪Amazon:アラウ盤の試聴ページへ≫
この 『前奏曲第4番』 を、世界一暗~く弾ける人は誰なんでしょうか??
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【禁煙】 2010.03.02 (Tue)
禁煙まる5年
2005年3月1日に禁煙を始めて、まる5年がたちました。
特に禁断症状もなく、かといって特に体調が良くなったわけでもなく (元から良いもんで…)、
何のドラマもなくまた1年が過ぎました。
ある調査によると、禁煙5年でタバコ関連の病気のリスクが最大50%低下するんだそうです。
イエイ。
でも非喫煙者と同じレベルになるには、2~30年かかるんだそうです。
ガビーン。
あまりの道のりに、かの徳川家康の人生訓を思い出しました。 どんなやつかは忘れましたが。
とにかく、世間の 「タバコ包囲網」 も一段と強化。
全面禁煙の場が増えて、食事に行っても 「おタバコは…?」 と聞かれなくなりました。
これまで喫煙者はマナーが悪すぎた。 反タバコ人の逆襲、けっこうなことです。
ぼくの禁煙3カ条・・・
≪思い立ったが吉日≫
「あと何日後から」「これが最後の1箱」という考えは結局ウヤムヤに終わる。 「やめよう」 と思った大きな決意・小さな思いつき・・・、その瞬間が大切。
≪立ってるものは親でも使え≫
禁煙はたいていの事がらに勝る 「大義名分」。コーヒーなりキャンディなり他の嗜好品でとことんごまかして、周囲に頼んででも励ましてもらおう (太りやしない!)。 営業トーク・恋愛トークにだってなる。
≪禁煙に最終日はない≫
「せめて1週間・1か月を目標に」 などとすると、そのXデーを心待ちにして苦行を達成した気分になってしまう。精神的なつらさはあるが、禁断症状には波があることをあらかじめ把握して、ゆっくりとタバコを忘れていこう。