【 実録!ことわざ辞典】 2007.09.28 (Fri)

情けは人のためならず 【なさけはひとのためならず】

 

 情けは人のためならず 【なさけはひとのためならず】
人に情けをかければ、いずれ自分にもその恩恵がめぐってくる。決して他人のためだけではない。
(なお、「その人のためにならないから、情けをかけない方がよい」という解釈は間違い。)



帰宅の途中、そばを歩いていた女の人が、ヒールを折ってしまいました。

ちょうどぼくは、近くに靴屋さんを知っていたので、そっと教えてあげて立ち去りました。

相手は恥ずかしそうにうろたえていたので、あくまでさりげなく。


人に親切すると気持ちがいいものです。

少しいい気分で電車に乗ったら、隣に立っていた別の女性のヒールで足を踏まれました。

上斜めの角度からくりくりっと。

痛くはなかったけど、このクツ高っいんだぞ~!

でも、相手は申し訳なさそうに平謝りしていたので、あくまでさりげなく…


…って、ぜんぜんめぐってきてないじゃん。

まぁ、人生ってこんなもんです。

 
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【【未整理】 世界ブラボー日記】 2007.09.26 (Wed)

ブレイキーおやじとジャズ・メッセンジャーズ一家


アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズのライブ盤をよく聴いています。

彼らの演奏は、スタジオ録音よりライブのほうが絶対おもしろい!


偉大な「おやっさん」アート・ブレイキーが暴れたおす怒涛のドラムはもちろん、

ジャズ・メッセンジャーズが生んだ天才児リー・モーガンの輝くようなトランペットが大好き。

恍惚の「お口ぽか~ん」で叩きまくるおやじと、ナイナイ岡村似のとっちゃん坊やのコンビは、

さしずめ“ジャズ界のバカボン親子”。でもそれくらい、ぶっ飛び度数がハンパじゃない。


彼らの代表曲となった 『モーニン』(今もNHK『美の壺』のOp曲で使われていますね)、

『パリ・オリンピア・コンサート1958』でのモーガンの「ピャー!ピャー!」がたまりません。

また、『パリのジャム・セッション』('59)内の名曲 『チュニジアの夜』では、“親子”で大熱狂のバカ騒ぎ。

素敵すぎます。


音楽監督にして人事部長役のべニー・ゴルソン(sax)をしっかり者の長男坊とするなら、

『モーニン』 を作曲したボビー・ティモンズ(piano)はちょっと不良の次男坊。

頼もしい父ちゃん兄ちゃんに見守られ、末っ子モーガンは奔放な天才ぶりを発揮しています。


新人の登竜門としても知られたジャズ・メッセンジャーズ。後にウェイン・ショーター

キース・ジャレットウィントン・マルサリスなどもここからスターになりましたが、

やっぱり'50年代黄金のファミリーにはかないません。
 
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【  ゴーヤ絵にっき】 2007.09.22 (Sat)

Episode14:ゴーヤの逆襲


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ベランダ栽培のゴーヤ、9月に入っても収穫が止まりません。

ゴーヤ1日1本、さすがに飽きてきました。

こういう時こそ、友人知人におすそわけ。

「飽きた」なんておくびにも出さず、恩着せがましく渡すのが、ぼくのイヤラシイところです。


ベランダでは収穫のチャンスを逃し、赤&黄色く熟しすぎてしまったものも出てきました。

ぐじゅぐじゅで食べる気しないので、来年用の“種”を育てるため、そのまま放置しておきます。


残暑と人工肥料のおかげで、もう少し収穫が続くでしょう。

おそるべし、ゴーヤの繁殖力。ぼくは今、ゴーヤ・ベイダーの暗黒面に引きずりこまれそうです。



12 ゴーヤの逆襲・特別編
「パパだよ」 「ノォォー!」

 
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【【未整理】 世界ブラボー日記】 2007.09.21 (Fri)

はじめての文楽

はじめて人形浄瑠璃“文楽”を観にいきました。(吉田玉男一周忌追善、国立劇場9月文楽公演)

演目は 『菅原伝授手習鑑』(すがわらでんじゅてならいかがみ)。

菅原道真の大宰府左遷を描く大作。今回はそのうち前半部分を、ハイライトで上演なのだそうです。


本当なら、事前にじっくり予習しておきたかったのですが、時間がなくて一夜漬け。

でも、それならそれでとばかり、新鮮な気持ちで自由に楽しみました。


人形は、表情より何より手の動きにおどろき。月並みですが、まるで生きているかのよう。

しかもそれを、しれっとした顔で平然とあやつる人形遣いの名人芸に感心しました。


一方で、「文楽は人形より義太夫(歌)がメイン」というツウの見かたにも、なるほど納得。

クライマックス、道真とその娘・苅屋姫の別れを描く、有名な 『道明寺』の場面では、力強い節回しに圧倒。

胸元を鷲づかみにされ、えぐられるような迫力。そんな太夫の熱演に釘づけになる瞬間も。



4時間超の長丁場なので、分からない所はジャンジャン飛ばし、とにかく疲れないよう心がけたので、

初心者でもおおいに楽しめました。


最近、歌舞伎など古典芸能が好きになりかけているので、今日はその第1歩。

この公演で1周忌を追善された伝説の人形遣い吉田玉男さんの映像資料、さっそく探してみることにします。
 
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【ごあいさつ'06-'08】 2007.09.18 (Tue)

敬老の日に寄せて

 
町の公園には、よく一本丸太の橋がかかっていますね。

天気のいい休日、ぼくも子供に戻って近所の公園で遊びました。


ところが、器用にヒョイヒョイ飛び回っていたら、思わず足を踏み外してしまいました。

そのまま両脚で丸太をはさむように着地。


ぼくの脚があと5センチ短ければ、ドリフのコントのように「チ~ン!」となるところでした。

カトちゃんやしむけんのように、寄り目になって悶絶するところでした。


・・・お父さんお母さん、ぼくを長い脚に産んでくれてありがとう。

できればオーランド・ブルームみたいな顔に産んでくれたら、もっとありがたかったです。

 
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【この本!】 2007.09.17 (Mon)

思春期のサロメ

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旧約聖書の世界を自由な発想で脚色した、鬼才オスカー・ワイルドの戯曲 『サロメ』。(1891年)


美しき預言者ヨカナーンに愛を拒まれ、その生首を召してくちづけした倒錯の王女サロメ。

退廃的なO・ワイルドの世紀末ワールドは大好きなのだが、この作品はむしろA・ビアズリーの挿絵に惹かれた。(写真右)

「ヨカナーン、あたしはお前に口づけしたよ」

のたうつ黒髪、ゆがんだ唇・・・。なんと、おぞましく醜悪な美か。


ワイルドの戯曲に先立つこと15年、G・モローの絵画も強烈に印象に残っている。(写真左)

子供の頃に美術展で見て、全裸で踊るサロメのエロティシズムに、ひとり胸が熱くなったものだ。



岩波文庫の福田恆存訳は、王女サロメがアバズレっぽくてイメージに合わなかった。

でも「初めての情欲にかられた無垢の少女」なら、ありかもしれない。

少女から女へ。これがサロメにとって、はじめての愛の表現だったのだろう。

しかし彼女が育った世界、手本とした大人たちは、あまりに汚れすぎていた。


文学史上でも指折りの妖婦・悪女として有名なサロメだが、

醜く乱れたその親たちからの目線で見ると、あまりに無垢だったサロメが哀れでならない。

 
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【【未整理】 世界ブラボー日記】 2007.09.14 (Fri)

ティータイムざます

ひさしぶりに温かい紅茶をいれました。

夏の間ほったらかしにされていた茶葉は、だいぶ香りが落ちていましたが、残りすこしなので我慢。


お茶うけは、資生堂パーラーで買ってきた「花椿ビスケット」。

資生堂の「花椿」のロゴマークをかたどった缶の容器にひかれて買ってきたものです。(ようさんのブログ参考↓)

早速さくさく。

うまいっちゃうまいのですが、お目当てはカンカンなので特に感慨なし。


ちゅるちゅる、さくさく。

カンカンには、なに入れようかな?

さくさく、ちゅるちゅる…。

気のせいか安っぽいけど、これこそ子供の頃にあこがれた、いいとこのティータイムです。


もうすぐヒマになる安倍くん呼んだら来るかな?
 
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【全世界音楽】 2007.09.13 (Thu)

ディスコでゴゴゴー

 
関東ローカルTV局で深夜、「ディスコCD」 の通販番組をよくやっています。

買いはしないけど何気なく見ているうち、1970年代のディスコ音楽に妙にハマってしまいました。

  「じん、じん、ジンギスカン~♪」
  「ザッツ・ザ・ウェイ、アハ、アハ♪」
  「ドゥ・ザ・ハッスル!(♪ぴょっぴょっぴょっぴょ・・・)」


知ってる知ってる!

キュートでポップな、ボーイズ・タウン・ギャングの 『君の瞳に恋してる』

(Can't Take My Eyes Off You) にも、ぐっときます。


でもやっぱり、ディスコといえばアース・ウィンド&ファイアー(EW&F)!!

ディスコ界のファラオ。歌う太陽系。ソウル三十三間堂。


『セプテンバー』 『宇宙のファンタジー』 『レッツ・グルーヴ』 『ゲッタウェイ』・・・、名曲は数あれど、

一番好きな 『ブギー・ワンダーランド』 は、手持ちのCDから取り込んで何度も何度も聴いています。

この通販番組でも映像が紹介されていました。


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「だんすっ! ブギ・ワンダーラ~ン♪ ハッ、ハッ、だんっ!」


                     
リーダーでメイン・ボーカルのモーリス・ホワイト、よくよく見るとおっさんくさい動きだけど、

何ともいえない味があってかっこいい。

ディスコ界のいかりや長介。歌うレツゴー長作。ファンクなアムロ・レイ。


アフロ・ヘアーは永遠のあこがれです。

今夜もオールナイトでのりのりだぜ。


いまいちデスコ用語を使いこなせていないのは、気にしないでください。

 
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【ごあいさつ'06-'08】 2007.09.09 (Sun)

最後のプール

 
台風一過でよく晴れた今日、たぶん今年最後のプールに行ってきました。

都内の某ホテルのプール。


あづい~!


気分は焼きサンマ。

でも大好きな夏が戻ってきてくれて、うれしい。



久々の真夏日の週末とあって、プールは少し混んでいました。

とくにジャブジャブ泳ぐわけでもなく、太陽がいっぱいのプールサイドでだだ寝。

気分はアラン・ドロンかサルコジ大統領。

焼きサンマは地中海風になりました。


お店に出したら、ひとパックいくらで売れるでしょうか?

こんがり火も通ったし、甘いお酒を引っかけてマリネにしたので、保存はきくと思います。



とにもかくにも、たぶんこれでぼくの夏はおしまい。

はやく夏がこないかなぁ・・・!

 
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【日本映画】 2007.09.07 (Fri)

黒澤明 『羅生門』

 シリーズ宮川一夫③/黒澤明監督 『羅生門』

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 日本映画史を代表する名作とされる黒澤明監督の 『羅生門』

 あいつぐ戦乱で荒れ果てた京の都。
 ある殺人事件をめぐる、四者四様のエゴに満ちた証言。
 はからずも暴かれていく人間の醜さ、あさましさ・・・。


 ぼくは本作を観るにつけ、ストーリー同様、作品への思いが二転三転してしまう複雑な気持ちになります。



 1.ある宮川一夫ファンの感想                                        

 特筆すべきは、日本映画史上最高の撮影カメラマン宮川一夫によるモノクロ映像の力。
 ギラついた白黒のコントラストが生々しく強烈。彼が残した伝説的な名アイディアの数々も有名だ(下記)。 後の傑作 『用心棒』 でも黒澤と組む宮川だが、黒澤も認めたとおり本作のMVPは間違いなく宮川だろう。 (宮川はヴェネチア金賞の「ごほうび」として、作中の羅生門の看板を譲り受けたのだとか。)



 2.(巫女の口を借りたる)公開当時の日本人の感想                          

 しかし公開当時の日本では、中間色をはぶいた白黒両極端の映像は、「戦前風で時代おくれ」と思われたとか。
 黒澤と宮川はあえて 「戦前ふう」 の懐古趣味を狙ったのだそうだが、敗戦からわずか5年、世間の 「戦前アレルギー」 は相当なものだったことは想像に難くない。
 また、黒澤作品の常として録音音声は最悪だし、深いとされる人間ドラマも、見せ方は斬新だけど娯楽ミステリーの範囲内。
 外国人や現代日本人にはどうあれ、時代劇には目が肥えた当時の観客から支持されなかったのも、いま冷静に見れば理解できます。



 3.ある「アンチ羅生門」派の苦言                                      

 さらに言えば、日本映画初の“ヴェネチア映画祭・金獅子賞”という肩書きが独り歩きしすぎ。
 黒澤その人や日本映画が「国際映画賞コンプレックス」に染まってしまう第1歩になってしまった。



 4.ある『羅生門』ファンが出した結論                                   

 とはいえ、黒澤・宮川らの優れた手腕は、今さらおとしめられるものでもない。高いレベルで評価されるべき作品であることは間違いないでしょう。
 『羅生門』 は、日本映画が 「崇高な芸術」 と認められた最初の作品だが、むしろ作り手たちの 「等身大の職人技」 を愛でてあげたい・・・
 ・・・いや、もっと肩の力を抜いて娯楽ミステリーとして楽しみたい。そうあってほしい映画です。



 『羅生門 (1950大映)』

 監督/黒澤明
 脚本/黒澤明、橋本忍
 原作/芥川龍之介 『藪の中』 『羅生門』
 撮影/宮川一夫
 音楽/早坂文雄

 主演/三船敏郎、京マチ子、森雅之、志村喬

 ≪あらすじ≫
 相次ぐ戦乱で荒廃した京の都・羅生門。ひとりの木こり(志村)が、謎に満ちたある殺人事件の経緯を語りだす――
 ――名うての盗賊・多襄丸(三船)は、旅の侍夫婦・真砂(京)の美しさに魅かれ、その夫・武弘(森)を殺して真砂をものにする。しかし裁きの場で、多襄丸、真砂、さらに霊媒師を介した武弘の霊の証言はことごとく食い違いをみせる。
 それぞれが自身を美化し、都合のいいように語られる証言。果たして事件の真相はどこにあるのか?

 ≪みどころ≫
 ひとつの物語を、登場人物の証言ごとに異なる演技とストーリーで再構成する手法は、「ラショウモン・スタイル」などと呼ばれている。
 太陽光を直接カメラに収めたり、森の中をカメラが縦横無尽に動いたり、雨に墨汁を混ぜたりと、黒澤の要求をさらに膨らませて具体化した名カメラマン・宮川一夫の伝説的アイディアが光る。




 5.ある芥川ファンの感想                                           

 芥川の原作 『藪の中』 にはない、4人目きこりの視点が新たに加えられた。おおむねこれが真相と見ていいだろう。(ただし、そこでも木こりのエゴが暴かれるが・・・。)
 そのエゴを贖罪するラストシーンが理想主義的すぎるという声もあるが、本編の話法が凝りに凝っているだけに、これ以上 奇をてらう必要はないと思う。
 丸くおさまって良し、くらいでいい。それよりこのラスト、宮川の完璧なカメラワークに刮目あれ!


 
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