【欧州&世界映画】 2009.01.29 (Thu)

映画館で『アラビアのロレンス』!


 イギリスの映画監督 デヴィッド・リーン (1908-1991)の生誕100周年を記念して、東京新宿の映画館で 『アラビアのロレンス (1962米英)』 を上映している。
 アラブの独立に奔走し、数々の伝説を残したイギリス軍将校トーマス・E・ロレンスの数奇な半生を描く歴史大作。

  映画史上でも別格、別次元。もはや作品自体が聖像<イコン>であり宗教だ。

 命がけで救った命を自らの手で奪い、命がけの功績も政治の前に吹き消されていく運命の残酷。そこにあるのは 「英雄」 と呼ばれた男の虚と実であり、さらにはそんな一個の人間の強さ弱さなど、簡単に飲み込んでしまう砂漠と歴史。
 真実の砂漠は、「美しく」 「心が洗われる」 ほど甘くはない。人間の力など無に等しい不毛の絶望感から、あまたの宗教が生まれたという説もうなずけるというものだ。

 そして、スクリーンの上9割が空、下1割に地平線、その真ん中にようやく現れる小さな黒い点・・・。すべての日常の現実を忘れされる、あまりに圧倒的な映像力。
 まさに永遠の不朽。
 じつは映画館の大スクリーンで観るのは初めて。 公開当時の衝撃や興奮はさすがに知るべくもないが、ひとつの芸術分野の最高到達点をこうして追体験できたことは、この上ない幸福な感動であった。

 ⇒アカデミー作品賞『アラビアのロレンス』記事へ

 
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【ぐるめ…?】 2009.01.26 (Mon)

ミートソース・バカ一代

 
日曜は 「男のバカ料理」 の日。


テレビでギャル曽根ちゃんがスパゲティをおいしそうに食べていたので、

わが家もお昼はミートソースにしました。

ありあわせの食材でぐつぐつと。


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ぼく流ミートソースは、隠し味に 「お好み焼きソース」 を加えたコッテリ系。

「バカ料理」 とは裏腹に、あまく味わい深い極上ソースができあがりました。

天才シェフの辞書に手抜かりの文字はありません。


ところが、いざ麺を茹でようとペンネの袋を開けたところ、

袋が破けて中身をバラバラーっと飛び散らかしてしまいました。

あ~! ここでやっちまったか!


内容量500g中、じつに400gが床に。

あ~あ~あ~あ~。

せこせこ乾パスタを拾い集める後ろ姿は、何とみじめなものでしょう。



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すっかり威信が傷ついた自称天才シェフは、パスタをざっと洗って、そのまま湯だった鍋に

400gぜんぶ放りこみました。

熱湯で消毒されるので、死にはすまい…。


さらに何を思ったか、生き残りの100gも鍋にボーン。

食ったる。責任持って食ったる…。もう誰にも止められません。



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ドギャーン!

マンガみたいにフライパンからあふれ出す、てんこ盛りの赤い悪魔たち。

食ったりました。意外と食えました。うまうま。


でも結局、いつものバカめしです。

ぼくの脳みそは、自律神経と満腹中枢がどうかなっているんだと痛感しました。



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めでたしめでたし。

 
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【【未整理】 世界ブラボー日記】 2009.01.25 (Sun)

ゾマホンさんの『宇宙船地球号』

 『素敵な宇宙船地球号 (テレビ朝日) 』

 アフリカ出身のタレント、ゾマホンさん (「2代目そのまんま東」襲名だって!) が、母国ベナンの環境浄化に取り組む第2弾。
 汚染がすすむ水上都市にカキ殻浄水装置を設置したのが1年前。その後どうなっているか気になっていましたが、なんと今回、浮草≪ホテイアオイ≫が大繁殖していました。

 ホテイアオイそのものには優れた浄水力がありますが (うちのメダカ水槽でも実証済み)、繁殖力が強すぎるので水面を覆いつくしてしまい、かえって環境を悪化させるのです。もともと繁殖しやすい土地柄なんだとか。

 今回番組を見て強く思ったのは、現地の住民はやる気あるのかなあ、ということ。カキ殻浄水装置がホテイアオイで埋まっても掃除ひとつしない。そもそものゴミ捨てをやめない。
 教育や気質の差もあるでしょうが、どこまで危機意識を持っているのか。先進国の技術支援に甘えていないか? 30分の番組からは、熱い熱いゾマホンさんの奮闘とは裏腹に、彼らの熱意が伝わってこなかった。

 日本人が海外に出向いて問題を解決しようというテレビ番組はたくさんあり、それらはとても興味深いのですが、テレビ映りのいい最新技術だけ与えて「めでたし」ではなく、まずは住民の意識改革から始めるような地道なプロセスを取ってほしい。またそれができる場所を選んでほしい。
 そういう人間本位の番組づくりをしてこそ、「第2、第3弾が見たい」 と人気シリーズにつながっていくのではないだろうか。

 この番組はそのへんもわきまえている、と信頼したい。熱い熱いゾマホンさんの説得は今回も熱く、そしてひたすら熱かった。現地住民にも意識改革の兆し、と語られていたが、それが本物かどうか。来年あたりの 「第3弾」 に期待しています。
 

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【エンタメ&テレビ】 2009.01.24 (Sat)

『家政婦は見た!』 第1作を見た!

 
お昼の休憩中に何気なくテレビをつけたら、えらく年季の入ったドラマを再放送していました。

そこには市原悦子さん。今より30歳くらい若い!


テレビ欄を確認したら、「松本清張」 原作 の土曜ワイド劇場 『熱い空気・家政婦は見た!』

もしや…と思って調べたら、やはり 『家政婦は見た!』 の第1作でした ('83年、テレ朝・大映)。

いそいでビデオに録画して、家に持って帰りました。


第1作目の市原悦子さんは、(コメディ・タッチながら) 一家の妻をそそのかし、夫をそそのかし、

あげくの果てに、坊やをそそのかして邪魔な祖母を口封じ (あわや焼死!?) させるなど、

派遣先の上流家庭を崩壊させてケタケタ喜んでいる、とーんでもない魔性のオンナでした。


「フン! アタシがこの指でチョッと突っつけば・・・・ガ~タガタなんだから…!」


すげー。 作ったのは・・・あの 「大映テレビ」 ですか!


「権力者の不正を暴く庶民の味方」 に変わるのは、後にシリーズ化してからなんだとか。

でも、シェイクスピアのイアーゴーのような魔性の悦子、かっこよかった!

日本がおしなべて豊かになった1983年。 その前の時代、「金持ち」 イコール即 「敵」とみなして

攻撃もいとわなかった時代の名残り、最後の一矢だったのでしょうか。


この人気シリーズは先日終了したばかりらしいのですが、再び格差が広がりつつある今、

原点回帰の過激派?家政婦、深夜枠か何かでこっそり見てみたいです。

 
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【 実録!ことわざ辞典】 2009.01.22 (Thu)

邯鄲の夢 【かんたんのゆめ】

 

 邯鄲の夢 【かんたんのゆめ】
人生の浮き沈みは夢のようにはかないこと。
中国の古都・邯鄲。ある旅人が波乱の生涯を送る夢を見るが、目覚めたとき火にかけていた鍋はまだ煮立ってもいなかった…。「一炊の夢」 とも言う。『枕中記』 より。



きのう、『ロンドン・ハーツ』 をボケーっと見ていたら、こたつの中でウトウト眠ってしまいました。

夢の中でぼくは、ブルース・リーみたいに殺し屋だらけの塔で戦っていました。

あちょー。

ハッと目が覚めたら、ロンブー淳はまだ 「許せない女」 のタイプを延々しゃべっていました…。


おかげで夜、眠れなくなったので、これ幸いにとオバマ大統領の就任式を見ました。

新しい時代の幕開けです。

しかし同時に、全世界を混乱に陥れたブッシュの 「負の遺産」 を受け継ぐ、厳しい現実のはじまり。

ホワイト・ハウスへ向かう彼の一歩一歩は、熱い夢から覚めていく一歩にほかなりません。


それでも、無能な指導者を戴く一国民としては、たとえ夢であっても夢を託したくなるような、

若くたくましいリーダーの姿がとても輝いて見えました。


次は我々のパワーが試される番です。

しかしその前に、今日のぼくは睡眠不足でヘロヘロでした。

立てよ国民! ぼくは寝ます。

 
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【【未整理】 世界ブラボー日記】 2009.01.18 (Sun)

めざせ、次の大河!

 
先日、裏青山の美容院に行ってきました。

おかげさまで、妻夫木聡くらいかっこよくなりました。


で、大河ドラマの主役きどりで店を出て、お見送りの店員さんたちに笑顔をふりまきながら、

自転車のペダルを踏んだら、通りがかりのおばちゃんをひいてしまいました。

ひー!


せっかくツマブキになったのに、ぶつかったショックで

おばちゃんに入れ替わってしまうかと思いました。

いやだ~、来年こそ大河はボクちんなのに~!


…なんて言っとる場合じゃありません。

ホントすいませんでした。ケガがなくて何より。

自称ツマブキ、頭丸めて反省します。



さっぱりした頭に冬の風はこたえますが、気分だけは一足早く春。

このまま代々木のNHKまで飛ばしてみるかな…?
 
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【京都・奈良&和ふう】 2009.01.14 (Wed)

京都大原、冬

 
冬の京都大原に行ってきました。

子供のころ連れて来られたことがあるそうですが、まったく記憶にないまま今日まで。

あったかいお茶とささやかな旅情を胸に、バスに揺られること小1時間…。


京都大原とくれば、何といっても ≪三千院≫ でしょう。

折からの雪も残って情趣をそそります。

思った以上の広さの境内には、仏像あり苔庭ありと、さすがの見どころ。(毎度写真なし)


そしてお隣は、竹林の豪放な生命感に圧倒された≪宝泉院≫。

再建された ≪寂光院≫ に、3大如来の仏像を蔵めた ≪来迎院≫ なども…。


それぞれの参道こそ小ざっぱりとしたお店で整備されていましたが、

ひとたび目抜き通りを外れたら、どこか懐かしい冬の田んぼが広がっていました。

想像していたとおりの、侘びれ寂びれた山里の風情。


子供じぶんに印象に残っていないのも当然かもしれません。

変わることのない、そして余計なものが何もない自然体の風景は、

訪れた人の 「想い」 を加えてはじめて熱を放つというもの。


春でも秋でもない、冬の大原だからこそ、そんなことに気付かせてくれました。

 
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【エンタメ&テレビ】 2009.01.07 (Wed)

ウィーン・フィルのニューイヤー・コンサート'09

 
年末年始のテレビ日記③ 『ウィーン・フィル・ニューイヤー・コンサート』 (1/1 NHK)


今年の指揮者は御大ダニエル・バレンボイム。初登場とは意外でした。

このコンサートは新年のお祭りみたいなものなので、けっして本気モードではなかったけど、

バレンボイムといえば、華美すぎないロマンをたたえた、骨太で雄々しい演奏が持ち味。


どうか、今からでもベルリン・フィルの監督になってほしい!

「世界戦略」 の名のもと、すっかりドイツ色が抜けて無個性になってしまった今のベルリン・フィル。

その失われた 「らしさ」 を一番引き出してくれるのがバレンボイム。

あのフルトヴェングラーやカラヤンの興奮を蘇らせてくれるのは彼だけです。


むしろ彼じゃない理由を聞きたいくらい。単に諸事情の折り合いがつかなかったから?

それとも火中のユダヤの栗を拾いたくないから?…などとあれこれ勘ぐったりしています。


で、再びこのコンサート。

ある曲中での、楽団員がひとりずつ退席していくお遊びは、いったい何の意味があったんだろう?

始めのほうを見逃していたので、頭の中は 「??」 の連続。

ハイドンの交響曲 『告別』 に引っかけたギャグだと分かったのは、翌日のニュースでのこと。

だってハイドンなんかほとんど (まったく) 聴かないもん。

違った意味で、そのシーンだけ妙に印象に残りました。
 

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【エンタメ&テレビ】 2009.01.06 (Tue)

タツノコ・プロのガッチャマン

 
年末年始のテレビ日記② 『科学忍者隊ガッチャマン(再)』 (12/31 東京MX)


「タツノコ」 アニメ独特の、バタくさい顔立ちと端正な肉体美・・・

作曲・小林亜星、歌・子門真人による血わき肉おどる主題歌 (あのホーンのイントロ!)・・・


ガッチャマンは何十年たってもかっこいい!


故・吉田竜夫以下、天才的なクリエーターたちの少数精鋭で一時代を築いた≪竜の子プロ≫。

大会社にはない自由で柔軟な作品づくりが、歴史に残る傑作群を支えていたのだとか。


いつも懐かしのアニメをたくさん再放送してくれる関東ローカルの各局ですが、

東京MXではこの 『ガッチャマン』 から 『新造人間キャシャーン』 に 『みなしごハッチ』 と、

往年のタツノコ作品が大挙スタート!

聞けば 『ヤッターマン』 が映画化されるらしいので、その関連でしょうか。

昔の遺産で食いつないでいる今のタツノコさんが、ちょっと可哀想にすら思えてきました。


  ≪しつもんコーナー≫
 科学忍者隊の指揮官である 「南部孝三郎」 博士は、先日ノーベル物理学賞を受賞した 「南部陽一郎」 さんからの命名…という説を聞きました。南部さんは1972年当時から著名な科学者だったのでしょうが、本当かなぁ?? 都市伝説っぽいなぁ。
 ※「ナンブ式拳銃」を開発した 「南部麒次郎」 由来という説も発見。ミリタリー・マニアには知られた名前らしいので、どちらかと言えばこっちっぽい。
 

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【エンタメ&テレビ】 2009.01.05 (Mon)

『ガイアの夜明け』 年末sp

 
年末年始のテレビ日記① 『ガイアの夜明け』 (12/30 テレビ東京)


難題を抱える世界の国々を救おうと立ち上がった、日本の技術者を紹介する年末スペシャル。

「浄水剤」 「生ゴミ処理器」 「地雷除去工機」 の3つに密着。

それぞれ立派な技術、信念をお持ちの方々ばかりでしたが、技術さえ一流なら、世界で通用する!

…ほど世界は甘くありません。

ビジネスとして生活基盤として成功・定着するか、見事に明暗が分かれていたのが印象的でした。


そんな中でも、インドネシアでの 「家庭用生ゴミ処理器(コンポスト)」 の試みは素晴らしかった。

シンプルでカネがかからず、処理後の土は肥料としてカネになる…。

住民も行政も、援助する技術者も高負担にならず、かつ 「その気」 にさせるような社会システムづくり。


「カネのためではない」 という金持ち日本人の高潔な志も、ひっ迫した現地の人々には空論でしかありません。

採算度外視、行き当たりばったり、相手の誠意だのみではない、

総合的・多角的な視野が必要なのです。


かつての 「生ゴミの街」 は緑とレンガ舗道で整備され、

うらやましいくらい小洒落た住宅街になっていたのにはまったく驚かされました。
 

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