【この本!】 2007.06.19 (Tue)

ボケっぱなしのカフカ

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フランツ・カフカの不条理小説 『変身』(1912年)が、大大大好きです。


「ある朝、グレーゴル・ザムザが目覚めると、自分が巨大な毒虫の姿に変わっているのを発見した・・・」


そんなインパクトたっぷりに始まるこの物語、悲劇のヒーロー ザムザは、すっかり困ってしまいます。

だんご虫っぽい体になったので、ベッドからうまく起き上がれないのです!


や、やばいです。会社に遅刻してしまいます。つまらん仕事ですが、クビにされたら大変です。

・・・いや、いざとなったら、こっちから辞表を叩きつけてやる!

って、このザムザ、なかなかの漢(おとこ)ですね。


・・・それにしても、あぁ、もどかしい体! こうなるなら、もうちょっと早く起きたのに!

  目覚まし時計、ちゃんと鳴ったのォ!? 新しいの買おうかな・・・。


ザムザ、今度は逆ギレです。


そうこうしているうちに、心配した家族がドアをノックしてきました。

・・・んあ? す、すぐ起きるから、だいじょぶだいじょぶ!

あげくの果てに、会社の上司まで押しかけてきました。

・・・い、いえ、無断欠勤じゃないです! すぐ出社しますから!

ザムザ、必死に弁解しますが、ドアを叩く音は鳴りやみません。


いそがしい朝、分かっていることを急かされると、ザムザさんならずとも腹立ちますよね。

・・・もう、うるさいなぁ! 足がうじゃうじゃしてるから、ドア開けられないんだって!

ザムザさんがご機嫌を損ねないよう、みんなも応援しよう! がんばれ、がんばれ、ザームーザ!

・・・はいはい、いま開けますからね~。よ、よいしょっと・・・。みなさん、おはようござ・・・


「ぎゃ~!!」


・・・わっ、ごめんごめ…イテッ! ・・・お、オレだってば! ・・・イテッ!

・・・・・・

・・・





「お兄ちゃん、ごはん置いとくね~」

サンキュー、妹。


あれから1ヶ月。

ザムザさん、最近は窓辺にもたれかかって、物思いにふけるのが趣味なんだとか。男の哀愁っすね。


・・・あっ、母ちゃん、家具を取っ払ってくれたのはうれしいけど、壁の絵だけは持ってかないで!

  オレのリア・ディゾンちゃん、持ってかないで~!

  リィィアァァァ・・・!!



・・・果たして、グレーゴル・ザムザの運命やいかに!?


つづく。



・・・以上、今夜の「あらすじで読む名作」は、カフカの 『変身』 をお贈りいたしました。

ずっとこんな調子です。

この際、「てか、虫ヤバくね?」というツッコミは無しにしましょう。

たぶん、松本人志監督作品よりおもしろいと思います。

 
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【ごあいさつ'06-'08】 2007.06.17 (Sun)

ガラスの足

 
足の裏が痛いです。

底のうす~い、外国のホテルで履くようなスリッパ靴で、あちこち動き回ったせい。

「アスファルトはヒザに悪い」 とよく言いますが、足の裏をいためるとは思わなかった。

骨がキリキリする感じです。


もちろん、深刻なものじゃないので、ご心配なく。

ツラの皮は厚いつもりでしたが、足の皮はガラスの10代だったようです。


 
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【エンタメ&テレビ】 2007.06.12 (Tue)

星飛雄馬が愛したヒト

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「はぁっ! ねんざした足につっかえ棒を…! なんという舞台への執念!」


「♪あいらびゅ、あいらびゅ、ふぉればも
  あいらびゅ、あいらびゅ、ふぉればも♪」


いま、このあまりにもマニアックすぎる怪曲が、耳にこびりついて離れません。


オーロラ三人娘 『クールな恋』


アニメ 『巨人の星』 に登場する人気アイドルのうた。

今では、日テレ 『中井正広のブラックバラエティ』 のOp 曲として知られているかも。


「♪Oh it isn't cool today~
  ''Baby please don`t run away~♪」
 (英語パートはこう言っているらしい)


吐息まじりのぶっきらぼうなボーカルは、まだ許せます。

曲自体も、もとはグループ・サウンズのものだという、まぁよくあるポップス。


それよりバック・コーラスのふたりが怖い!

機械人形のように心のないステップ。超音波に近い奇怪な 「シャララララ」 の叫び…いやコーラス。

何年か前に 『アニメ名場面』 みたいな番組で知って、思わず身の毛がよだちました。


でも、ビデオに撮っておいたのが運のつき、CD買ってしまったのが転落のはじまり。

怖いものみたさで何度も聴いているうち・・・ぼくもモーレツに愛してしまったのです!


この熱唱に涙する、われらが星飛雄馬くんの姿にも心を打たれました。腹をかかえて笑いました。

すごすぎる アニメ 『巨人の星』 の過剰演出。いちど本編を見てみたい!(見たら信じねばならん!)


・・・飛雄馬くんの情熱や根性にはかなうべくもない、現代モヤシっ子のぼくですが、

思いあまって、シブすぎる懐かしのアニメ・ソングばかり集めた音楽ファイルを作ってしまいました。

キューティーハニー/前川陽子(※ぜったいオリジナル前川版!)
魔女っ子メグちゃん/前川陽子
クールな恋(『巨人の星』)/オーロラ3人娘
力石徹のテーマ(『あしたのジョー』)/ヒデ夕木
妖怪人間ベム/ハニー・ナイツ
今日もどこかでデビルマン(おわりの歌)/土田敬三
ルパン三世その1(「ワルサーP38」)/チャーリー・コーセー
ワンダバ・コーラス(『帰ってきたウルトラマン』)
元祖天才バカボンの春(「♪41歳の春だから~」)/こおろぎ’73、コロムビアゆりかご会


ほんの一部。古いやつばっかりですが、この時代の歌ってカッコイイのだ。

ファンクなのだ。ソウルなのだ。

 
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【  ゴーヤ絵にっき】 2007.06.11 (Mon)

ゴーヤ、ヒゲがびろろん

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ベランダのゴーヤちゃん、発芽から1ヶ月がたちました。

天井から張ったネットに、細いヒゲを巻きつけています。今ちょうど腰の高さくらい。

ほっとけばゆうに上階まで達するので、低空をジグザグに誘導して這わせています。


ゴーヤも人生も、曲がりくねったでこぼこ道。

明日は晴れるか、なみだ空。

花は咲くのか、おんな道。


・・・あ、1週間後くらいには、花が咲くかな?

ゴーヤの道は、けっこう楽ちんです。うらやましい。

 
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【ぐるめ…?】 2007.06.09 (Sat)

お茶っ葉でスモーク

 
鶏肉をたくさん買ってきたので、中華鍋で即席くん製をしました。

短時間で香りをつける程度ですが、味のバリエーションにはなります。


肉は塩をすりこんで干し、水分をよ~く飛ばします。(水分がたれてコゲたり、ただの蒸し焼きになってしまうので)

鍋、アルミホイル、チップ材、網、肉、フタ…とセットして、コゲない程度に数分間もくもく。


いつもは専用のスモーク・チップを使うのですが、今日は“緑茶の出がらし”で挑戦してみました。

貧乏クッキング、ここに極まれり。

お肉同様、お茶っ葉もよ~く乾燥させてからもくもく。


う~ん、まずまずの味と香り。

本格ものには遠く及びませんが、手軽にスモークの雰囲気を味わうには十分。

なにより大量の肉を腐らせたり、冷凍焼けさせる心配がありません。


明日の昼ごはん、細かく割いてカルボナーラに混ぜてみます。

カルボナーラの語源は「炭」。イタリアの炭焼き職人の組合で考案されたからとか何とか。

そんな、脈絡がありそうでないウンチクを思い出しながら、新たなスモーク材の発掘にはげんでみます。

 
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【【未整理】 世界ブラボー日記】 2007.06.08 (Fri)

レブロンの挑戦

 
'06-07 NBAファイナルが始まった。

サンアントニオ・スパーズ vs クリーヴランド・キャヴァリアーズ

最大の注目は、もちろんキャヴスの若き“キング” レブロン・ジェームズだろう。


「マイケル・ジョーダンの再来」との期待にたがわぬ獅子奮迅の活躍。

質・量ともに、おそろしいほどの万能&完成度。

なにより揺るぎない精神力。終盤の勝負強さは、頼れる大エースの証だ。


ただし過去、知る限りでは、個人の力だけで優勝したチームはない。

今のキャヴスには、縁の下の女房役も優勝経験のあるベテランもいない。


しかも相手は、ティム・ダンカン入団以来、9年間で3度の優勝を誇る巨象スパーズ。

昨季のヒート○ vs マヴス●のように、スター選手の勢いだけでは勝たせてくれないだろう。

経験からチーム力まで、その差は歴然。4タテだってありうる。

むしろ、勢いとはいえ、よくここまで登ってきたものだ。


…いま、録画しておいたファイナル第1戦を観ている途中だが、ぼくの心はすでに今オフの補強市場に飛んでいる。

キャヴス「最後のピース」は誰だろうか。とにかく、優勝経験のある兄貴分の存在は絶対条件だ。


そして高給取りのレブロンも、

「オレはCMとかで稼いでいるから、そんなに年俸いらない。そのぶんチームメイトに投資してやってくれ」

と、太っ腹を見せてほしい。


ジョーダンはそれに気が付いて、あの大王朝を築きあげた。
 

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【京都・奈良&和ふう】 2007.06.06 (Wed)

狂言 『釣狐』

 
週末のお昼、NHK教育の古典芸能番組を観ていたら、ちょっと魅かれる物語に出会いました。

狂言最大の難曲とされる 『釣狐(つりぎつね)』 という演目です。

猟師の罠により、一家をみなごろしにされた老キツネ。
彼は野蛮なことをやめるよう、法師に化けて猟師に忠告しに行きます。
猟師は表向きは法師の言に従いますが、こんな割のいい商売、やめるつもりはありません。

そうとも知らず、すっかり安心して帰路につく老キツネ、さっそく罠を見つけました。
罠には大好物のネズミの油揚げが・・・。
罠だと分かっています。家族を手にかけたカタキだと知っています。
しかし目の前の油揚げの誘惑には勝てず、老キツネは思わず飛びついてしまうのでした・・・。



・・・高名な法師の姿で、動物愛護や命の尊さをとくとくと教え諭す老キツネ。

ワナを前にして、家族の恨みを切々と訴えながら、ワナの構造を冷静に分析してみせる老キツネ。

しかし、「こうすればワナに引っかからずにすむに違いない」

と勝手で都合のいい解釈をして、けっきょく身を滅ぼす姿を描いています。


「分かっちゃいるけどやめられない」 ではすまされない人間の業、痛烈だなぁ・・・。

文明が進んだ何世紀になっても、人間も畜生も変わりはありません。


いま人類が抱えるさまざまな問題。人類が文明におぼれ、人間の本質を忘れかけたときこそ、

みずからの人間性によって破滅していくのかもしれません。


・・・ま、ボクちんはだいじょぶだけどねん♪

 
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【ごあいさつ'06-'08】 2007.06.03 (Sun)

逆ドラキュラ

 
ぼくは献血マニアです。

時間がめいっぱいあった今日も、ふらりと献血に行ってきました。


最近の献血ルームはすごいです。都会のオアシス。

各種ドリンクはもちろん、ハーゲンダッツにミスタードーナツの無料サービス。

施設によってはロッテリアのハンバーガーまで置いてあるのだとか。


もっとも、いい年こいてガッつくのはみっともないので、ささやかにミネラルウォーターだけでがまん。

18の頃なら飛びついていたのに…。あぁ、過ぎ去りし青春の日よ!


と、ムダに熱い血をたぎらせた本日は、「成分献血」にしました。

血液の一部だけを分離して採取するので、まるまる1時間じっくりと。

痛いのは どうという程でもありませんが、動けないので退屈で退屈でたまりません。


そんな「逆ドラキュラ」活動も、今回で通算50回を達成しました。

我ながらびっくり。吸われたねぇ。


帰りは献血後のお決まり、鶏レバーをお土産に買いました。大量500g。

さっそく、甘辛く炊いて玉子とじにしました。うまうま。

外では救急車のサイレンが鳴っています。本当は、この善意が使われずにすむのが一番なんでしょうね。

 
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