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【ドラクエ冒険の書】 2009.10.09 (Fri)

My ドラクエ・ランキング

 
 ☆★ 第1位! 『6/幻の大地』 ☆★
 シリーズ中でも地味な 『Ⅵ』 が一番好きです。
 序盤の魔王ムドー戦は、謎が謎を呼んでハートをガッチリつかまれました。やはり絶対悪の大ボスがドン!と軸にある物語は、骨があって楽しい。
 中盤以降のバラエティ豊かな 「特技」 システムもよかった。「すぐ強くなるので簡単すぎる」 という声を聞いたが、いい大人が余暇に遊ぶ娯楽作品としては簡単なくらいがいい。

 ただしそこから後、物語が尻すぼみなのも評価が低い理由のひとつか (「なぞの女性」 ミレーユの正体にガッカリ!)。多くの人は、ラスト・ボスの名前すら覚えていないだろう (イーブル、ミルドラース、デスタムーア…さてどれでしょう)。


  ☆★ 第2位! 『2/悪霊の神々』 ☆★
 ぼくの初ドラクエ。友達の家で何となく始めたら、どっぷりハマってしまいました。ファミコン本体ごと何日か借りて徹夜でクリア。
 物語世界の規模やゲーム内容、またドット絵のグラフィックやピコピコのサウンドなど、ほとんどゲームをしないぼくには、このくらいのレベルが微笑ましくていい。

 なにより音楽の充実度はシリーズ屈指。バッハの 『G線上のアリア』 を模した優雅な王城のテーマ、勇気がわいてくる明るく前向きな旅のテーマ、力強く感動的に歌い上げるエンド曲…。そして 「復活の呪文」 入力時の軽快な音楽も、面倒な作業をやわらげてくれる名曲でした。

 しかししかし、そのパスワード 「復活の呪文」 を正確に書きとめるのに、どれだけ苦労したことか!! 失敗時のあのショックときたら、実際にやった者じゃないと分かるまい。のちにリメイクされた時は、簡便になったデータ・セーブにいちいち感動したものです。


  ☆★ 第3位! 『3/そして伝説へ』 ☆★
 言わずと知れた 「伝説」の名作。
 言いたいことは尽きないが、データが消えたときの 「呪いの音楽」 ですらいい思い出。これをつまらないと言うドラクエ・ファンはまずいないだろう。作品の比較基準としてあえて3位にしました。

 細部が改善されたリメイク版は、便利・キレイ・細かすぎてどこかスリルに欠けていた。


  ☆★ 第4位! 『5/天空の花嫁』 ☆★
 敵のモンスターが仲間になるという新システムは、長年の夢だったのでとても興奮しました。後年 「ひとしこのみ」 という超裏ワザを知った時は、もう目からウロコもの。
 (以下ネタバレあり) ただし、目の前で父親が殺されたり奴隷に落されたりと、話が暗い! こっちは楽しい 「ロールをプレイングするゲーム」 をするつもりでいたのに、当時とても沈鬱な気分になりました。そして何より、一部のファンには大好評らしいゲームの中での恋愛・結婚も、オタク趣味っぽくて気持ち悪かった。

 音楽も 「単純明快・勇壮な冒険」 から 「哀愁を帯びた孤独な自分探しの旅」 というイメージへ。思春期以後に成長したファン層向けであると同時に、仮想敵国がつぶれて勧善懲悪が成り立たなくなった冷戦終結の時代変化を痛感しました。


  ☆★ 第5位! 『4/導かれし者たち』 ☆★
 コンピューターが自動で戦ってくれる 「AI 戦闘」 が売りだったが、逆に自分で戦術を選べなくなったのだから本末転倒だ。 物語の軸となるべき 「悪の大魔王」 の存在感が希薄だったこともあり、言うことを聞かない仲間にあきれて 「最大の敵は味方」 と苦笑い。
 それでもなんとか折り合いを付けて、当時はずいぶん熱中しました。とくに個性的な8人の仲間がそれぞれの物語を経て、最終章で集結する話法はシリーズの白眉。「導かれし○○者たち」 というフレーズもあちこちで模倣されてましたね。
 のちに 「AI戦闘」 の不備を改善したPS2リメイク版もやってみたが、これが意外とおもしろくなくて印象に残っていない。


  ☆★ 第6位! 『1』 ☆★
 ぼくの初プレイはすでに 「5」 発売後ごろ。なにぶんファミコン最初期の作品なので、グラフィックのチープ度は驚くべきものがあった。ただし決して 「お粗末」 とか 「つまらない」と言うわけではなく、これは時代だから仕方ないところ。スーパーファミコンでのリメイク作はちゃんと改善されていて楽しめました。
 なにより伝説の名作 『Ⅲ』 から 「そして伝説へ」 と言われているのだから、それだけこの第1作が記した足跡は大きいというもの。まさに 『Ⅰ』 あってのドラクエ。…イチローから尊敬されている田尾安志さんみたいなものか(いや田尾さんはそうでなくても立派な方ですが)。


  ☆★ 第7位! 『8/空と海と大地と呪われた姫君』 ☆★
 従来の俯瞰目線から主人公目線へ。賛否両論あるだろうが、確かなのは冒険世界の 「視野」 が狭まったこと。
 戦闘アクションやムービー部分は派手でキャッチー(そして冗長)になったが、肝心の物語や言語センスがおそろしく陳腐でスケールが小さい。おそらく原作者の堀井雄二さんではなく、若い作家の筆なんだろう。
 中高生なら共感できるだろうし、それは正しい方向かもしれないが、しょせんは学生の卒業制作レベル。ぼくはもうドラクエ卒業だ。


  ☆★ 最下位! 『7/エデンの戦士』 ☆★
 煩雑きわまりないゲームシステム(「職歴」やセーブ・移動制限)。作者・堀井氏の悪意としか思えないアンフェアなストーリー展開 (メンバーが勝手に離脱するなど実に予定調和的な露悪趣味)。終盤は長大すぎた物語が完全に破たん (「再封印」 ってめんどくせえなあ)…。身の程知らずで娯楽として最低。
 ひとつ褒めるなら、個々のエピソードは大人の歯ごたえがあったこと。戦闘なし、ストーリーだけで進む 「グリンフレークの町」 などは新鮮だった。ただし!肝心の骨子がまったくないのだからフニャフニャのお粗末 (結局主人公は「誰になった」の? 物語中の謎をひとつでも解き明かしてくれ)。

 こんなのに大枚はたくのがバカバカしくなった (このためだけにPS2本体を買った) ので、次作 「Ⅷ」 は中古の最安値 (1200円) で暇つぶし程度に買いました。
 でも 「Ⅷ」 もバカバカしかったので、結論としてはもうドラクエ卒業です。堀井さん、鳥山さん、すぎやまさん、長い間ありがとう。たまにスーファミを引っぱり出して、細々と旧作で遊びます。

 
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